SHUREマイク 本塗り

shure5 大変お待たせしました!SHUREのマイク、無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。クリアーはクリスタルクリアーへの変更有り難うございます!

色については「C30のM40くらいのラベンダー色」でご指定頂いていますので、画像はそれを元に簡易的に色を作成している所です。

sti3CMYKやRGBで色のご指定を受けた時に使っているのがPalettlesなるアプリで、数字を入れればその色が表示されるので色を作る時の目安にはなります。勿論印刷やグラフィックと塗料顔料では全く違う物ですが、私の今の仕事にはとても重宝しています。

shure6ちなみにちゃんとした調色ではちゃんとスプレーガンを使って色板を作成し、クリアー(またはそれ風に見える溶剤)を塗って艶を出して一回一回確認しますが、そうなると結構な手間と時間が掛かるので別途「調色費」が必要となってしまいます。こんな感じでスティックに付けて見るような方法であれば極短時間で済みますのでこれなら費用は掛かりません。今時車を塗る時にこんな方法で色を見る人は居ませんので念の為(居ません、よね・・・)。

shure8マイク本体の素材はアルミニウムですがこちらはアルマイトでは無く「塗装」なので下地処理は軽くペーパーを掛ける「足付け処理」のみで塗装は可能です。尚、本体は上と下とで分解出来る風なのですが、マイク部分と配線が繋がっているので外して塗る事はしません。ただそれぞれの部品がくっついたら困るので少しだけ隙間を空けておきます。

shure7 今回作ったラベンダーは殆どが白で構成されているのでわざわざ下塗りをする必要も無かったのですが(少しは違う気もしますがわざわざ用意する程ではありません)、今回一緒に塗ったエレクトロボイスのマイクが白だったので序でにこちらも塗っているという感じです。ちなみにそのエレクトロボイスのマイクはネーム以外であれば紹介してもOKだったのですが、その後新たに2本をご依頼頂きましてそちらは伏せて欲しいとの事でしたので一応最初にご依頼頂いた分も控えておく事にしました。ご了承下さいませ(しかし3本って・・・)。

shure9 そしてベースコートを塗布します。白の上なのでウェットに2コート塗れば隠蔽しますが大抵念のため一回余分に塗っておきます。白プラスラベンダーで合計4コートですね。

shure10そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

今回マイク先端のグリル部分の塗装は行ないませんがそちらは明るいシルバーなのでこのラベンダーにも合うと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

TANABEアルミタワーバー塗装 完成

tanabe7 大変お待たせしました!タナベ社のタワーバーアルミシャフト部の塗装、本日完成となります。

tanabe元はこんな感じの派手なレッドアルマイト仕上げだった物を今回「半艶黒」でご指定頂き塗装しました。

tanabe9アルマイト処理された表面には塗装の密着性が悪いので下地処理をした上で塗装を行なっています。経年で塗装が剥がれたりはしませんのでご安心下さいませ。塗料は接着剤とは違うので何もしないで塗ると後でペリペリと剥がれてしまいます。

tanabe8 ちょっと珍しく縦で撮ってみました。

tanabe11裏側も同様に綺麗に塗れています(着くと見えませんが・・・)。

tanabe10両端に着いていたボルトナットは最初に外していたのでどういった物なのかすっかり忘れていたのですが、こちらはどうやらブラックメッキ?っぽい仕上りになっていて、単なるメッキよりもこれの方が今回の半艶黒には良い感じに似合っています。予想外に嬉しいですね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!