フォレスター内装パーツ7点塗装承ってます

先日到着しておりましたフォレスターのステアリングベゼル、ドアグリップ、コンソールオーナメント、パドルシフト、計7点です。こちらのオーナー様は現在ドアミラーの塗装をご依頼頂いている方でして、この度も当店をご贔屓頂きありがとうございます!

ドアグリップカバーは「艶あり黒」でご依頼頂いておりまして、ただ表面にはヘアーライン加工が施されていますので、こちらを「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった作業で平滑な下地を作ってから上塗りを行うようにします。

コンソールオーナメントも同じようにヘアーライン加工が施されていますので、こちらも同じように艶あり黒にします。クリアーは全て高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

パドルシフトについては以前同オーナー様よりご依頼頂いたスバルエンブレムの六連星部分と同じ「STANDOX リキッドシルバー」で、また「-」「+」の部分は既存の5mmから6mmに変更、こちらの色はスバル「チェリーレッド」で承っています。

ステアリングベゼルも艶あり黒に、また一部にSTIのロゴを同じくチェリーレッドで承っています。サイズはお任せとの事なので、実際にプリントアウトして丁度良いサイズを探してみる事にします。

パドルシフトはコネクターを外してそれぞれ単体の状態にしました。パドル自体は分解は出来ないので、以前行ったマツダアテンザの時のようにマスキングで対応します。

素地はツルツルとした艶消し仕上げなので、下地処理は軽い研磨=足付け処理のみを想定しています。

ネックなのは「-」と「+」の位置(角度!)で、これについては予めガイド用のシートを作製しておく事にします。

まずはデータを作製します。元のサイズは横幅5ミリで、これを6ミリに変更します。

太さによって見え方が違うので、それぞれ0.1mmずつ太さを変えた物を印刷し、良さそうな物を選びます。今回は上から二番目の6.0×0.9mmを採用する事にしました。

そのデータを基にマスキングシートをカットします。

透明なカッティングシート(塩ビシート)を貼り、マジックで輪郭をトレースし、「+」にカットしたシートを同じ位置に貼り付けます。

それを剥がすとこの様な感じになります。

同じようにして「-」も作成します。ちなみにマジックで描いた線は「内側のライン」を合わせているので(マジックペンの側面を使っているので)太さ自体は関係なく気にされないで大丈夫です。

本番ではこれを参考にして「+」と「-」を基の位置にスバルチェリーレッドで塗るようにします。

そしてSTIのロゴです。

元々貼ってあるのもオーナー様自ら縮小して頂いた物で、「サイズはお任せで」と承っていますので、これを基にしつつ各サイズを実際に合わせて確認します。

横幅を0.5mmずつ変えたロゴを8種類作成しました。

それぞれをカットし、実際に合わせて確認します。私的には基のサイズより1.5mm横幅を小さくしたこちらが良いかと考えました。

横幅25mmの物となります。

ネックなのはサイズが小さくなるとカッティングプロッターで切れなくなる事で、テスト的にカットしてみたところ問題無く出来たのでこちらを採用する事としました。

尚、通常であればベース色=今回の場合は黒を塗ってからロゴ=チェリーレッドを塗りますが、隠蔽力の問題からこの順番では綺麗に仕上がらないので(コート数が多くなってしまうので)、先にチェリーレッドを塗ってからSTIロゴのマスキングシートを貼り付け→黒を塗るようにして対応します。

スバル「チェリーレッド」については、以前作っておいた色板=カラーコード:651の物で確認したところ、同梱して頂いたステッカーと同じような色味でしたのでこちらを採用する事とします。勿論スバルオフィシャルの純正色です(私が勝手に作った色ではありません)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

Lancer EVOLUTION Engine Cover

三菱ランサーエボリューションのマグネシウム製ヘッドカバーです。いつもご贔屓頂いている業者さんからご依頼頂きました。

マグネシウム素材は一旦腐食が始まるとそれの修正には非常に手間とコストが掛かる為、塗装する際には新品をご用意頂いています(やってやれない事は無いのですが下地処理費だけで新品部品が何個か買えてしまう事になるので余り現実的ではありません)。

