DUCATIアッパーカウル&リヤスポイラー塗装承ってます

ducati19先日到着しておりますドゥカティのアッパーカウル&リヤリップスポイラーです。この度のご依頼、誠に有り難う御座います!

部品かウェットカーボン製の社外品?で、今回はカーボン地を活かしたクリアー仕上げ(クリアー塗装のみ)で御依頼頂きました。ちなみにこちらのオーナー様は以前同じくドゥカティ用のスクリーンパネル×2個と、その後テールランプを塗装御依頼頂いた方で今回三度目の御依頼となります。もう見事に塗装の魅力に嵌ってしまっているようでして・・・(笑。私もです)。

で、今回の御依頼なのですが、作業内容はクリアーの塗装だけなので一見すると簡単そうに思えますが実はそうでもありません。塗装屋さんだと判ると思いますが、まともに仕上げるとなると普通に色を塗った方が断然簡単ですよね。と言うのも色が付いたらマズイので「パテ」も「サフェーサー」も使えないからです。

ducati21表面に艶が無いのでパッと見は判らないのですが、製品の表面には無数の巣穴が存在します。カーボン繊維の折り目の角ですね。これは樹脂がしっかり入り込んでいない箇所で、まあこれはあって当然なので特段この製品の出来が悪いという事では無くいつもの通りです。

これにこのままクリアーを塗ると穴の周りは表面張力によりさらに穴が目立った仕上がりになり(巨大なハジキです)、とてもじゃありませんがそのままではお渡し出来るレベルではありません。かといってパテも使えませんから、対応方法としては「クリアーを下塗りとして使う」と言う方法になります。

ducati20ただ一回の下塗りクリアーでは埋まりきらない場合もあり、勿論塗った時点で筆刺しなどで埋めますが根深い巣穴はそれでもまだ穴(気泡?)が残ったりもするので下塗りは二回以上になる事もしばしばです。ボンネットのように上面だけの塗装ならクリアーをタップリ塗れるので少なく済みますが、今回のように立体的な面となると塗り過ぎれば垂れてしまいますからそんなにサフェーサーのように膜厚を充填出来ませんから数回に分ける必要があるのです。

という事で、実際にやってみないと判らないところはありますが現時点では「下塗り二回+本塗り一回」の計3回のクリアー塗装を想定しています。尚クリアーは「クリスタルクリアー」を御指定頂いていますので最後のクリアーはこれで対応します。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂き有り難う御座います!

LOTUSエンジンパーツ結晶塗装承ってます

 

lotus21 昨年末に到着しておりましたロータスエスプリのエンジンヘッド、過給機、過給機のマニホールド一式です。この度の御依頼誠に有り難う御座います!

御依頼内容としては現状と同じ様な色での結晶塗装で承っておりまして、色は少し赤っぽいオレンジといった感じです。

lotus22ヘッドカバーは比較的綺麗に見えますが、やはりというかペリペリと塗膜が剥がれて来ています。1992年式との事ですからそんなに古くは無いんじゃ・・・と思ったら、考えてみるともう20年以上経っているんですね。

現在は既に洗浄槽に浸けてありますので、油汚れが落ちたら次は溶剤槽に入れて旧塗膜の剥離となります。作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有り難う御座います!