BOMAカーボンフレーム&フォーク イメージ具現化

pop下地処理がある程度進んだのでいよいよ各デザインをフレームに写していきます。滑走路は形状を変えてさらに延長しました。

こういった2次元を3次元に変える作業が実は一番面倒ではあるのですが、今までモニター上で見ていたものがいよいよ本物になる段階でもあるので実際楽しい作業でもあります。自分の物でも無いのに変な高揚感があると言うか、こういった事があるので今やっている塗装は楽しいのかも知れません。自動車のボディを塗っていた時には無かったですからね。

pop1 パソコンで作成していた各ロゴをプリントアウトして実際のフレームに合わせていきます。小学生の頃にやった図画工作を思い出します。

pop2 自転車のフレームに漢字とかカタカナとかが使われるのはちょっと珍しいですが、自分の好きなように出来るなんてこれ以上の物は無いですからね。今回のデザインは世界中探しても他に見ないと思いますよ(何故か笑)。

pop3 そして今回一番の問題見せ場である「甲板滑走路」です。オーナー様のご要望によりトップチューブ一面に大きく取りました。滑走路上にはseiranなる飛行機が鎮座していまして、これも塗装で行う予定です。うーん、機体は何とかなると思いますが日の丸マークがかなり小さいですね・・・。

pop4でとりあえずこんな感じにイメージが出来てきました。「I-400」が少し小さく感じますがこれの下にグレーと赤のラインが入るのでこのサイズに留めています。ちなみに「I」は小文字の「i」の方が良いでしょうか?最初に頂いたイラストだと小文字でしたよね。海軍フォントにしたら大文字になってしまっていました。ご要望により変更致します。

その他諸々ご確認頂ければと思います。ご希望の変更点ありましたらお気軽にどうぞ!

BOMAカーボンフレーム&フォーク 下準備

boma8先日塗っておいたサフェーサーを研磨します。日数が経ち過ぎていたせいでサフェーサーは締まりきっていたので随分と大変でした・・・。ちょっと寝かし過ぎましたね。

boma9研磨の前には缶スプレーなどを使って全体にパラパラと色を振りかけておきます。研ぎ忘れを無くす為の「ガイドコート」ですね。今回のようにある程度下地が出来ていれば軽く塗る程度で構いませんが、パテを使ったりカーボン素地まで達している場合には巣穴やライン修整など考えもっとタップリ塗っておきます。

「そんな事しないでも研ぎ忘れなんかしませんよ」、なんて軽口を叩く人間ほど単純なミスをするもので、そういった些細なミス一つで仕上がりは軽く1割はダウンする訳ですからちょっとした作業も侮れません(まさにそれが若い頃の私ですので身に染みてます)。

pop-navy3で、完成のイメージ画像がこんな感じです。トップチューブの滑走路的なイラストはもうちょっと長く広げるような感じですかね。案ずるより生む方が手っ取り早いので実際にマスキングテープで表現してみる事にします。

boma10 トップチューブについていたアルミ製のワイヤーガイドはリベットを外して取れましたので障害物も無くフラットに出来ました。面倒な作業ほど下準備に時間を掛けるのは鉄則ですよね(って言う程大袈裟な事では無いですが・・・)。

トップチューブは端になる程盛り上がる形状になっているので、それに差し掛かる手前として滑走路の全長は「420mm」と決定しました。これから上手いこと離着陸出来そうですね(壊)。

boma12そしてイメージし易いようにマスキングテープを貼ってみました。随分と酷い形ですがあくまでイメージですので気にしないで下さい。本番ではちゃんとパソコンでマスキングシート造りますから完全なシンメトリーになる予定です。ただしそもそもフレーム形状がシンメトリーじゃないみたいですけどね(私的見解ですがカーボンフレームはみんなそうです)。

boma11店長(オーナー様)が気にされていた横からの滑走路も良い感じに見れると思います。滑走路の幅は「40mm」で決定しました。50mmも試してみたんですが横に垂れ下がって格好悪かったのです。

後はロゴなどを決めていきますが、一番肝心な2本のサイドラインについてはまだ時間が掛かると思います。ダウンチューブは上下に膨らんだ形状なのでそれに合わせるとなるとラインが歪んだ形になり、ただ真っ直ぐ引こうとしてもやはり歪んで見える感じもします。 この辺をもう少し詰めて結果をご案内できればと思います。何とか夏前には完成させたいですね・・・。

それではもう少々お待ち下さいませ!