今回は塗装と、またヘッドカバー天面の凸文字やフィンなど全て削って平滑にするよう承っています。

新品時の塗装は肌が悪く、凸文字の周りはラインも凸凹になっているので今回はこの辺も払拭したいと思います。

 最初はアルミ用砥石の電動グラインダーで粗研ぎを行います。

上の3本ラインやMg(マグネシウム)の凸マークも削り落とします。

砥石グラインダーは傷が深く入ってしまうので寸止めくらいで止めておき、

その後シングルアクションサンダー#120→ダブルアクションサンダー#120→#180で均し、当て板を使って手研ぎ#180→#240でラインを整えます。

その後全体の足付け処理を行い、耐食性の高いプライマーを塗布します。

元々新品時に塗られている塗装は2コートキャンディーカラーで、塗膜の厚みが薄い為か経年で腐食が発生するので、今回マグネシウム素地を露出した以外の箇所にもしっかりプライマーを塗っておきます。

続けてベースコート→トップコートを塗って本塗り完了です。

塗色は三菱純正のランスブルー(カラーコード:T36)となります。

後で磨き処理が出来るような形状では無いので(凸凹しているので)、レベリング性の良いクリスタルクリアーを使用しています。

スプレーガンの使い方は「塗装面に対して垂直」が基本ですが、この様な形状でそれを行うのは物理的に難しいので、敢えてスプレーガンに角度をつけて多方向から塗る事で死角を無くすようにしています。

塗り難いプラグホールの内側やその周りはスプレーパターンを一番細くして狙い撃つようにし、円は「八角形」と考えて塗っています。縦縦横横斜め斜めといった感じですね。

その後一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させさらに数日寝かしたら完成です。

完成画像はサイズの縮小以外は未加工となります(作業中の画像はシャッタースピード優先で暗くなってしまう場合があるので明るく加工修正する場合があります)。

この辺は純正だと色がちゃんと塗られていませんが、再塗装の際にはしっかりベースコートもクリアーも入れるようにしています。

こちら側は「EVOLUTION」の凸文字があった箇所ですね。

本来ならこの時のようにプライマーとは別に「サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」の行程も入れたいのですが、

そうなるとかなりのコスト高になってしまうので、サフェの研磨作業を省きウェットオンウェットで仕上げるようにしています。

ただしこの場合多少の艶引け(肌荒れ)が起きてしまうので、

目立つ天面は磨き処理も行っています。

この度も当店をご利用頂き有難うございました!

スバルエンブレム(枠&星ゴールド:背面赤)塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルレヴォーグの前後エンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は枠と六連星をゴールドに、背面の青い部分をキャンディレッドで承っています。詳しい内容は以下の通りとなります。


・枠色:RENAULT 「JAUNE SOLEIL 」(カラーコード:D30)

・六連星:RENAULT 「JAUNE SOLEIL 」(カラーコード:D30)

・アクリルプレート背面:マツダソウルレッドクリスタルメタリック(46V)


六連星の部分は一旦メッキを剥がしてからゴールドを塗るようにします。

枠はABS樹脂に装飾クロムメッキが施された物なので、一旦下地処理を行った上で上塗りを行うようにします。アクリルプレートは表側にもクリアー塗装を、またこちらは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

ゴールドの色味につきましてはご依頼の前に色見本帳をお貸出しし、今回その中からこちらを選んで頂きました。ちなみにこちらの色見本は一枚の中に3色ありますが、基本的にはどれも同じ色(同じ色番号)となります。自動車ボディを塗る場合は元々塗られている塗装に色ブレが生じているので、それに近い色を作れるようにと予め何種類かが用意されていたりします。

