ウッドステアリング塗装承ってます

 先日到着しておりましたウッドステアリングです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としては、一緒にお預りしたシフトノブ天面の色味を参考に、スモーク塗装でステアリングの色味を濃く(暗く)と承っております。またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更でご指定頂きました。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

 

ステアリングウッド部スモーク塗装 完成

大変お待たせしました!MOMOのステアリングウッド部のスモーク塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

元々は赤茶色だったウッド部ですが、
スモーク塗る事で大分引き締まった感じになっていると思います。ただこれに気付いてくれる人が居るかどうかは微妙ですが(笑)。

濃度の目安としては「 黒木目風もしくはブラック寄り」で、室内だと比較的黒に近いくらいの濃さとなっています。


革の部分はマスキングですが、奥までしっかりクリアーを塗り込み、また塗り終えてからすぐにマスキングを剥がして馴染ませてあるので境界部分の違和感は無いと思います。
クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様となります。

 

画像だと木目が判り難いのですが、直射日光にあたると透明感のある塗装で渋い木目柄が確認出来ます。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ステアリングウッド部スモーク塗装 本塗り

 こちらもお待たせしました!MOMOのステアリング、ウッド部分のスモーク塗装となります。

 イメージは前回施工したステアリングウッド部のスモーク塗装を参考にし、濃度を調整していきます。テールランプと違って反射板が無い為、ちょっとしたスモークで黒さが強く出てしまう為、黒の含有量を減らした極薄いスモークを少しずつ塗り重ねていきます。

 濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

 フチはクリアーが溜まってマスキングテープが固まってしまう為、本塗り後直ぐにマスキングを剥がします。

ぱっと見は真っ黒ですが、ハンドライトを当ててスモークの濃さや木目の見え方なども確認して塗っていますのでどうぞご安心下さいませ。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

透過性塗装 下準備

 先日マスキングを行っておいたテールランプ等一式です。

画像は既に足付け処理が終わった状態で、それまでの途中経過を紹介しますね。

 ステアリングは多少木目(か打痕)のスジ痕があったので、#800の水研ぎで表面を均しておきます。この後はいつもの布状の研磨材(アシレックス)で全体を足付け処理をしておきます。

水研ぎペーパーはコシがあるので凸や傷などを平滑に削る事に適していて、布状の研磨剤は角を立てずに均一なぺーパー傷を入れられるので足付け処理に適しています。

逆を言えばコシの強い#800はそれ以上に深い傷が入る為、そのまま本塗りを行うには少々危険で、昔は使い古した#800を遣ったり、一つ上の番手#1000~#1200で均すのが基本でした(勿論今もそうしますが)。

 こちらは180SXのテールランプで、社外品はランナーから切り離した個所の処理が比較的悪い事が多いので予め削っておきます。

 こちらも180SXのテールランプで、レンズ表面には成型時に出来たシワのような跡があります。恐らくは型の不良では無く、成型して熱くて柔らかい状態の時に何かが当たってしまったような感じでしょうか。傷やヒビ割れではありませんのでご安心下さい(社外品は結構いつもの事です)。

 バリの凸部は#120から始めて平滑に削り落とし、レンズ表面は#320から初めてそれぞれ最終は#800までペーパー目を整えます。レンズに傷がある場合も同じように処理して問題ありません。

ただ時々ですがそうでは無いケースもありまして、

 こちらはハーレーのテールランプで、やはりバリがあったので先に削っておきます。

 同じように#120から始めて、

 最終は#800のペーパー目に整えます。少し巣穴が残っていますが(白い微細な点です)これくらいなら殆ど気にならないと思います(そもそも装着されるとここは見えないかと・・・)。

 レンズ表面にも傷があったでこちらもいつものように削ってみると、

 どうやらこちらはレンズ表面にコーティングが施されていたようです。

 逆側も同じように深い傷があったので削っておきました。

通常テールランプ(レンズ)は樹脂素地そのままが殆どですが、希にこういった被膜が施されています。スプレーで塗装したと言うよりかは溶液にドブ付けして表面に被膜を着けるというような感じがします。

無色透明なのでそのまま塗っても大丈夫かも知れませんが、スモーク塗装のような透過性塗装は大丈夫で無かった場合に取り返しが付かない為、このまま塗るという事は殆どありません。

と言う訳で、取り敢えずはスモークでは無く普通のクリアーを塗ってこれを下塗りとしました。

怖いのは被膜の切れ目を塗料中の溶剤が侵してしまい発生するエッジマッピングで、透過性塗装でこれが出るとそこでスモークの厚みが変わって「永遠消えない跡」が残ってしまう為、多少の為と時間的なロスはありますがこういう作業は必要です。

今回のような事例は余り紹介しませんが、塗装の仕事はトラブルが起きない日がある方が奇跡(!)と言うくらいですので、時間を余分に取っておく事が必要です(と言いつつ納期ギリギリで失敗が絶対許されないと言う時の緊張感も嫌いでは無いんですけどね)。

と言う訳で、ちょっと今週の本塗りは難しくなるかも知れませんので、どうかもう少々お待ち頂ければと思います。

ステアリングウッド部 スモーク塗装承ってます

 先日到着しておりましたステアリングです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ステアリング上部はウッドになっていて、オーナー様的にはこちらの明るい木目が気に入らないとの事ですので、今回はここをスモーク塗装で承っています。

以前にも同じような施工例がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。

 スモークの濃さはこの時と同じような感じで、「木目部分の茶を分からなくし、黒木目風もしくはブラック寄り」といった内容で承っております。またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

以下ページより他の完成画像も見れますので宜しければご参照下さいませ。

ステアリングスモーク塗装 完成

 

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!