BOMAカーボンフレーム&フォーク 下地処理

boma5 素地調整は先日行っておいたので、各部をマスキングしてサフェーサーを塗ります。

旧塗膜は完全に削り落とす分けでは無く、主に「段差」を平滑にする事がメインとなります。一見して段差など無さそうに見えても塗装の世界だと凄い厚みなのでしっかりと削って平らにしておきます。

勿論ご要望により「旧塗膜は完全に剥がして欲しい」という事でも対応は可能です。以前行ったcannondaleのカーボンフレームのオーナー様は重量増にかなり神経を使っておりましたので、下地の段階ではかなりシビアに重量を管理して作業しました。ただし費用もそれなりに高くなりますので(およそ倍…)必要に応じて選択されると良いかもですね。

boma6 そしてマスキングをしてサフェーサーの準備完了です。勿論この時点でもよく脱脂しておく必要があります。

今はどの工程でも脱脂はセットで考えていますが、昔ディーラーに勤めていた時はそんな風に教わっていなかったので、パテを塗る前に脱脂するなんてやった記憶がありません。今考えると恐ろしい事ですが、今でもその方が結構普通なのかも知れませんかね。

boma7サフェーサーは比較的厚めに塗るので塗装後は硬化する前にマスキングを剥がしておきます。これもやはり熱を掛けて硬化させますが、特に急いではいないので別の作業時(例えば本塗り後)に一緒に熱を掛けたりします。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

BOMAカーボンフレーム 素地調整

boma4デザインも大詰めとなって来たので下地の作業を始めます。ようやく実作業着手ですね。

今回は旧塗膜を全て剥離するのではなく、塗装表面を平滑にしてサフェーサーで下地を造り直します。キッチリ旧塗膜全てを削り落とす事も勿論可能ですが費用はどうしても高くなってしまうので塗膜は完全に削り落とすのでは無く「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を造る事にします。

画像にはダブルアクションサンダーが写っていますが、カーボン素材のような削ろうと思うといつまでも削れてしまう物でこういったパイプ形状のものだと手研ぎでの作業が殆どとなります98%くらいが手作業で残りの2%が機械研磨といった感じです。これじゃ費用も掛かりますよね・・・。

この手研ぎの場合、軍手をすると指先の力が逃げてしまい、余計に疲れてしまうので素手で行うのが基本なのですが(勿論する時もありますが)、そうすると手の爪があっという間に減ってしまい深爪になってしまいます。よく「ペーパー掛けで指紋が消える」なんて事を聞きますが実際には指紋では無く爪が先に消えますかね・・・。

BOMAカーボンフレーム 下準備

boma 最初にお問い合わせ頂いたのは昨年末でお預かりしたのが今年の一月、それから3ヶ月経ってようや作業着手です。いやはやお待たせしました・・・。

と言うのも、そもそもこのフレームは全く聞いていなかった物でして、このフレームのオーナー様が経営?されているサイクルショップのお客様のGIANTをご依頼頂いた時に便乗?してやって来た代物です。事前のアポも全く無しでした(笑)。

その後新たなロゴやデザインやらで色々打ち合わせをして来まして、ここに来ていよいよそれらの目処も付いたのでようやく作業着手となります。

で、ご依頼頂いているデザインの都合上、フレームに付いているアルミ製のワイヤーガイドが邪魔なのでこれらを外す事にします。上の画像に写っている部品です(本当の名称は何て言うんですかね?)。

boma1 という事でリベットを外してワイヤーガイドは無事取れました。素材がカーボンなので無理は出来ませんから(割れるかと)、万が一リベットが途中で空回りして外れなかったりしたら(よくあります)、ワイヤーガイドごと全てベルトサンダーで削り落とすしか無いかとも覚悟はしていました(本当)。ただ幸いにして意外とすんなり取れましたので穴のサイズも広がったりせず綺麗に取れました。リベットが腐食していたらまた違っていたでしょうね。

boma2 ちなみにリベットやポップナットなどの付属品は何も考えずに外していくと後で大変な事になります。主にリヤ周りに付いているリベットは、ドリルで揉んで内部に落ちた塊は回収不可能です。フレームは内部で繋がっているかと思いきやシートチューブ部分には穴が開いていないんですよね。リベットの欠片が回収出来ないと延々中でカラカラ転がる事になりますので・・・。まあナットのネジ山が潰れて使えないなど仕方のない場合はそれもやむを得ないですが、今回この辺の場所はマスキングでも対応出来るので残す事にします。

boma3という事で外したワイヤーガイドは6個中四個のみで、内訳はトップチューブ二個とダウンチューブ二個になります。リヤブレーキの土台は外せるかどうか相談しましたが辞めておいた方が良いとの事なのでやはりマスキングでの対応となります。