背面については「暗めのキャンディーレッド」をご希望で、今回はいつもの仕様では無く、こちらのマツダ「ソウルレッドクリスタルメタリック」(46V)で承っています。

それぞれ紹介させて頂きますね。

この時は輝きの強いシルバーメタリック(STANDOX MIX598)の上に透過性の赤=レッドキャンディーカラーを重ねています。

こちらはマツダ「ソウルレッドクリスタルメタリック」(46V)のカラーベースの上に同じく透過性の赤を重ねていて、違いとしては下に塗っているメタリックが比較的大人し目(中目)で、他にマゼンタやマルーン、赤、オレンジ、黒なども含まれています。

また今回は両面テープの作成も承っていますので、塗装後にはそちらも元の通りに貼り付けておくようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マツダフューエルキャップ塗装承ってます

先日到着しておりましたマツダ純正のフューエルキャップです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

こちらのオーナー様は10年前にも同じ物をご依頼頂いておりまして、参考までにそちらを紹介させて頂きます。

今回もこの時と同じハイオクをイメージしたイエローへの塗装で、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。この度もご贔屓頂きありがとうございます!

素地がザラザラとしているのでそのまま塗っても艶のある仕上がりになりませんから、別途「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理も行います。

塗装する範囲も前回と同じく、脱落防止用のリングを含む下側はマスキングをし、その上部分のみの塗装となります。

ちなみに一時期はご依頼が多かったフューエルキャップですが(ディーゼルエンジンの乗用車が増えた時で混油防止の為に軽油をイメージしたグリーンに塗るのが始まりでした)、その後シールやカバーなどが出回ったので徐々に塗装の御依頼は減っていったという感じです。

またこちらのオーナー様は以前ヘッドカバーの塗装も御依頼頂いておりまして、そちらも紹介させて頂きます。

この時はNDロードスターのヘッドカバーに結晶塗装の赤+赤パールの仕様で塗装を行いました。

さらにその後はこちらのNAロードスターのヘッドカバーも御依頼頂きました。こちらも単なる黒では無く、ロードスターの車体色であるマツダ「ブルーブラック」(カラーコード:HQ)に似せて黒に青を混ぜています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ステップワゴンメッキエンブレム塗装 完成

先日本塗りを終えていたホンダステップワゴンスパーダの純正メッキエンブレムの「S」2個です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

両面テープは元々貼ってあった物をデータ化→レーザー加工機で作成しています。切り込みが入っている箇所はランナーから切り離して出っ張った箇所を避ける為の部分ですね。プラモデルと同様、金型から溶けた樹脂が各パーツへ行き渡るための通り道がそのまま固定部分になっていて、最後にそこから切り離した時に出来る出っ張りが若干ですが残っています。

そして両面テープを貼り付けたら完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な装飾クロムメッキが施されていた「S」のエンブレム2個を、

ホンダ純正色「ミラノレッド」(カラーコード:R81)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

メッキの上に密着剤(スプレー糊のような物)を塗ってそのまま上塗りが出来れば至極楽な作業なのですが、

オーナー様的にも「ガムテープを貼って剥がしても剥がれない塗膜」をご希望でしたので、通常の塗膜と同様の密着性を保持した下地を作ってからの上塗りとしています(通常の自動車外装の塗膜はガムテープを貼って剥がす程度では剥がれません)。

密着剤でも点では無く「面」であればある程度保持出来るのですが、経年劣化でその効果が落ちるとフチなど塗膜の断面などからペリペリと剥がれてきたり、水泡のようなプツプツとした浮き=ブリスターが発生したりします。

ただ極短期間や、室内ショーケースの中で飾っておくだけと言う事であれば今回の内容だとオーバースペック気味=無用なコスト高と考える所もありますので、その辺は用途によって色々と使い分ければ良いかと思います(ただ剥がれたそれを見た第三者はどういった理由かは判らないのでそういった点で当店ではお受付していません)。

最後に両面テープの台紙を剥がし、元の場所に戻しておきます。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!