CBR1000RRサイドカウル塗装 完成

cbr1000rr7 結構前に塗装は終えていたのですが、今回はデカール貼り付けも承っていましたのでちょっと時間を置く事にしました。

ちなみにデカール貼り付けは専門ではありませんので通常はお受付しておりませんが、失敗してゴミになったとしても絶対に不問、と言う事であればこれくらいのサイズであれば対応致します。ただし「この上にクリアーを塗って欲しい」と言う事はお受付しておりませんのでそちらは御了承下さいませ。

cbr1000rr8 そしてステッカーを貼り終えたら遂に完成です。サイドカウルの形状が左右で違うのでロゴのサイズも全然違ったんですね。

cbr1000rr9 「HONDA」の文字は黒ですが、その周りにはボディーカラーであるシルバーも一緒にプリントされています。なので今回はそのシルバーに色を合わせてカウルを塗りました。幸いにして色の配合データがあったので塗装費のみで対応出来たのです。

ただ配合データだけではどうしても実車との色ブレがありますから、実際に届いた物を見て「全然色が違うんじゃ・・・」と言う事も有り得ますのででその点は御了承下さい(特に二輪車は多いです)。気になる方は塗装された部品などを一緒に送って頂ければそれに合わせて微調色を行う事も対応しますが、場合によってはこれだけで1万円以上掛かってしまいますので「小物の塗装」では余りお勧めはしていません。むしろその場合なら御近所の板金塗装屋さんに行ってやって貰った方が安く済むかも知れませんので(ただし露骨に嫌がられるかも知れませんが・・・)。

「調色作業」は手間と時間が掛かりますからこれを最初から塗装作業に含んでしまうとどうしてもトータルの金額は上がってしまうので、基本的には「調色無し」「確認無し」としてコストを落とすようにしています。「出来ない」と言うのは問題ですが、やらなくて済む方法があればそれを別の物に回した方が宜しいかと存じます。例えばクリアーを高品位な物に代えるとか・・・(結局営業的になってしまいましたが。笑)。

cbr1000rr10良く見るとシールの切れ目が見えると思いますが違和感無いくらいには出来たと思います。最初の画像を見ると判り易いのでちょっと紹介しますね。

cbr1000rr1元々カウルに塗られていた塗装は艶消し仕上げで少し黒っぽいグレーシルバー(ガンメタ)でした。カウル自体は新品のようですから、買って届いてみたら色も艶も違った、と言うところでしょうか。これは厳しいですね・・・。

cbr1000rr11アッパーカウルは裏側だけを艶消し黒に塗りました。フチの一部分は丸っこくなっていたのでそこはちょっと内側で見切るようにしています。格好良く出来ていると思いますので御安心下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も御贔屓頂き有難う御座いました!

CBR1000アッパーカウル裏艶消し黒 本塗り

cbr6 CBR1000RRのサイドカウルと一緒に御依頼頂いたアッパーカウルです。サイドカウルの方は表側を塗りましたがこちらはカウル裏側のみですので、激安コース仕様の艶消し黒で塗装を行います(クリアーは塗りません)。

cbr7 やった事がある方なら判ると思いますが、こういった裏側の塗装は塗るよりも「マスキング」が大変です。「これくらいなら大丈夫だろう」なんて思うとザラザラになってしまっていたりするので結局しっかり全体を貼らなければなりません。フチも綺麗に仕上がるようにですね。

cbr8そして本塗り完了です。クリアーは塗りませんので塗装自体は殆ど時間は掛かりません。費用もお任せコースの半額程度ですからこういったケースではお勧めです(ただしマスキング費が塗装費と同じくらい掛かっていますが・・・)。

サイドカウルと共にもう直ぐ完成です。もう少々お待ち下さいませ!

CBR1000RR サイドカウル 本塗り

cbr1000rr3こちらもお待たせしております。ホンダCBR1000RRのサイドカウルです。いつもに比べるとサイズは大きいですが部品自体は新品なので下地処理は足付け作業だけですから塗装自体はそんなに大変ではありません。費用も先日完成したエアーホーン3個の半分以下です(作業時間的にこちらの方が全然短いですので)。

cbr1000rr4 元々は黒味があるグレーメタリックの艶消し仕様で、これをもう少し明るいシルバーグレーの艶有りにします。色は純正の配合データがあったのでそれをそのまま使えれば調色費も掛かりませんから、実はこういった仕事の方が確実に利益率は高かったりするんですよね。ディーラーで外注さんが稼げる理由がまさにこれで、毎日限られた車種と決った色だけを塗っていれば効率は非常に良くなるのです。楽しいかどうかはまた別の話でしょうが・・・。

