メルセデスベンツW124のエンジンルーム内のパーツの色については、先日のオレンジ色に引き続き、今度は紫色の色を検証しています。
上の画像はそれぞれ「細かいシルバー」と「粗いシルバー」の上に同じ紫系のキャンディーカラーを塗った状態で、ただどうもパッとしませんよね。これくらいならわざわざキャンディー塗装にはせずとも普通の2コートパールでも出せそうな色なのです。
ちなみにもっと紫を塗り込んで濃くすると確かにキャンディーっぽい深みが見られるのですが、そこまでいくともう真っ黒で、自動車の外板(ボディ)であればそれでも良いのかも知れませんが、これが暗いエンジンルームの中となると全くキャンディー塗装の良さが感じられないのでは・・・と思ったのです。だったら普通の2コートメタリックパールで良いんでは無いかと・・・。
と言う事で、今回新たに導入したのがこちらのハウスオブカラーのコバルトブルーです。カスタム塗装では定番の塗料ですね。ちなみにいつもは贔屓の塗料屋さんにお願いしているのですが、今回はどうしても急いで欲しかったのでアマゾンプライム会員の超お急ぎ便(いや、超は無いですが)で購入しました。
特性としては見ての通りの発色性で、今回余りパッとしない紫を、少し青味寄りにして何とか明るい色味を醸し出そう!と言う作戦です。
ただ懸念されるのは褪色で、青は特に色褪せ易い色ですから私的にはこれまでも極力使いたくは無かったのです。一応今回は紫外線の当たらないエンジンルームの中の部品と言うことなので、多少それを考慮して検討してみる事にしました。ただ熱ではどうなんですかね(と言うのも未知数です)。
それにしてもさすが王道!と言うか、見ての通りブルーは如何にもキャンディーカラー!と言うような綺麗な発色をしてくれます。しかも実物は画像の3倍くらい綺麗なんですよ。
ただ先ほど紹介したような懸念事項からブルー単体では使いたくは無いので、ムラサキ単色の状態からブルーのキャンディーを混ぜて色を作ってみました(これが大変で・・・)。
その中でも良い感じと思ったのはこちらの「紫2:青1」の割合で、これなら多少濃い目で塗り込んでも色味(色相)は確認出来ますから、何とか暗いエンジンルームの中でも映えてくれるのでは?と思う次第です。むしろ余り派手なのは・・・と言うことであれば丁度良いかも知れません。
先ほどの「紫2:青1」を透明な樹脂で作った物に塗ってみました。透明感を残したかったので色は薄めですが、やはり普通のキャンディーカラーに比べて発色が良く無いのが判りますよね。
対してこちらのコバルトブルーはとても綺麗です。ただしその分色褪せも強い筈なので、これ単体での使用はお勧め出来ない、と言う事ですかね。
ちなみにこちらは先日先に検証しておいたキャンディーオレンジのカラーで、真ん中が粗目のメタリック、右が細かいメタリックのシルバーを下に塗ってあります。ギラツキ感が違うのが判ると思います。
メタリック粒子が細かい方(上)も上品で綺麗ではあるのですが、今回はエンジンルームの中なので派手な方の粗いメタリック(下)を採用しようと思います。
それではご意見・御希望御座いましたらその旨ご連絡頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願い致します!