W124エンジンルーム内パーツ 組み付け

benz393 先日本塗りを終えていたメルセデスベンツW124のエンジンルーム内のパーツです。クリアーが完全硬化したので磨き処理を行い、外してあった部品を取り付けます。

benz367ちなみにエアークリーナーボックス中央に着くスリーポインテッドスターですが、若干ペーパー目が残っていた箇所があったので塗り直しました。使用した塗料が高輝度っぽいシルバーのMIX818だったので、やはりと言うか普通よりもペーパー傷を拾い易いみたいですね。

足付け処理をし、再度MIX818のシルバーで塗り直しました。

benz394 とりあえず小物の付属品取り付けは完了していて、後はエアークリーナーボックスに先ほどのスターと、後はどうしても反りが戻ってしまうAMGのプレートの貼り付けですね。

それにしても凄い色味をしていますが、これはキャンディーカラー特有ですので

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ゼンハイザーe935 ロゴ入れ~本塗り

mic93 先日下塗りとしてキャンディーレッドに塗装しておいたゼンハイザーe935が完全硬化したので、今度はロゴを入れてクリアーを塗ります。一度に本塗りを行わないのはキャンディーカラーのレッドが白に滲んで「ピンク」になってしまうのを避ける為です。この辺が通常使う顔料と染料との大きな違いですかね。

mic94 全体を足付け処理し、よく脱脂清掃をしたら所定の位置にマスキングシートを貼ります。

mic95今回のロゴに使った白はVWのクールホワイトで、このほかには同じくVWのキャンディーホワイトとカンパネラホワイトの3色を使い分けています。原色をそのまま使わないのは隠蔽性の事を考えていて、これ以外の物を使わないのは間違えないようにする為です。なのでその辺に余っている適当な白を使うという事はありません。

mic96 ロゴを入れる場合には最初にベースクリアーを塗る場合もあるのですが、今回のようにロゴが小さくて薄膜で済む場合はそのまま直接塗っています。派手な塗り分けの場合にはベースコートカラレス(ベースクリアー)を塗るのが必須ですかね。以前行ったLOOKのカーボンフレームの部分的な色の変更作業などは良い例です(普通に塗るよりも余程大変でした・・・)。

mic97 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

mic98キャンディーレッドに白のロゴはもう定番で、今回これの他にSHUREのマイクも殆ど同じ仕様で2本塗っています。今回の物はプロの方が使われる物なので元通りにSENNHEISERのロゴとなっていますが、他の2本はプレゼント用と言う事でどちらもオリジナルのロゴをデータ入稿で承っています。後日そちらも紹介しますね。

それでは完成次第改めてご案内いたします。年内発送可能予定ですのでどうぞもう少々お待ち下さいませ!

ゼンハイザーe945マイク塗装 完成

mic104 大変お待たせしました!ゼンハイザーe945のマイク塗装、本日完成となります。

mic105 ベースカラーはダイハツムーブの純正色「ディープブルークリスタルマイカ」(カラーコード:B79)で、ロゴはVWのクールホワイトなる白で塗っています。

mic106 今回塗っているディープブルークリスタルマイカは通常の2コート塗装ですが、比較的粗めのブルーパール(PE845)が大量に使われている為、中々綺麗な色変化を楽しめる色になっています。車体が全面これだと結構凄い事になっていそうな気がしますが・・・。

mic107SENNHEISERのロゴは元々あった物よりも少しサイズを大きくして横幅70mmになっています。ロゴ入れ塗装は別途費用が掛かりますが、これがあると無いとでは全体の印象は大きく変わると思いますのでお勧めだと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

日産マーチヘッドカバー結晶塗装 本塗り

march21 こちらもお待たせしました!ホースジョイントが溶接されたマーチのヘッドカバーも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。こちらも新品だったので元々のアルミ素地は綺麗に輝いていましたが、リン酸処理を行う事によって全体的に黒ずんでいるのが判ると思います。

尚、今回はこの3セット4部品を一度に本塗りしておりまして、次はいよいよRB26のタイミングベルトカバーの文字を加工製作する工程になりますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ(Robiのパーツも近々始まります)。

march22 まずは全体にプライマーを塗布します。ちなみに今回はプラグホールはマスキングせず一緒に塗るよう承っております。

march23 色は先ほど紹介した鮮やかなイタリアンレッドとは違い、以前当店で施工したNISSAN S20エンジンの「ドス黒い赤」でご指定を頂いております。

march24 その後熱を入れて完全硬化させ、マスキングを剥がした状態です。今回塗った物はどれも凸部を研磨する箇所が無いので、後は数日寝かしたらマスキングした箇所のバリなどを均して完成となります。

march25参考までに先ほど紹介したNDロードスターのヘッドカバーと並べてみました。かなり違いがあるのが判ると思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

NDロードスターヘッドカバー結晶塗装 本塗り

road240 こちらもお待たせしました!NDロードスターのヘッドカバーも鮮やかなイタリアンレッドの結晶塗装で無事本塗り完了しております。

元々は新品(同様?)に綺麗だったヘッドカバーでしたが、リン酸処理を行うと上の画像のように全体が黒ずんだ感じになります。アルミの表面をエッチングしつつリン酸皮膜が形成され、この後に塗るプライマーがより密着するようになっています。

road241 そしてプライマーを塗布します。

road242 結晶塗装用の塗料を4~6コート程一気に塗り込みます。

ちなみに通常のウレタンクリアーは1コート塗ったら10分くらい時間を置き(フラッシュオフタイム)、表面が乾いてからもう1コートを塗るようなやり方です。またはVOC軽減の為にそれぞれを連続して塗る「1.5コート」と言う塗り方もありますが、実際のところ綺麗に仕上がらないのでそれをやっている人は見た事がありません。2.5コート塗る人なら知っていますが(笑)。

road243そして140℃~170℃の熱を掛けて完全硬化させます。ちなみに結晶塗装用の塗料は熱硬化型(恐らくメラミン系)なので硬化剤などは入れません。1液タイプなのでスプレーガンに入れっぱなしでも固まりませんが、それ故にいつまでもベトベトしているので、2液で慣れてしまうとちょっと嫌な感じがする塗料です(私的見解です)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!