プラダメガネフレーム 本塗り

prada7 先日下準備が終わっていたので早速本日本塗りを行いました。よく脱脂を行ったらエアーブローをしてホコリを飛ばし、テンプルの方はプラスチックプライマーを塗布してからベースコート(黒)を塗ります。

prada8 下地が完全に隠蔽したらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

prada9 セルフレームに比べるとちょっと形がイビツで塗り難い箇所がありますが細部まで綺麗に塗れたと思います。スプレー塗装は電着塗装のように見えない箇所に巻き込んで塗ってくれたりはしないので塗りたい箇所をちゃんと狙い打たないと綺麗に仕上がってはくれません。まあだったら電着でやれよって話ですか(笑)。ただそうなると電気が通らないテンプルは別で塗らなければなりませんしね。

prada10ちなみに当店が使っている塗料は自動車補修用の物で、一般的に「2液ウレタン」と呼ばれる物を使っています。ただこれもピンキリで、今使っているSTANDOXなる塗料は小物を塗るのにはちょっと贅沢なところはありますが、何よりも使い易いという点で材料費はカバー出来ていると思います(多分。笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。予定としては来週早々くらいになるかと思います。もう少々お待ち下さいませ!

TREKカーボンフレーム 重量計測(3回目)

trek31先日下塗りクリアーの塗装を終えているトレックのカーボンフレームで、塗膜が完全硬化したので再度重量を計ってみました。興味の無い方にはどうでも良い事なのですが、私としては最近楽しみにしているイベントの一つでして・・・(病)。

と言う事で最初の状態から紹介しますと、

・新車時の状態・・・991.5グラム(ポップナット等の付属品付き)
・新車塗膜剥離後・・830.2グラム
・下塗りクリアー(3コート)・・・¥851.1グラム←今ここです

となります。

クリアーはSTANDOXイージークリアー(旧)で、通常2コートのところを3コート塗っていますがそれでも乾燥硬化後の重量増はわずか20.9グラムです。塗装時は他の製品も一緒に塗っているので実際にスプレーした量は定かではありませんが、通常フレームだけを塗る場合に作るクリアー量は大体以下のような感じです。

「120g(クリアー)+60g(硬化剤)+27g(シンナー)=207g」

スプレーパターンは最初から最後まで一番絞った状態(円形)なので極力無駄にはしていないつもりですが、それにしても実際に増える重さが想像以上に軽いのには私も最初は驚きました。いくら顔料(色)が無いからといっても、フレーム一台分でわずか20グラムとは・・・って感じです。

ちなみに本当は次で本塗りクリアーの予定でしたが、思った以上に素地が良くないのでもう一度下塗りのクリアーを塗ってから本塗りにする予定です。ただこれにより20g分余計に増えてしまう事になりますので、その点に関しては何卒ご理解頂ければ幸いです(ってそんな所を指摘されている訳では無いのですが)。