日産マーチヘッドカバー結晶塗装 本塗り

march21 こちらもお待たせしました!ホースジョイントが溶接されたマーチのヘッドカバーも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。こちらも新品だったので元々のアルミ素地は綺麗に輝いていましたが、リン酸処理を行う事によって全体的に黒ずんでいるのが判ると思います。

尚、今回はこの3セット4部品を一度に本塗りしておりまして、次はいよいよRB26のタイミングベルトカバーの文字を加工製作する工程になりますのでどうぞもう少々お待ち下さいませ(Robiのパーツも近々始まります)。

march22 まずは全体にプライマーを塗布します。ちなみに今回はプラグホールはマスキングせず一緒に塗るよう承っております。

march23 色は先ほど紹介した鮮やかなイタリアンレッドとは違い、以前当店で施工したNISSAN S20エンジンの「ドス黒い赤」でご指定を頂いております。

march24 その後熱を入れて完全硬化させ、マスキングを剥がした状態です。今回塗った物はどれも凸部を研磨する箇所が無いので、後は数日寝かしたらマスキングした箇所のバリなどを均して完成となります。

march25参考までに先ほど紹介したNDロードスターのヘッドカバーと並べてみました。かなり違いがあるのが判ると思います。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

NDロードスターヘッドカバー結晶塗装 本塗り

road240 こちらもお待たせしました!NDロードスターのヘッドカバーも鮮やかなイタリアンレッドの結晶塗装で無事本塗り完了しております。

元々は新品(同様?)に綺麗だったヘッドカバーでしたが、リン酸処理を行うと上の画像のように全体が黒ずんだ感じになります。アルミの表面をエッチングしつつリン酸皮膜が形成され、この後に塗るプライマーがより密着するようになっています。

road241 そしてプライマーを塗布します。

road242 結晶塗装用の塗料を4~6コート程一気に塗り込みます。

ちなみに通常のウレタンクリアーは1コート塗ったら10分くらい時間を置き(フラッシュオフタイム)、表面が乾いてからもう1コートを塗るようなやり方です。またはVOC軽減の為にそれぞれを連続して塗る「1.5コート」と言う塗り方もありますが、実際のところ綺麗に仕上がらないのでそれをやっている人は見た事がありません。2.5コート塗る人なら知っていますが(笑)。

road243そして140℃~170℃の熱を掛けて完全硬化させます。ちなみに結晶塗装用の塗料は熱硬化型(恐らくメラミン系)なので硬化剤などは入れません。1液タイプなのでスプレーガンに入れっぱなしでも固まりませんが、それ故にいつまでもベトベトしているので、2液で慣れてしまうとちょっと嫌な感じがする塗料です(私的見解です)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

HONDA NSXヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

nsx24 大変お待たせしました!ホンダNSXのヘッドカバーは無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

上の画像だとヘッドカバーは全体的に黒ずんでちょっと汚く見えますが、これはリン酸処理を施したからですのでご安心下さいませ。

nsx25尚、素材がマグネシウム合金の場合には耐食性の高い浸透型エポキシプライマーが必須で、しっかり全体に塗りこんだら一旦ここで熱を掛けて硬化させます。

nsx26 結晶塗装を塗りたく無い箇所に黒を塗ります。以前同じ物を塗った時は最初からマスキングをしていましたが、今回は極力素地を残さないで仕上げたかったのでちょっと手間を掛けてます。

nsx27 黒がしっかり乾いたらマスキングをし、いよいよ本塗り開始です。マスキングに使っているシートは予めサイズを測ってカットしておきました。

nsx28 結晶塗装用の塗料をウェットコートで4~6コート塗り重ねたらそのまま熱を掛けます。色はフェラーリエンジンのような「イタリアンレッド」の結晶塗装で承っております。

nsx29140℃~170℃くらいの熱を30分~50分掛けると画像のように結晶目が発生します。

ヘッドカバーが冷める前に各マスキングを剥がしておき、後は数日寝かせれば完成となります。今回は凸部の研磨が無いので近日中には発送出来る予定です。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

牽引フック&バッテリーステー塗装 完成

hook41   こちらも大変お待たせしました!牽引フックとバッテリーステー一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

hook 元々は新品の塗装済み品だったのですが、恐らくプライマーが塗っていないだろうという事で一旦全部剥がして下地からやり直しました。こうやって見ると塗膜が異様に厚くてデロデロになっているのが判ると思います。

hook33牽引フックの土台部分(黒い部品)は、見た目は最初と変わりませんが、やはりこちらも既存の塗膜は一旦全部剥がしての重防錆仕様となっています。

hook37牽引フックは恐らくボディ同色で、ランサーエボリューション9MR の純正色「ミディアムパープリッシュグレーマイカ」(カラーコード:A39)となります。クリアーはクリスタルクリアーを使用しています。

hook5バッテリーステーは元々ブルーのアルマイト仕上げ、こちらも土台部分も含めてサンドブラストを掛け下地からやり直しています。

hook42 こちらは一旦シルバーで仕上がっていたのですが、予定していたよりもシルバーが明るくなってしまったのでその後上にスモークを施してグレーっぽく落ち着かせてあります。

hook43牽引フック本体以外は全て半艶のクリアー仕上げで、どれも派手さはありませんから、これらをわざわざ塗り直したとは判らないと思います。まあオーナー様的にはそこが狙いなのだと思いますが。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム製作&塗装 完成

bmw548 大変お待たせしました!BMW X5のエンブレム、「40e」の製作~塗装は本日完成となります。

bmw478元々はこういった「X5 M 50d」なる純正メッキエンブレムがあるのですが、オーナー様が購入された車体はこれとは違う型のようで、それに貼る為の「40d」のエンブレムを今回新たに作成して塗装を施したと言う事です。

型の製作などについては一応塗装の業務外と言う事もあって社外記の方で紹介しています。宜しければご参照下さいませ。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2015/12/08/bmw-x5-m-50d%E2%86%9240e%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A0-%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E2%91%A6%E8%A4%87%E8%A3%BD%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88/

bmw547本物のメッキと比べるとかなり遜色してしまいますが、当初は普通のグレーメタリックで塗ろうとしていたくらいですので、それに比べればまあ何とか見れない事は無いと思います。

と言うか今回使った塗料(モトクローム)をもっと塗り込めばさらにメッキ感を出す事は出来るのですが、そうすると著しく密着性が低下してしまうのでその点を考慮して控えています。ちなみに一緒に塗ったダースベイダーの色見本で密着性のテストをしていますが結果は良好ですのでご安心下さいませ。

bmw549最後の「e」の部分については、オーナー様のご要望によりフチの一部をブルーメタリックで塗装しています。

bmw542両面テープも貼ってありますので、後は位置を合わせて車体に貼ればOKです。先ほど梱包も終えまして、明日ご指定のディーラーさんに宛てに発送予定となります。どうぞもう少々お待ち下さいませ。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!