メルセデスGクラス リヤスムージングバッチ塗装承ってます

benz167 すっかり紹介が遅れて失礼しました。こちらはメルセデスゲレンデヴァーゲン用の「GFリヤスムージングバッチ」なる部品で、リヤゲートに付いているスペアタイヤを外した時にボルト穴を隠す蓋です。この度のご依頼、誠に有り難う御座います!

benz168こちらの製品は今までも何回か施工例があって、やはりと言うかそのまま塗るには素地の状態が余り宜しくありませんので、以前の作業内容と同じく一旦「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を修正してから塗る事にします。勿論このまま塗る事も出来ますが、上の画像に写るような繊維目や窪みなどはそのまま残ってしまうので仕上がりを気にされる場合はやはり下地処理をしてから塗った方が宜しいかと思います。側面には巣穴もありますしね(FRPは合わせ目に巣穴があるのは普通ですのでこれが特別仕上がりが悪いという訳ではありません。いつもの事です)。

ご指定頂いている色はメルセデス純正色のオブシディアンブラック(カラーコード:197)となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有り難う御座います!

BMWパニアケース蓋 本塗り

bmw230 こちらもお待たせしました!BMWのパニアケース蓋(片側のみ)も無事本塗り完了しておりますので御安心下さいませ。

上の画像は本塗り前の状態で、製品自体は新品ですので傷などはありませんから全体を#800で足付け処理をして本塗り開始です。

bmw231そして本塗り完了です。 画像で見ると色は余り色の変化はありませんが、ご指定頂いたBMW純正色のサンダーグレー・メタリック(カラーコード:N44)で塗ってあります。以前の御依頼と同じ配合データで塗っておりますので反対側やトップケースなどとの色ブレも(恐らく)全く無いと思います。この辺が配合データ調色の良いところで、一度決まった色で塗っておけば後で何かあったとしてもその部品だけの塗装が可能です。ちなみによく「ボディの方が色焼けしてしまって」と言うのは新車時の焼付け塗料の事で、補修で使うアクリルポリウレタンはそう簡単に褪色したりはしませんのでそれは間違いです(ただし塗料の質によって差はありますが)。ちなみにバイクの外装パーツがプラスチックならば焼付け型塗料の筈がありませんからやはり褪色はし難い筈です。ただし大量生産が故に耐候性が弱い塗料を使ってあったりもするので一概に何とも言えませんが・・・。

bmw232ちなみに現在別件で御相談頂いているBMW MOTO(二輪車)の色についてなのですが、配合データが存在せず、念のためSTANDOXに問い合わせた所「メーカーが補修を推奨していないのでデータは公表されていません」との事です。少し前にも同じ様な事例があって、今後はBMWも国産車同様配合データが少なくなって行くと思われます。そういう所が好きだったのでちょっと残念と言うか、うちもこういうのを見習わないといけないのかも知れませんね(苦笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。恐らく週末辺りには発送可能予定です。もう少々お待ち下さいませ!

只今大変混み合っております

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現在大変混み合っておりまして、ご依頼品のお預かり自体は問題無いのですが、作業着手までには少々お時間が掛かる恐れが御座います。

既に御依頼が決定されている案件については予定通りに進行しておりますので御安心ください。数自体はそんなに多い訳では無いのですが、一つ一つの内容がちょっと大き過ぎる状況でして・・・。何卒御理解頂ければ幸いです。

どうぞ引き続き宜しくお願い致します。

 

 

いすゞ117クーペフロントグリル塗装 完成

isuzu9 大変お待たせしました!いすゞ117クーペの純正フロントグリル、艶消し黒の塗装で完成となります。

isuzu10 ちなみに獅子?のエンブレムは単に仮止めしているだけで、梱包時は外した状態にしてありますので御安心下さい。この後再メッキが施されるとの事です。

1171こちらは最初の状態で、もうちょっと判り易く撮っておけば良かったのですが黒い部分は全体がしらっ茶けていて如何にも古い物って状態でした。こういった場合の対処方法としてはアーマーオールなどの油(←塗装屋的な認識)を塗るのが一般的ですが、ここまでなると限界がありますし、定期的にこの升目の中に一つ一つ塗り込む作業はとても大変ですしね(それはそれで楽しいかも知れませんが。笑)。

isuzu11と言う事ですが、今回の塗装で黒々と綺麗な艶消し黒になりましたので古びた感じは払拭出来たと思います。

ただそうなるとなると「次は何を・・・」と言うのが標準的な流れのようでして(笑)、こちらのオーナー様からは既に新たなお問い合わせも頂いています。まさに思うツボじゃないですか・・・(笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有り難う御座います!

ベンツ用ワンオフセンターキャップ 枠部分

benz17 エッティンガーのホイールに取り付ける為に作製している68mm径のセンターキャップです。作業着手しておりますので御安心下さいませ。

まずは先日作製しておいたデータからレーザー加工機で各パーツを切り出します。これがそのまま製品になると言う訳では無く、マスターモデルとなる原型の為の材料って感じですかね。まだまだ先は長いです。

benz18 枠部分の造形にはウレタンフォームを使う予定だったのですが、届いた物は予想していなかった程のフニャフニャで全く使い物にならない始末でして・・・(まあ現物を見ないで買う以上自業自得でしょう)。

と言う事ですが作業方法は他にも色々考えておりまして、例えば熱硬化型樹脂のスカルピーや、手で捏ねて使うウェーブエポキシパテなどである程度の形を造ってから削って作るなんて事も考えていたのですが、今回は5mm厚のスチレンボードをカットしてそれを型枠とし、そこにポリパテを流し込んでベースを作る事にしました。

benz19 パテは普通のポリパテですが、そのままだと粘度が高いのでポリエステルシンナーを少し足して流動性が出るようにしています。

benz20 そしてこんな感じでポリパテを抜き出しました。削る分も含めて大きめにしてあります。

benz21 先ほどのポリパテを、今回作りたいサイズの径にカットしたアクリル板に両面テープで貼り付け、中央に空けた5ミリの穴にM5のボルトを固定し、ボール盤に取り付けて回します。

benz22回ったポリパテにペーパーを当てれば旋盤みたいな感じで画像のように綺麗に削れます。素材にポリパテを使ったのは扱いが慣れている事が一番の理由で、これならいつも行っている仕事と大差ありませんから(いや大分違うような気が、、、)特に迷う事なく作業が出来るのが良いところですかね。

この後中央の3本スポークを作製し、それを合体させてサフェーサーを塗ってさらに成型し、出来上がったそれを元にシリコン型を作って4個複製します。外周よりも3本スポークの方がかなり厄介そうなのでまだもう少し時間が掛かるかも知れません。どうかもう少々お待ち下さいませ!