cbr1000rr5 全体に色を塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。別件でちょっと前に頂いた質問で、「シルバー」と「メタリック」を別のものとして考えている方がいらっしゃいましたが基本的に両者は同じ色で、「シルバー」はメタリックの含有量が100%に近い色の事ですね。黒や青や赤なども入っていたりしますが極微量であればそんなに色味は出ませんから「シルバー=メタリック」といった見解になるのです。

cbr1000rr6元の色に比べると比較的明るい「シルバー」となりました。一緒に御預かりしたデカールのシルバーと比較もしてみましてそんなに違和感はありませんから御安心下さい。

これと一緒にご依頼頂いているアッパーカウルの方はまだ未着手ですのでそちらはもう少々お待ち下さいませ。

CBR1000RR 配合データ

cbr1000rr先日も紹介しましたCBR1000RRのアンダーカウルです。既に左のカウルには「HONADA」のロゴシールが貼ってありますが、これは黒い文字だけでは無くその周りのボディーカラーも一体になっていたりします。技術的には文字の黒だけのシールに出来る筈ですから嫌がらせか何かかも知れませんね。無用に在庫が増えるだけとも思えますが。

cbr3 今回のご依頼は新たに用意したステッカーの色に合わせると言う事で、手元にある色見本帳から似た色を探していたのですが、そう言えば二輪車用の色見本帳があった事を思い出してそれを照らし合わせてみました。

cbr4 ステッカーにあるグレーメタリックは色名もカラーコードも判りませんでしたが、二輪車用の色見本調から照らし合わせるとこの色で間違い無いかと思います。色名は「Euro Grey Met」、カラーコードは「NH284M」です。

ただしこの色見本帳は当店が使うSTANDOXでは無くPPGなるメーカーの物です。以前担当して貰っていたオートサプライヤーさん(塗料を直接販売してくれる塗料屋さん)が「こんなのありますよ」との事で教えて貰っていたのです。ちなみにPPGはディーラー在籍時に使っていた塗料です。今はどうだか判りませんが余り使い易い塗料ではなかった気がします。一応フェラーリ指定塗料だったみたいですけどね。

cbr5ただし二輪車の場合は色番号が判ったとしても配合データが存在すると言う訳では無く、メーカーによってはかなりの確立で無かったりします。私的な見解(と言うか経験)ではYAMAHAは厳しく、HONDAは比較的ある方だと思います。BMWやハーレーの場合は色数が少ない為か意外と存在していたりします。

ちなみに今回の色は最初「NH284M」で検索してみましたが存在しなく(結構ショックでした・・・)、ただもしかしてと思ってカラーグループ(カテゴリー別)の「GRAY」から探してみたらありましたありました。何と途中にハイフンが入っての「NH-284M」で存在したのです。

配合データを探す際には塗料メーカのサイトにアクセスして検索しますが、これは一般的な検索エンジンのように多機能(と言うか親切機能)が無いのでこういったちょっとした違いでも色を見つけられなかったりします。今回はラッキーと言うか奇跡的に配合データを入手出来たと思います。勿論色ブレはあると思いますがそれにしても手前にある色見本帳からでは一番近似色だったのではと思う次第です。助かりましたよ。

CBR1000RRカウル塗装承ってます

cbr1000rr 先日はわざわざ御足労頂き有難う御座いました。またこの度も御贔屓頂き有難う御座います!

以前はスイングアームの塗装で御依頼頂きまして今回はアンダーカウルの塗装を御用命頂きました。

cbr1000rr1微妙な違いなのですが、元々の艶消しグレーメタリッをステッカーの少し明るいグレーメタリックでこちらは「艶有り」で承ってます。

色については当店にある色見本帳からこのステッカーの近似色を見つけて・・・との事でしたが、実は配合データがありました!いや、オーナー様からも色名や色番号を聞いていた訳でも無く、またシールの入っていた袋にそういった事が記載されていた訳では無いのですが、ちょっと違う方面からアクセスしてみたらあったんですよ。ちょっと奇跡的な感じでうっかり感動してしまったくらいです。これについてはまた後ほど紹介しますね。

cbr1000rr2そして一緒にアッパーカウルもお預かりしまして、ただこちらはカウルの裏側を艶消し黒での御依頼となっています。装着したら殆ど見えなくなるんじゃ・・・と心配になりましたが若干見えるそうです(笑)。ちなみにこちらはCBRのカウルかどうかは不明です。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。この度も当店を御利用頂き有難う御座います!