TANABEアルミタワーバー 下準備~本塗り

tanabe2 こちらもお待たせしました!タナベ製のアルミタワーバー(のシャフト部分)も無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。先日から行なっていた下地処理から紹介させて頂きますね。

元々はアルミ素地に赤のアルマイト処理が施されていて、そのままだとメッキと同様塗料が(プライマーも)密着しませんので表面を研磨して素地を荒らします。アルマイトは塗膜と違って「染色」といった形態ですので、赤い色はアルミ表面に無数にある「気孔」に染みこんだような感じになっています。なので色が付いていなくてもアルマイト処理が施されている場合も勿論あって、また塗装の下地処理としては色を完全に削り落とさなくても大丈夫です(ただし足付け処理はきっちりと)。

tanabe3 固定方法をどうしようかと思いましたが、幸いにして中は貫通していたのでいつもの針金を通してそれで吊しています。ケバフみたいに立ててクルクル回せれば便利かと思いましたが結構長いのでこの方が正解ですね(笑)。

tanabe4プライマーを塗布したら一旦この状態で寝かし、後日表面を軽く研いで本塗りとなります。

tanabe5プライマーを塗った時は腰辺りの高さでしたが、本塗りの時は私の顎くらいの高さにしています。これはゴミを付く難くする為で、ブース内のクリーンなエアーは天井から降ってくるので、要は被塗物を上にすればする程ゴミは付き難くなるのです。自動車車体のオールペンの時に屋根のゴミが少ないのはそう言う事ですね(大抵は自分から何かが出ているって事です)。

tanabe6塗装内容はいつもの通り、ベースコートの黒を塗ってから半艶クリアーを塗っての2コートソリッド(半艶仕様)となります。1コートソリッドでの半艶黒も可能ですが(最初から出来ているパッケージも持っています)、耐久性を考えるとやはりクリアー仕上げが良いですかね。

それでは完成次第改めて紹介します。もう少々お待ち下さいませ!

ハコスカL型ヘッドカバー結晶塗装 完成

nissan9 先日黒の結晶塗装を終えていたハコスカのL型ヘッドカバーで、こちらは最後に凸部を研磨して光らせる作業があるのでそれを行なっています。最初はシングル&ダブルアクションサンダーで削り、途中からは当て板とペーパーを使って目を揃えつつ艶を出していきます。

nissan10 そしてその後アルミが剥き出しになった部分にクリアーを筆で塗って完成となります。お待たせしました!

nissan11 日産のL型6気筒エンジンカバーは今までも結構塗っていて、やはりと言うか色は黒が多いです。その他は赤、あと赤と黒、青と黒などの2トーンカラーでもご依頼頂いた事があります。

nissan12 凸部の面研はコンパウンドを使っている訳では無くペーパーのみでの仕上げで、使ったペーパーは#80、#120、#180、#240、#320、#400、その後違うタイプの研磨材で#320、#800と仕上げています。傷が残ったまま次に飛んでしまうとそれが取れないので、結構地味に時間は掛かっています。

nissan13 近くで見るとこんな感じになっています。

nissan14甲乙付け難かったので二枚掲載してみました。ちなみにここまで寄って撮る場合はコンパクトカメラのマクロモードで撮っています。これが意外に便利でして・・・。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

NCロードスター樹脂性ヘッドカバー結晶塗装 完成

road187 大変お待たせしました!ロードスターの樹脂製ヘッドカバーは鮮やかな赤の結晶塗装で完成となります。画像ではオイルパイプが付いていませんが梱包時に付けておきましたのでご安心下さいませ。

road181 予想外に面倒だったのが、本当に取れなかった周りのボルトです。予め取れないとは伺っていたのですが、まさかそんな筈は無いと思っていたところ、本当に取れません(苦)。無理にやれば取れるとは思いますが、多分ボルトとそのベースがくっついたままヘッドカバーに圧入だか何かで付けられているのだと思います。しかし何故(笑)。

road180 結晶塗装自体は本物ですので(当然ですが)、知っている方ならばこれを見てプラスチック製だとは判らないと思います。黒い部分は組み付けられたら見えなくなりますしね。

road182 そして今回の肝となった凸文字です。いつもなら削るだけで素地のアルミが光ってくれますが、それだと単に黒くなるだけなので、今回は最初に白を塗ってそれをマスキングした状態で結晶塗装を行なっています。

road184 行程についてはこちらで紹介しているので見ていれば判りますが、知らない塗装屋さんが見たらどうやってやったのか多分不思議に思う筈です。本当は全面白くなったインスタントレタリングなんかがあれば良いんでしょうっけどね(強度が全く不安ですが。笑)。

road185 かなり格好良いと思います。この方法を使えば白以外でも出来ます。

 

road186ちなみにサービスで筆塗りする場合もありますが、近くで見れば全然違うのが良く判ると思います。刷毛目が存在していないので当然ですけどね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アンテナカバー&ブレードアンテナ塗装 完成

antena43 こちらもお待たせしました!社外品のルームアンテナカバーとそれとセットで取り付けるアンテナブレード、本日完成となります。

antena44 アンテナブレードは純正の物と交換するタイプで、多分長さは倍くらいになるのでは?と思うくらい結構長いです。

antena45 アンテナベースは純正のルーフアンテナにそのまま被せるタイプで、今回はブレードも取り付けると言う事で上に開いている穴を後方に10ミリ拡張しました。元の状態も紹介しますね。

antena34多分一番最初に紹介した画像と比べると上に開いた穴の長さが全然違うのが判ると思います。

antena46今回も標準コースでのご依頼となりましたので、ブレードアンテナも包丁を研ぐようにポリッシュもしておきました(笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も当店をご利用頂き有り難うございました!