ジムニーテールランプ 本塗り

先日下準備を行っておいたジムニー(JB64)の純正テールランプです。本塗り自体は先週終わっていて、現在既に熱も入れて完全硬化済みですが、作業内容を紹介させて頂きます。

小物塗装では出来るだけ肌を平滑に仕上げたいので、被塗面と地面が丁度平行になる位置で自立するようにしています。テールランプの場合は段ボールと、マスキングテープの芯などを使って微調整しています。

よく脱脂し、エアーブローで埃を飛ばしたらプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

スモーク=ベースコートを塗り重ねていき、参考とする画像を見ながら微調整を行います。

スモーク濃度の調整は塗料中のスモーク含有量とコート数で決めます。塗り方自体は変えない=肌を荒らさないよう(ドライコートにしないよう)常にウェットコートで行います。

ただコート数が少ないとダマやムラが目立ち、コート数が多くなると塗膜不良が起きてしまうので、4~5コートで丁度よい濃さになるよう各コートでスモーク含有量を調整しながら行っています。イメージとしては最初はムラにならないよう薄く、その後濃くして理想の一歩手前まで近づけ、最後の1~2コートで微調整を行うといった感じでしょうか。

濃度が決まったら最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

テールランプの塗装費用はそれ単体で塗ると採算が合わない金額設定ですが、

今回のようにある程度の数を纏めて塗る事で作業効率を高め、商売として成り立つようにしています。

ただ体力的にも精神的にもキツイ所があるので、もう少ししたら1度に塗るのは1~2セットずつ、逆に単価を上げて採算性を合わせる方向にしようかと考えています(受付停止としても良いのですが楽な事だけ残すようにすると作業レベルが下がってしまう恐れがあるので、多少なりプレッシャーのある仕事は残しておいた方が良いかとは思っています)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

先日に続き、次の透過性塗装のターンで本塗り予定のテールランプ等レンズパーツです。水気をしっかり飛ばして乾燥させたらマスキングを行います。

ランドクルーザーのサイドマーカーはフチのバリが酷かったので、#120~#400の空研ぎペーパーで段差を均し、#500の布状研磨副資材(アシレックススカイ)でペーパー目を均します。

キャデラックのテールランプはフチに傷や欠けがあったのでこちらも#120~で研磨して均しておきます。

その後は#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)で足付け処理を行ないます。左が作業前、右が作業後です。

ツルツルした素地そのままで、密着剤(スプレー糊のような物)を使って塗っても直ぐには剥がれないのですが、何かの拍子=ガムテープ等を貼って剥がしたりすると塗膜が一緒に剥がれたり、洗車やエアーブローをした際に簡単にペリペリと剥がれてきたりします。

ただしプラスチック素材の場合は足付け処理をしただけでも駄目で、これにプラスチック専用のプライマーを塗る必要もあります。レンズ系はアクリル樹脂=PMMAやPC=ポリカーボネートが多いですが、いずれもプライマーは必須です。

足付け処理が終わったら隅々まで脱脂清掃しておきます。

小さい部品は手で持って塗れるよう芯棒を固定しておきます。バランスが悪い物は段ボールやワニクリップなどを筋交いのようにして補強しています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レンズ系透過性塗装 下準備

次の透過性塗装のターンで本塗りを行う予定のテールランプ等レンズ系パーツです(右下にホンダCB400SFのテールランプが写っていますがこちらは間違いでその次のターンとなります)。

・TOYOTA86テールランプ等レンズパーツ6点塗装承ってます

・ランドクルーザーサイドマーカー塗装承ってます

・キャデラックCTSテールランプ塗装承ってます

・ジムニーテールランプ塗装承ってます

先ほどの画像に映っていませんでしたが、こちらのジムニーのテールランプも一緒に塗る予定です。

トヨタ86のサイドマーカーはフチにビビリ音防止の為のフエルトテープが貼ってあって、こちらを剥がしてみると布の部分と両面テープがバラバラになってしまったので新たに作っておく事にします。

フエルトテープは布のクッション部分に色々厚みがあって、その中から今回の物と似た物を選んで使います。

幅は全種類で揃えている訳では無いので(そもそもそんなに売っていません)、その都度カットしてサイズを合わせています。

こちらはキャデラックのテールランプで、比較的綺麗な方ですが上面(天面)に砂汚れが溜まっているので水洗いをして掃除しておきます。

トヨタ86の方はこの部分に泥が溜まる構造になっているので、

こちらも水を流しながらブラシを当てて丁寧に泥を取り除いておきます。

エアーブローをして水気を飛ばしてよく乾燥させておきます。

水が残ったままマスキングしてしまうとレンズ内部が結露で曇ってしまうのでしっかり乾かしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ジムニーシエラテールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたジムニーシエラのテールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だったテールランプに、

「標準的な濃さ」でスモーク塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

この状態のままだとレンズ側面が塗れないので、

本塗り時は各レンズを取り外し、

ただし配線は切らず土台からレンズを浮かして固定した状態で本塗りを行いました。

リフレクターレンズは見た目は黒いですが実際にはスモークを薄くしていて、左右のテールランプと同じような濃さに見えるよう調整しています。

 立てた状態で撮影しました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ジムニーシエラテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたスズキジムニーシエラのテールランプです。

元々は黒いプラスチック製の土台に嵌め込まれた物で、ただそこから外すには配線を取らないといけませんから、今回はその土台を残しつつそれぞれ単体で塗れるようにしています。

下の養生紙の中にはその黒い土台があります。

こちらは反射板なので配線は着いていなく、なので取り外して単体で塗れます。

プラスチックプライマーを塗布し、続けてベースコート=スモークを塗っていきます。

スモークの濃さは「標準的な濃さで」と伺っていて、この状態だとまだ薄いのが判るかと思います。

反射板は見る角度によって明るさが大きく変わるので、テールランプとは別に濃さ(スモーク含有量)を変えて少しずつ塗り重ねていきます。

以前施工した時の画像を参考にしつつ、良い感じの濃さになるようスモークを塗り重ねていきます。

良さそうな濃さになりました。

反射板もテールランプに合わせて濃さを調整しています。

濃さが決まったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この時期ブース内は30℃を超えるのが普通ですが、

本塗り時はクーラーを点けるので、ブース内の雰囲気温度は27℃くらいとなり、むしろいつもより快適に作業が出来ています。

塗装に使用するエアーは強制的に水分を除去しているので(冷凍式エアードライヤー)湿度の高い時期でも塗装自体に問題は無いのですが、作業者が辛い状況だと仕上がりもそれに比例してしまう所がありますので、

工場一階にもエアコンを導入し、夏でも冬でも快適に塗装作業が出来るようにしました。

寒いのは結構大丈夫なので作業場に暖房は必要無い方ですが、気温が低いとクリアーの粘度が高く肌が出来にくい所があるので、そういった点で室温を上げて塗れるのはメリットがあります。

近年ブルーカラーの職種は不人気で、その理由の一つとしては「夏場が辛い」があると思うので、自動車鈑金塗装業界も「エアコン完備」「シャワーあり」にすると人手不足も多少は解消されるのでは、と考えてます(私が最初に勤めていたディーラー内製工場は当時からこれがあってとても良かったです!)。

今回のレンズは接合部に比較的広い隙間があったのでバツ切りにはならず、なので際のマスキングテープは剥がさずそのままとしています。これが以前行ったハーレートライクのテールランプのようにほぼ隙間が無い場合は、2回目のクリアーを塗った直後にマスキングを剥がしてクリアーが馴染むようにします。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!