こちらもお待たせしました!S15シルビアのヘッドカバーも既に本塗りを完了しておりますが、途中工程を紹介していませんでしたので改めてサンドブラスト処理から紹介致します。
通常旧塗膜の剥離は溶剤槽に浸けてしまうのですが、今回のヘッドカバーは裏側のバッフルプレートにプラスチック製のパーツが付いているのでそれは出来ず、サンドブラストにて旧塗膜の剥離を行っています。
実は少し前にサンドブラストボックスの中を改造していました。元々はスチール製の棚を置いてその上に網を乗せていたのですが、下から砂を吸い上げる時にその棚が邪魔だったのでチェーンで網を吊るし、下の空間を広めに確保出来るようにしました。お陰でいつもより断然作業が楽に出来ましたよ。どうしてももっと早く・・・。
その後よく洗浄してリン酸処理を行い、各部をマスキングして本塗り開始です。手前の凸文字の下に斜めの線の模様がありますが、これは先にリン酸が流れたところで、その分眺めにアルミに付着していたので色が濃くなっている訳ですね。全体的にムラっぽく見えるのはそういう事です(ドブ浸けにしている訳では無く刷毛で塗っていますので)。
そしてプライマーを塗布し、ホースパイプの部分を黒で塗装しマスキングします。
続けて結晶塗装の青を塗り、140℃くらいの熱を掛けて硬化させます。
先ほど紹介したNDロードスターに塗った青よりもかなり明るいのが判ると思います。
こちらはこの後凸部を面研して光らせ、最後にそこにクリアーを筆で塗って完成となります。
どうぞもう少々お待ち下さいませ!