RB26→RB28タイミングベルトカバー 旧塗膜剥離

先日お預かりしておりました日産GT-R用RB26エンジンタイミングベルトカバーです。その後アルカリ洗浄槽に浸け置きし、溶剤槽に沈めておきました。

それからおよそ一か月経った状態です。

ワイヤーブラシで軽く擦る感じで大体の塗膜は剥がせました。

塗膜の下から出てきたアルミ素地は全体に腐食が見られるので、恐らくは何もせずそのまま艶消し黒か何かの塗装を塗られていたのだと思います。ちなみに旧塗膜は溶剤では溶けなかったのでラッカーでは無く、焼き付けまたは2液ウレタンだと思います。

今回はRB26の「6」の凸文字を「8」への変更で承っておりますので、まずはグラインダーの砥石を使って粗研ぎします。

続けて#120のシングルサンダーで残りを削り落とします。

ただシングルだと綺麗に削ったように見えて実は凸凹なので、

その後#120のダブルアクションサンダー&当て板 を使ってラインを整えます。

新たに取り付ける「8」は金属加工屋さんにデータを送って作って貰っていますが、やはりと言うかレーザーカットだとバリとかが残っているのでそれを整え、またテーパーを意識して周りを削っておきます。

この後サンドブラストとリン酸処理を行ったら構造用エポキシ接着剤を使ってこの「8」を固定します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RB26→RB28タイミングベルトカバー加工&塗装承ってます

先日到着しておりました日産GT-R用RB26エンジンタイミングベルトカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

装着される車両はR34GT-Rとの事で、元々着いているのは恐らく樹脂製のタイプだと思われますが、こちらはアルミ製の物となります。

今回は塗装とは別に、RB26の凸文字をRB28への変更で承っております。

現状艶消し黒に塗られていますが、塗装が剥がれた下から腐食したアルミ素地が見られますので、剥離後にはサンドブラスト処理も行う予定です。

裏側は装着すれば見えなくなりますが、現状ザラザラとして気持ちが悪い状態ですので、こちらも剥離して艶消し黒に塗り直しておきます。

色に関しては、R35GT-Rに採用されている日産純正色「アルティメイトシャイニーオレンジ」(カラーコード:EBG)で承っておりまして、ただ配合データで作った色をそのまま塗ると、現状既にこの色が塗られているタペットカバー・プラグカバーとの色違いが起きてしまいますから、後日そちらを送って頂き、調色作業も行う予定です。通常自動車のドアを交換した際、「ドアだけを塗る」と言う事は行わず、それの隣接するパネル=2ドア車であれば前後フェンダーへも色をボカシ、クリアーは3パネル全て塗るのが一般的ですが(そうしないとドアだけ色が違って見えてしまいます)、さすがにタペットカバーを外して塗るのは現実的ではありませんので、せめてそれが判り難くなるよう調色作業を行うといった感じです。

以前施工した時の画像がありますのでそちらを紹介します。

この時も塗装したのはタイミングベルトカバーだけで、元々塗られていたオレンジに合わせて調色作業を行いました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

RB26→RB28タイミングベルトカバー塗装 完成

大変お待たせしました!先日凸文字を研磨して裏側のシーラーを元に戻しておいたRB26エンジンタイミングカバーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はRB26の凸文字だったこちらのパーツに、

黒に近いグレーの結晶塗装を施し、

凸文字を「RB26」から「RB28」へ変更加工しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

元々「6」だった箇所を削り落とし、新たに「8」にカットしたアルミ板を貼り付けました。

取り付けには構造用エポキシ接着剤を使っているので経年で剥がれるという事はまず無いと思います。

継ぎ目はエポキシプライマーサーフェサーで埋めているので、

粗探しをして見るようにしても、これを後から貼り付けたとは判らない仕上がりに出来ているかと思います。

ただ凸文字はあくまでも塗装の付帯作業であって、メインとなる塗装の方も美しい結晶目を表現出来ているかと思います。

サンドブラストからプライマーの塗装まで行っていますので、新車時の塗装のように経年で腐食が出て塗装がペリペリと剥がれる事も無いかと思います。

今日は天気が悪かったので画像が暗めで申し訳御座いません(その代わり涼しくて現場作業は助かりました…)。

裏側もプロの方に見られても(この場合は取り付けを行う整備士さんですかね)恥ずかしく無い仕上がりになっているかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

RB26→RB28タイミングベルトカバー 凸部研磨&シーリング

先日本塗りを終えていた日産RB26エンジンのタイミングベルトカバーです。その後恒温機で120℃30分程の熱を掛けて二度焼きを行っておきました。

最後に凸文字部を研磨してアルミ地を光らせ、

腐食の進行を遅らせられるよう、クリアーを筆で塗っておきます。

その後60℃40分程の熱を掛けてクリアーを硬化させたら、最初に剥がしておいたシーラーを貼り付けます。シリコーン樹脂製なのでそれと同じタイプのシーラーを使用します(シリコーン系はそれと同系でなければくっ付きません)。

位置を合わせてマスキングテープで固定し、さらに数日寝かします。

本来ならこれで完成!という事だったのですが、

凸文字部に塗ったクリアーの刷毛目が気になったので、改めて研磨して削り落として再度塗り直す事にしました。

今度は硬化速度・揮発速度の遅い仕様にしたので断然良くなりました。やはりというか気温と湿度の高いこの時期は気をつけないとですね。

この後は再び熱を入れますが、どの場合でもこれ単体でそれを行うとコスト高&環境負荷が高くなるので、他の御依頼品で熱を入れる時に一緒に行わせて頂く事とします。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

RB26→RB28タイミングベルトカバー 本塗り

先日「6」を「8」に変更加工しておいた日産RB26エンジンのタイミングベルトカバーです。8のフチに塗ったプライマーサーフェサーを研磨し、足付け処理を行っておきました。

裏側の塗装も剥がしているので、

まずはこちらにプライマーを塗布します。

裏側が乾いたら続けて表側にプライマーを塗布します。

さらに裏側にベースコートの黒を塗布します。

裏側が乾いたらマスキングをして、浮かした状態で塗れるよう台にセットしたら本塗り開始です。

当初色は黒のままと考えていましたが、見本としてお預かりしたプラグカバーと、先に塗った他の案件の結晶塗装の黒と見比べてみると、見本の方が少しグレーっぽかった為、赤と白を入れて調整しました。

結晶塗装用の塗料=リンターを4コート程塗り、140℃~170℃程の熱を掛けると画像のように結晶目が現れます。

結晶目は塗膜の厚みや塗り方(希釈率等)によって変わるので、それも見本に似せられるよう調整して塗装を行いました。

上面と側面で塗り方が変わると結晶目も変わってしまうので、全体が均一になるよう気を付けて塗装を行っています。

「RB28」の凸文字は、言われなければ加工(変更)したとは判らないかと思います。

凸文字部は最後に研磨してアルミ地を光らせます。

完全に同じという訳にはいきませんが、黒のままだったより断然色味は近くなったと思います。

今回はランボールギーニのヘッドカバーと一緒に塗装していて、そちらはそのままの黒で結晶目も元々塗られていた物を参考にしているので粗目の仕上がりになっています(かといってデロデロで汚い結晶目にはしていません)。

この後さらに恒温機で120℃30分程の二度焼きを行い、凸文字部を研磨してクリアーを筆で塗っておき、最初に剥がしたシーラーを元のように貼り付けておきます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!