コペンヘッドカバー凸文字化&結晶塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたダイハツコペンのヘッドカバー結晶塗装&凸文字加工、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

 元々はこのような新品のヘッドカバーに、

オーナー様から入稿いただいたaiデータを基に、金属加工業者さんにお願いして2ミリ厚のアルミ板カットして頂き、

  ご指定の箇所に高強度のエポキシ接着剤で固定しました。

 その後結晶塗装を施して二度焼きを行い、

  凸文字を研磨してアルミ素地を光らせ、

  クリアーを塗って腐食の進行を遅らせるようにしました。

この後60℃40分の熱で硬化させ、完成となります。

  上塗りは結晶塗装のオレンジとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります(撮ってそのままです)。

ここまではNIKONのD200と言うカメラで撮影をしていて(かなり古いカメラです)、

近接撮影をする時はコンパクトカメラ(SONYのDSC-W50でこれも結構古いタイプです)を使って撮っています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ダイハツコペンヘッドカバー 本塗り

 先日アルミの切り文字を取り付けていたダイハツコペンのヘッドカバーです。

その後60℃40分程の熱を掛けて、凸文字の隙間に筆塗りをしておいたエポキシプラサフを硬化させておきました。

パーツは新品で元々はもっと銀色に輝いていましたが、リン酸処理を行った事で全体に黒ずみ、これによってこの後に塗るプライマーの密着性が高まります。サンドブラストやペーパー掛けが物理的な足付け処理とすると、こちらは薬品による化成処理となります。

ちなみに少し前からTwitterを始めておりまして、マスキングをしている最中の状態をそちらで紹介もしていたりしました。

日記での紹介はある程度内容が纏まってからのアップロードとなりますのでどうしてもタイムラグが発生しますが、Twitterならリアルタイムでの紹介も可能になるかも知れません(ただ現場作業中は作業に集中しているのでそんなに機会は多くないと思いますが)。

 まずはプライマーを塗布します。

プライマーは全体的に満遍なく2コート塗っています。

 その後オレンジの結晶塗装を行い、

140℃くらいの熱を掛けると結晶目が現れます。

この時点では赤外線ヒーターを使って120℃~170℃で30分くらい熱を掛け、

後日恒温機(乾燥炉)で120℃20分程の熱を掛けて二度焼きを行います。

最後に設置した凸文字を研磨して鏡面状に光らせ、クリアーを筆塗りする予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ダイハツコペンヘッドカバー 凸文字接着

 先日素地調整を行っていたダイハツコペンのヘッドカバーです。その後凸文字と共にリン酸処理を行いました。

カットした文字をそのまま貼るのはとても難しい為、ガイド用としてマスキングシートを貼り付けます。オフセットの調整はせず、そのままのサイズとしました。

金属加工業者さんに作成して頂いた2ミリ厚のアルミ製切り文字です。

金属同士の接着に適したエポキシ接着剤(3M DP420)をしっかり塗り込み、

ガイド用のマスキングシートの凹んだ部分(カットされた部分)にはめ込みます。

今までは多少サイズを大きくカットしたマスキングシートにしていましたが、今回はそのままのサイズで使う事でアルミの文字がピッタリ嵌ります。たかがシートの厚みと侮っていましたが、凄く楽で良い方法を見つけました。

その後上から抑えつけるようにしてマスキングテープを貼り、このままの状態で60℃20分ベイクします。

熱々の状態で炉(恒温機)から取り出し、カッターの先端を使って食み出た余分を取り除きます。ちなみに温度が下がるとエポキシ接着剤はガチガチになり、カッター程度では刃が立たなくなってしまいます(経験済みです)。

その後はフチにエポキシプラサフを筆で塗って隙間を埋めておきます。

今回は平面だったので殆ど隙間は無かったのですが、装着される部分からして上側の断面が目立つのでしっかり塗り込んでおきました。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ダイハツコペンヘッドカバー 凸文字 下準備

  先日お預かりしておりましたダイハツコペンのヘッドカバーです。シンナーで洗い流すようにして全体を脱脂洗浄しておきました。

  そして金属加工の専門業者さんにお願いしていた切り文字が完成して届きましたので、本体の方の準備を開始していきます。

凸文字は厚み(高さ)が2ミリで、素材はアルミとなります。

  そしてヘッドカバーの方ですが、表面にはシリンダーオルゴールのような小さい突起が無数にあって、

粗を目立たなくする結晶塗装でもちょっとこれは邪魔ですから、

  #120のダブルアクションサンダーと手研ぎで均しておきます。

先ほどの切り文字はこの部分(側面)に取り付け予定で、その前にまず本体と切り文字をリン酸処理しておきます。プライマーや接着剤がしっかり着くようにですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ダイハツコペンヘッドカバー 結晶塗装&凸文字化承ってます

 先日到着しておりましたダイハツコペンのヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご希望内容はオレンジ色の結晶塗装と、ヘッドカバーの一部に凸文字加工を承っております。

オーナー様よりイメージ画像を頂いておりますのでそちらを紹介させて頂きますね。

 このような感じで、ヘッドカバーの一部に「DOHC 16-VALVE」の凸文字を新たに据え付けるよう承っております。

ちなみに上記画像にある「DOHC 16-VALVE」は、当店で紹介しているロードスターのヘッドカバーの画像を加工して使っているそうです。これって凄い技術では・・・。

ただ先ほどのロゴはあくまでもラスター画像なのでそのままでは使えず、改めてオーナー様にオリジナルのロゴデータ(ベクター画像)を作成して頂き、それを基にイメージ画像を作成しました。凸文字は現在作業中のBMWヘッドカバーのALPINAと同じく、専門の金属加工屋さんにお願いする予定で、素材はアルミかステンレスどちらが良いかもアドバイスを頂こうかと思っております。

結晶塗装の参考画像も紹介しますね。

こちらはホンダトゥデイのヘッドカバーで、その他の完成画像はこちらのページよりご覧いただけます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。作業着手はかなり先になってしまうかと思いますが、どうか今しばらくお待ち頂ければと思います。

改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!