GRBインプレッサVALENTIテールランプ 本塗り

先日割れたレンズを修理し、クリアーを下塗りしておいたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。最終脱脂清掃を行い、エアーブローで埃を飛ばします。

元々はレンズの裏に鮮やかな赤が塗ってあったと思われるのですが、褪色して色が薄くなっています。

バックランプとウィンカー部はクリアーのままにするので、以前作成したデータを基にマスキングシートをカットします。

少量の洗剤を入れた水を吹きかけ、元のラインに合わせてマスキングシートを貼り付けます。

位置が決まったらゴムベラで扱いて水を抜き、プラスチックプライマーを塗布します。

続けて透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

一度に赤くしようとするとムラ・ダマが生じてしまうので、塗料中の含有量を減らし、4コート程に別けて塗り重ねていきます。

色味が決まったらマスキングシートを剥がし、その部分にプラスチックプライマーを塗布します。

その後クリアー抜きをした箇所にベースコートクリアーを塗布します。ぶつ切りマスキングの段差を馴染ませる為ですね。

そして最後にトップコートクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

スモークは塗らず、レッドキャンディーのみの仕様となります。

元々塗ってあった赤はレンズ=アクリルのパネルの内側なので紫外線の透過もある程度抑えられている筈なのですが、それでもあそこまで色褪せていたとなると、使われている塗料(顔料及び樹脂)自体が耐候性の低い物だったのかも知れませんね(私的な見解としては顔料では無く染料なのではと)。

割れていた箇所も言われないと判らないくらいに仕上がっていると思います。

本塗り前にはブース内の壁や床、棚板や台などを高圧洗浄機で洗い流しているので、ゴミの付着もかなり少ないと思います(目視で4個中一か所のみ)。

この後は一晩自然乾燥させ、その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます(実際には恒温器に入れっぱなしなので60℃40分+50℃120分といった感じです)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ等レンズ系パーツ下準備②

先日割れたレンズの修理をし、クリアーの下塗りを行っておいたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。クリアーは常温と湿度で硬化するタイプ=スタンドックスVOCエクストリームプラスを使っているので今回熱は入れず、そのまま足付け処理(研磨)を行います。

先日マスキングを行っておいたその他のレンズ系パーツです(画像に映っていませんがジムニーテールランプの反射板もあります)。

レンズのフチは当たりの柔らかい#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で研磨を行い、レンズ表面は#800→#1300(アシレックスレモン→オレンジ)で足付け処理を行っています。

尚、レンズ表面を研磨する際には多少なりその研ぎ粉=粉塵が舞うのですが、当店の場合は工場一階にあるブース内の送気ファンを回して室内を陽圧にし、風下となる入口のドアを10センチくらい開けてそこから汚れた空気を排出するようにしています。この作業時にマスクは着けていないのですが、常に風上からクリーンなエアーが送られるので粉塵を吸う事はまずありません。

尚、パテやサフェなどを研ぐ時は激しくこの粉塵が出るのでこの方法では風量が足りず、また屋外にそのまま研ぎ粉を放出するのは憚れますので、この場合はブース内の排気浄化装置の前で作業をするようにしています。

SNS等を見ていると模型製作の作業時にマスクの重要性を謳っている人を時々見かけますが、むしろそっちでは無く作業環境を見直した方が良いかと思っています。そもそも防毒マスクのカートリッジの使用時間は数時間~1日程度なので、健康面を考えるなら使う度に新しい物に交換したいところですが、そんな事をしていたらとんでも無いコストになってしまいますので現実的ではありません(あとポリパテの研ぎ粉が死因みたいな事も見かけましたが、恐らくはそれ以外の事=遺伝性疾患や生活習慣の方が大きかったのではと…)。

いずれも空気の流れ停滞した場所(特に密室空間)での作業は避け、風上から風下に向かってを意識しつつ、溶剤等の揮発性物質は作業以外の時間=日常生活では極力身近に置かないようにすれば良いかと思っています。毎日仕事で塗装を行っている人より、塗料等溶剤が置かれた部屋で寝るとかの方がよほど健康被害が大きいのではと…。

インプレッサのテールランプは一時期非常にご依頼数が多かったのでマスキング用の型データを作っていて、ただし今回はスバル純正品では無いのでそれは使えず手作業で行おうと思っていたのですが、調べてみたらありました!3年前に同車のテールランプを塗っていて、それ以前にもあったご依頼でVALENTI用のマスキングデータを作成していたようです。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

GRBインプレッサ テールレンズ割れ修理②

先日割れたレンズ部を修理しておいたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。

接着剤を塗った箇所には細かい巣穴があると思われましたので、サーフェサーの代わりにクリアーを下塗りしておく事にしました。

尚、元々塗られている赤は大分褪色していて、これはレンズ裏側となります。なので表側はアクリル樹脂素地そのままとなりますので、何かしらを塗る際にはプラスチックプライマーの塗布が必須となります(アクリル樹脂=PMMAはそれ専用の接着剤以外はプライマーの塗装が必須です)。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたら全体にプラスチックプライマーを塗布し、トップコート=クリアーを2コート塗りました。

クリアーは常温と湿度で硬化するタイプのスタンドックスVOCエクストリームプラスを使用しました。これならば通常の60℃40分程の熱を入れなくても、今の時期なら室温(30℃湿度70%くらい)で一時間程おけば研ぎ作業も可能です。

接着剤を塗った箇所は巣穴も無く綺麗に仕上がっていました。

割れた跡はそのまま残りますが、この後の塗装=透過性の赤でかなり目立たなくなるかと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

テールランプ等レンズ系パーツ下準備

次の透過性塗装のターンで本塗り予定のレンズパーツ一式です。


スバルGRBインプレッサテールランプ塗装承ってます

クロスカブテールレンズ塗装承ってます

クロスカブウィンカー塗装承ってます

ジムニーシエラテールランプ塗装承ってます

ホンダCB1300テールランプ塗装承ってます


クロスカブのテールランプはレンズ単体のタイプなのでこのままマスキングをすると光が透過せず、塗装時にスモークの濃さが判りませんから、

仮想反射板という感じで内側に反射フィルムを貼っておきます。

レンズを通った光が中のフィルムに反射してレンズの色味(濃さ)が判るようになります。その後は通常通り養生紙(マスキングテープ)を貼って塗料が着かないようにします。

GRBインプレッサのレンズは先日割れた箇所を修理しているので、先にこちらにクリアーを下塗りしておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

GRBインプレッサ テールレンズ割れ修理

先日お預かりしておりましたスバルGRBインプレッサ用の社外品VALENTIテールランプです。

こちらのテールランプはレンズの一部に亀裂が入っていて、今回はこちらの修理も承っています。

粉っぽい作業になるので先に裏側をマスキングしておきます。

ひび割れた箇所をリューターでV字型に彫るようにして削ります。

レンズの厚みの半分くらいまで彫ったら#120の手研ぎで表面を均し、しっかり脱脂清掃→プラスチックプライマーを塗布します。

割れた箇所を広げるようにしてしっかり隙間に接着剤を浸透させ、専用のライトを当てて硬化させます。

続けてV字に彫った部分を埋めるようにして接着剤を盛り、再び光を照射して硬化させます。

その後#180→#240の空研ぎでライン出しを行い、#320→#400でペーパー目を均し、最後にその周りを#500相当の布状研磨副資材(アシレックススカイ)で足付け処理を行います。割れた跡は残りますが、この後この部分は赤く塗るので大分目立たなくなるかと思います。

尚細かい巣穴は残っていますので、本塗りの前に部分的にクリアーを塗って下地を整えておこうと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!