ホーンリング&ウィンカーレバー塗装 完成

horn6 大変お待たせしました!ステアリングホーンリング×2個とウィンカーレバーの塗装、完成となります。ちなみに左側が割れていた樹脂製の物で、右側がアルミ製の物となります。

horn7 アルミ製の物は元々アルマイト処理されていたので表面を研磨後にプライマー・サフェサーを塗って下地を作って塗装しています。アルマイト処理された表面は「腐食し難い」と言う利点がありますが同時に塗装の密着性が悪いのでやはりそのままでは塗装が出来ません。

horn8 今回の御依頼は【お任せコース】ですので磨き処理はしていません。塗ってそのまま硬化させた状態です。材料(クリアー)が良いので単に塗るだけでもこれくらいの艶にはなってくれます(多分ですが)。

horn9裏側の盛り上がっている箇所が元々割れていた所です。塗るつもりは無かったのですが(装着すれば見えませんので)、接着材の足付け処理でペーパー傷が付いていたのでどうせならという事でこちらは裏側も塗っています。ネジ部分とホーンが付く穴の内側は塗装していませんので御安心下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げますね。この度も御贔屓頂き有難う御座いました!

ホーンリング&ウィンカーレバー 本塗り

horn3古い車体のホーンリング×2とウィンカーレバーも無事本塗り完了しております。お待たせしました!

かなり色々一緒に塗っていますが、業者さんからの御依頼で結構小物は多いのです。今回も黒がありましたらからこうやって一緒に塗れば小物塗装でもやっていけるのです。逆を言えば保険作業の無い状況でこういった塗装を行うのは中々難しい訳でして・・・(ちなみにようやく3月で黒字になりました!笑)

horn4 私の勘違いで無ければ手前側が割れていたプラスチック製の方だと思います(もう一方はアルミ製です)。現状見た感じではまさかこれが割れていたとは判らない仕上がりに出来ていると思います。裏側を見れば判りますけどね。

horn5そしてウィンカーレバーも艶々になりました。わずか3cmくらいの物ですが、これを見る度に「やっぱり塗ってよかった~」といった満足感が得られればそれが一番ですよね。

それではこちらも完成次第改めて紹介致します。もう少々お待ち下さいませ!

ホーンリング サフェーサー塗布

boss5手前にあるのが樹脂製のホーンリングで、奥にある方がアルミ製のホーンリングです。樹脂製のリングは先週割れていた箇所を補修し、本日サフェーサーを塗布しておきました。

boss6ウィンカーレバーも一緒にサフェーサーを入れています。

奥に見えるのは業者さんからご依頼いただいているリヤスポイラーで、これの下地処理に結構時間が掛かってしまい結局サフェーサーの塗装は日が暮れてからとなりました。そこからメールの返信など行っていたらあっという間に日付が変わってしまう始末でして・・・。今週も大変な一週間になりそうです(週明けから届いた荷物が山積みです)。

こちらの本塗りは週末辺りを予定しております。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ホーンリング 素地調整

boss6 こちらもお待たせしております。作業着手しておりますので御安心下さいませ。

こちらはハンドルのホーンボタンを填める土台の部分で、今回はプラスチック素材とアルミ素材の2つと、ウィンカーレバーを御依頼頂いています。上の画像はプラスチック製の方で、元々割れていた物を瞬間接着材で付けていたのですがそのままでは塗れませんので、一旦外してからエポキシ系で再接着します。作業途中の画像はすいません、撮り忘れていました・・・。

瞬間接着材は熱に弱く、塗装の現場では60℃~80℃程度の熱を掛ける事が多いのでこれではとても役に立ちません。知識の無い頃にこれのせいで何度も煮え湯を飲まされて来ましたので今では仕事で使う事は殆どありません。ちなみに「2液性」は面倒なイメージがありますが実は硬化までの時間は非常に短く強度があるのでDIYでも存分に活用する事をお勧めします。後片付けが面倒なところでもありますが、ヘラの変わりに割り箸、定盤の変わりにダンボール片を使えばそのまま捨てれば良いので気軽に使えると思います。

今回の工程としては、工業用ドライヤーで熱して一旦外し(簡単に取れました)、断面を金属製のワイヤーブラシで研磨して清掃~足付け処理、接合部の表面と裏面は角を面取りしてエポキシ樹脂が充填される分を用意しておきます。破片を合わせた時に切れ目にV字の谷が出来るような感じですね。上の画像は接着材が硬化した状態です。

boss7 表面に溢れた部分はペーパーで研磨して、巣穴等がある箇所にはポリパテで処理します。裏側も表面同様に溢れ盛られた状態ですがそっちは強度の確保として削り取らずそのままにしてあります。ステアリングに当たる面は面研して平らにしています。

上の画像の左側がアルミ製の物で、黒いのは塗装では無くアルマイトの着色です。サンドブラストでは無くサンダーでの研磨で、プライマーのみを想定していましたが部分的に窪んだ箇所があったのでこちらもサフェーサーまで塗る事にしました。尚、中央の穴にはホーンが挿さるのでどちらも塗装はしないように承ってます。

boss8ウィンカーレバーは「継ぎ目」をペーパーで均してスムーズにしておきました。このまま上塗り(艶有り黒)を塗る予定でしたがどうせなのでこちらも一応サフェーサーを塗っておくつもりです(本日は時間切れでサフェ塗りは来週になります)。

ちなみにこれが装着される車体は相当古い物と思われ(存じておりません)、プラスチックの素材も最近の物とは違うのが良く判ります。ホーンリングは熱可塑性では無さそうで(熱可塑性=熱で溶ける物)、イメージとしては車内にある灰皿の素材に似ています。妙に堅いくせに切削性が良い感じですかね。

ウィンカーレバーは合わせ目がありましたから熱可塑性の樹脂だと思われ、研いだ粉の匂いがメガネフレームに似ていましたのでもしかしてセルロイドかな?と思いましたが多分アセテートだと思います。ちなみにこれに似たような匂いとしては、古いスチール製の窓のガラスに貼ってある飛散防止の透明フィルムを剥がした時のアレです。って判りませんか(笑)。

それでは進行しましたらまた紹介させて頂きますね。本塗りはまだ先になるかと思います。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ホーンリング&ウィンカーレバー塗装承ってます

horn 先日無事到着しておりました、ホーンボタンのリングとウィンカーレバー(!)です。こちらは先日「ステアリングボス」を御依頼頂いた方ですね。仕上がり気に入って頂けたようで今回も御依頼頂けました。この度も御贔屓頂き有難う御座います!

horn1 ホーンリングは樹脂(プラスチック)製とアルミ製の二種類があって、樹脂製の方は割れて補修した跡があります。オーナー様曰くアロンアルファで固定されているとの事で、これは塗装ではマズイですから(熱すると取れてしまいます)一旦外してエポキシで再接着をしたいと思います。と言っておいてもしも外れなかったら全く説得力は無いのですが(苦)。

horn2ウィンカーレバーは樹脂の表面が劣化したような感じです。車種は不明なのですがとても古い車だとは見受けられますので、少しずつ綺麗になるように手を加えていっているのでしょうか。これはもうドップリと泥沼に嵌っている気がしないでも無いですが(笑)。こういうの、凄く楽しいんですよね・・・(危)。ちなみに御依頼内容は前回と同じく艶有り黒で承ってます。

 

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。他の案件の艶有り黒と一緒に塗れればと思いましたが下地が結構時間が掛かるのでこちらは別枠になるかと思います。どうぞもう少々お待ち下さいませ!