メルセデスベンツW124ヘッドカバー下準備④

先日下準備を行っておいたメルセデスベンツW124 E500のエンジンヘッドカバーです。

以前使っていた結晶塗装用の塗料(焼付型リンター)は既に廃盤になっていて、現在はその前に購入しておいた在庫分で対応していますが、使用期限が切れている(縮れない)場合があるので、念のため本塗り前にテストをしておく事にしました。また次にはNDロードスターのヘッドカバーも控えているのでそれの為でもあります。

お預かりした時にも使用テストを行っていますが、既に半年以上経ってしまっている為、本塗りさながらもう一度確認しておきます。

塗装前の画像が無いのですが、本番と同じように下にはプライマーを塗っています。

その後熱を掛けて結晶目を出しました。

結晶塗装で使う塗料=焼付型リンターはその特性から革張り=保管中の塗料容器の中で空気に触れた表面部分が乾燥して硬い膜ができてしまう傾向にあり、それによって熱を入れてもチヂレ目が発生しない!という事態が頻繁に起こります。

私が行っていた対策としては、一斗缶で届いたら直ぐに1~4キロ程の容器に小分けをし、極力空気に触れる面(機会)を減らすようにしました。

また使った後には容器内に窒素を充填し、塗料の酸化を防ぐようにしています(現在は湿気と反応しないようにとスタンドックスVOCエクストリームプラスのクリアーとハードナーでこれを必須としています)。

今回使った塗料も半年前に採用した物と同じ物で、使用するスプレーガン、シンナー希釈量、コート数なども記録しながら行っています。

ただ使い捨てにするのは勿体なかったので、テストを兼ねつつ趣味の物も塗らせて貰っています。

テストピースの中から良さそうな物を参考に、本番ではさらに微調整を行ってから挑もうと思います。

ちなみにここで良い結果が出られなかった場合には結晶塗装は停止→当初ご希望されていた半艶黒に、NDロードスターのヘッドカバーは返却とする予定でした。現在お預かりしている物は大丈夫そうで一安心です(尚、これまでお問合せを頂いていない事案につきましては引き続き結晶塗装のお受付は停止となっておりますのでご容赦くださいませ)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!