VW GOLF5 フロントグリル塗装 完成

golf22 大変お待たせしました!フォルクスワーゲンゴルフ5の純正フロントグリル&バンパーロアグリルのメッシュ部分の塗装、本日完成となります。

塗装したのはハニカム形状の網部分のみで、元々ここが劣化して白っぽくなっていたのを今回艶消し黒で塗装しました。最初の状態の画像を紹介しますね。

golf13ボンネットで隠れる部分などは比較的黒が残っていたのでやはり紫外線での劣化が原因だと思います。よくベランダに放置しておいたプラスチック製のおもちゃや、洗濯物を干す為の物干しハンガーが次第にボロボロになっていくのも同じで、塗装はそういった物を紫外線から守る役割があるのですが、実はこちらのフロントグリルは既に塗装が施されていてその塗膜自体が劣化していた、と言う非常に残念な落ちでした。まあ塗料でも色々ありますからね。

golf23 今回の塗装では黒の上に2液性の艶消しクリアーを塗ってあるので、耐侯性(耐久性)は自動車ボディ外板に塗る艶々の塗装と変わりはありません。ちなみに通常自動車パーツでもこういった事はされていないのが普通で(高コストですから色を塗って終わりなのが一般的です)、良く見かけるケースとしては3rdレンジローバーのアウターハンドルは紫外線の劣化でよく塗装が剥がれてますよね。1000万超えの車体でどうしてそこを・・・って思ってしまう所もありますが、英国車はこれがスタンダードなのかも知れません(と教わって育ちましたので・・・)。

ちなみにそれの逆としては、BMW MONOの純正トップケースの蓋なんかはちゃんとシルバーの上に艶消しクリアーが(なぜかタップリ)塗られているので多分あれなら屋外に長期放置していても劣化する事は無いと思います。

golf24この角度だと塗装面が余り見えないのですが、複雑な形でも塗装面がザラついた箇所などは無いように仕上げていますのでご安心下さいませ。また樹脂素地剥き出しの状態よりも艶消しブラック塗装の方が質感が良いので高級感を感じられるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

VW GOLF5 フロントグリル&ロアグリル 本塗り

golf17 大変お待たせしました!フォルクスワーゲンゴルフ5のフロントグリル&ロアグリル、本日無事本塗り完了しております。ただうっかりしていたら台風に巻き込まれてしまいましたが・・・(帰れますかね)。

ご依頼内容としてはフロントグリルとロアグリルの「黒い網目」の部位の塗装で、ちょっと画像だと判り難いのですが黒い部分の表面が白っぽくなっているのが判ると思います。主に紫外線などによる劣化で確かによく見かけますよね。ちなみにケミカル剤などで対応出来たりもしますが、この升目を一つ一つ何度も拭き上げるって言うのも大変ですし、そもそも根底にこれが残ったままって言うのがなんだか嫌な気分になりますよね。

golf18 塗装方法は基本的にいつもと同じで、ベースコートの黒を塗ったらクリアーを塗ります。今回は艶消しをご指定されていますので使うクリアーを艶消し専用の物に変えています。

ちなみに上の画像は既にクリアーを塗った状態です。艶消しクリアーでもウェットに塗りこんでいるのですがちょっと判り難いですかね。

golf19 この升目を表側からだけで塗るのは大変ですから(というか届きません)、ベースコートもクリアーも最初は裏側から塗り始めています。クリアーの時などは「それはちょっと塗り過ぎじゃ・・・」って言うくらい裏から塗っておけば壁面で垂れたりはしません。逆に強引に表面からだけで塗ろうとすると大変な事になります(所謂「ナイアガラ」状態です・・・)。

golf20 半艶・艶消し共に艶が消える(安定する)までは自然乾燥で、今の季節だと30分くらい経てばもうこんな感じで大分艶が消えています。しっかりと艶は消えていますがムラ無くシットリと仕上がっているのが判ると思います。

golf21強引に艶を消そうとして「ドライコート」で塗ると塗装表面がザラザラとなってしまうので、そうなると汚れが付き易く、またムラっぽい見た目の仕上がりになってしまいます。

それでは完全硬化後組み付けて完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

VW GOLF5 フロントグリル 下準備

golf15 こちらもお待たせしております。フォルクスワーゲンゴルフ5の純正フロントグリル&バンパーロアグリルです。

足付け作業の前に泥汚れなどを清掃する必要がありますが、さすがにこの網目を一つ一つ掃除するのも大変ですので今回はスチーム洗浄機でガツンと洗い流してみる事にしました。中々良い感じです(ただ塗膜が悪いとこれで剥がれてしまう危険性もありますので注意は必要かと)。

golf16その後塗らない部分をマスキングし、今度は升目一つ一つを足付けしていきます。先ほどのスチーム洗浄液に研磨粒子などを混入すればウェットブラストよろしくこの作業も一度に出来るのかも知れませんが、さすがにそこまでマクガイバーではありませんので(=「冒険野郎」って事ですが、ちょっとマニアック過ぎて判りませんか・・・)、ここはいつも通り布状になった研磨用の副資材(アシレックス)でネチネチと足付け処理をしていきます。ちなみにこのコバックス社の製品は海外の塗装屋さんでも有名で評判もすこぶる良いようで、ただ「とても高いけどね」みたいな事も言っていました。判ります判ります。

golf 足付け処理が終わったら全体にシリコンオフをスプレーし、さらに升目を一つずつ拭きあげていきます。指では入らない箇所もあるのでそういった箇所はやはりヘラを使ってふき取ります。

ちなみに作業してみて判りましたが、手前の大きい方のフロントグリルは黒い部分は樹脂素地では無く「艶消し黒」に薄くスプレーされていました。劣化して白化いたのは樹脂かと思いきや塗膜だったようです。ただ剥がれるような劣化では無いのでその点はご安心下さい。恐らく缶スプレーのようなラッカー塗装だったのだと思います(私もディーラー在籍時はそういった事をしていましたので良く判ります)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々御待ち下さいませ!

VW GOLF5 GTIフロントグリル塗装承ってます

golf12 先日到着しておりましたフォルクスワーゲンゴルフ5GTIのフロントグリルとロアグリルです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

golf13 今回ご依頼頂いたのは塗装された部位では無くこちらの「未塗装」部分でして、元々は黒かった筈なのですが紫外線による劣化で白っぽくなってしまっています。良く見かけますが、樹脂素地剥きだしだともうこれは仕方ないですよね(と思っていましたが、後にこれは艶消し黒の塗装が施されているのが判りました。多分缶スプレーのような物だと思います)。

今回はここを「つや消しの黒」での塗装で承っています。

golf14フロントグリルに着いていたナンバーブラケットと赤く塗られたモールは取り外しておきましたので、溜まった泥は清掃した後最後にまた元に戻しておきます。ナンバーブラケットは外さなくても良かったっぽいですが出っ張っていると気になりますしね。最初にスチームで一気に洗い流してしまおうと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!