VMAXウィンカー&レンズ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたVMAXに取り付け予定の同社ヤマハSRのウィンカーレンズとリフレクターレンズ、さらにその後本塗りを行っていた土台部分の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのような状態だった物に、

腐食していた土台のアルミ部分はサンドブラスト処理を行い、

その後プライマーとサーフェサーの塗装で下地を作ってから上塗りを行いました。

ウィンカーベース部の色はトヨタブラックメタリック(カラーコード:205)となります。

粗目のメタリックが目立ちますが、

下品では無く、むしろ高級感を感じれます。

レンズは「極薄めと薄目の中間」の濃度で、

クリアーは全て高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

スモークの濃さは以前ご依頼頂いた同車テールランプを参考にしています。

以前ご依頼頂いた物と実物を並べている訳では無いので言い切れませんが、同じくらいの濃さに出来たかと思います。

折角なので土台とレンズを組み合わせてみる事にしました。そのままだとレンズが真っ黒に見えてしまうので、反射板の替わりにアルミホイルを中に入れておきます。

薄いスモークではありますが、コントラストが効いて高級感が出たと思います。

最初のようにアルミ地にクリアーを塗った物も格好良いのですが、経年で腐食が出てしまう為(クリアーのみの塗装では防錆効果を期待出来ません)、長く維持をされるのであればプライマーの塗装は必須かと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。一緒にお預かりしているヘッドカバーはもう少しお時間掛かりますので、先にこちらを発送しょうかと思います。この度も当店をご利用頂き有難うございます!

VMAXウィンカーベース 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたヤマハVMAXに取り付け予定の、同社SRのアルミ製ウィンカーベースです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

#600でライン出しを行い、その後#800~#1500で曲面を均し、最後に布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目の目消しと細部の足付け処理を行います。

台にセットして本塗り準備完了です。

よく脱脂清掃し、エアーブローを行って埃を飛ばします。

サフェ研ぎの際、下地が露出してしまっている箇所があるので、

部分的にプライマーを塗布します。

そしてベースコートを塗布します。色はトヨタ「ブラックメタリック」(カラーコード:205)で、原色の中で一番粗いメタリック(MIX598)が使用されています。

ドライコートで塗ると肌が荒れて後に艶引けの原因となる為、ウェットに塗ってツルンと仕上げます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

今回の塗色は今まで塗った事があるのかどうか記憶に無いのですが、

これが中々良い色で驚いています。

配合データ自体は単純な内容ですが、黒々しい色と粗目のメタリックの配合が丁度良い感じで、これは私的にも好みの色となります。自分のバイクにも是非使ってみようかと・・・!

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

尚、レンズのスモーク塗装は先日塗り終わっておりまして、良い具合に一緒に完成出来る予定です(ヘッドカバーはまだお時間掛かりそうです。もう少々お待ちくださいませ・・・!)。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

VMAXウィンカーレンズ 本塗り

先日下準備を行っていましたヤマハVMAXのウィンカーレンズ一式と、

リフレクターレンズ(反射板)です。

リフレクターレンズは土台とレンズが接着された構造なので、フチはマスキング で対応しています。

ウィンカーレンズは手前の低い方が反射フィルムを貼ったマスキングで、奥の背が高い方が透明なシートでマスキングをした物となります。透過性の塗装は条件が違うと色味(濃さ)が変わって見える為、出来るだけ違う環境で確認できるようにしています。

ベースコート=スモークを塗布します。

濃さは以前ご依頼頂いたテールランプを参考に調整しています。

その他にスモークの濃さを確認する方法として、最初に貼ってあったマスキングテープの上に新しいマスキングテープを貼るという事で今どれくらい濃くなっているのが判ります。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

今回はこちらのレンズが装着される土台部分の塗装もご依頼頂いていて、そちらは別工程で作業を進行しております。

念のため2回目のクリアーを塗り終わったら直ぐにフチのマスキングテープを剥がしておきました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それではウィンカーの土台も作業が進行しましたらそちらも紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

VMAXウィンカーベース サフェ入れ

先日お預かりしておりましたヤマハVMAXに取り付け予定のSRウィンカーのアルミ土台部分です。

アルミ素地にクリアーが塗られた状態で、ただしクリアー自体に防錆効果はありませんから、フチから腐食が発生しています。

まずはダブルアクションサンダー#120で既存のクリアーを剥がしつつ、ある程度の形を整えます。

その後平らな箇所(断面)を#180で研摩します。

続けてサンドブラストを行います。

サンダーでの研磨でもぱっと見は腐食が取れているように見えますが、実際には素地を浸食して根深く残っている場合があり、そういった点でサンドブラストや化成処理は有効です。腐食を甘くみると、プロがやってもこのようになる可能性もありますので。

その後リン酸処理を行い、よく洗浄しておきました。

裏まで塗れるよう、スペースを開けた状態で固定しています。

まずはプライマーを塗布します。

フチまでしっかり塗っておきます(最初の状態もそうでしたが、こういった箇所から水分や酸素が入り込んで腐食が始まります)。

続けてサーフェサーを塗布します。

プライマーは防錆、サーフェサーは塗膜の充填の為で、この後研ぎ作業を行って細かいラインを整えます。アルミ素地やカーボン目が出ていると目の錯覚で多少凸凹していても判らないのですが、着色されるとそれらの歪が目立つからですね。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。その間にレンズ部分の本塗りを行うようにします。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

VMAXウィンカー&レンズ塗装承ってます

先日到着しておりましたヤマハVMAXに取り付け予定のウィンカー一式と、リフレクターレンズです。こちらのオーナー様は以前同車のダクトカバーの塗装と、またその後テールランプのスモーク塗装もご依頼頂いた方です。この度も当店をご贔屓頂き誠にありがとうございます!

レンズはスモーク塗装で、濃度は「極薄めと薄目の中間」、以前ご依頼頂いたテールランプと同じくらいの濃さで承っております。

リフレクターレンズも同様で、以前ご依頼頂いたテールランプと同じような感じでともご指定を頂いております。その時の画像も紹介します。

この時は元々赤かったレンズにさらに赤を重ねてスモーク塗装を行っています。

ウィンカーレンズには深い傷が入っていますので、足付け処理の際に削って均しておくようにします。

そしてウィンカー本体=土台の部分です。元々はSRX系の純正部品との事で、ぱっと見は綺麗なのですが、

アルミ地に直接トップコート=クリアーが塗られている為、その間で菌糸状の腐食が発生しています。これはアルミホイールでもよく見受けられますが、クリアーに腐食を防止する効果はない為、プライマーが塗っていない物は早かれ遅かれ皆こうなってしまいます。ホームセンターで「防錆塗料配合済み これ一つでOK!」みたいな色付きペンキ(フタル酸樹脂塗料)とかの製品を見かけますが、本気でそれを信用する本業の方(塗装屋さん)は居ません。

ですので一旦クリアーを剥がし、腐食部分をサンダーで削り落とすかサンドブラスト処理を行ってからのプライマー塗装とする予定です。

色トヨタブラックメタリック(カラーコード:205)、クリアーは全てクリスタルクリアーへの変更で承っております。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!