メルセデス500Eエアークリーナーボックス 凸文字マスキング②

mercedes1 流石にこのマスキングは一日では終わりませんので、作業は数日に分けて行っています。

上の画像では土台部分のマスキングが完了した状態です。ここまではそんなに大変では無いですね。比較的いつもやっているレベルです。

mercedes3そしていよいよ凸文字の側面部分をマスキングしていきます。他に良い方法が無いのかとも思いましたが、見れる仕上がりにするにはこの方法以外思いつきませんでした。私的にはシルク印刷とかで出来そうな気もしたんですが、どうも受けてくれる所が無いようなので今回はもう覚悟を決めた次第です。

むしろ「うちなら出来る」と言う方がいらっしゃったら是非ご連絡下さい。今後も需要はある筈ですので(今回に限らず結構あります)。

mercedes2  プラモデル屋さんで比較的細いマスキングテープが売っているのを発見したのですが、やはりいつも慣れている紙タイプのマスキングテープがやり易いので、これを1ミリ幅くらいにカットして使います。幸いにして近眼ですので細かい作業はそんなに疲れません。ただ体力より精神的にやられているっぽいですが(笑)。

mercedes4 土台と側面の繋ぎ部分にはどうしても隙間が出来ますが、中には肉眼では見え難い髪の毛程の隙間があったりもしますので、最後に「角」の部分も張っておきます。今回の作業指針(?)としては「文字以外の樹脂部分の素地を残す」と言う事なので、ちょっとした事が全てを台無しにしてしまいますから念には念を入れておくとします。ちなみに一番苦しかったのは「R」ですかね・・・。

mercedes5マスキングを貼っていて難しいのは「時間が経っても剥がれないように」と言う事で、少しでもテンションを掛けた状態で貼ってしまうと時間が経つとそこが浮いてしまいます。 また溶剤系の塗装だと、それによってマスキングテープの糊が弱くなるので1コート目が終わった時点で色々浮いてしまっていると言うことも良くあります。

和紙タイプのマスキングテープを使う時のコツとしては「置いてくる」ですかね。ちなみにそれぞれの文字は垂直に見えますが射出成型品である以上多少なりテーパー状になっています。なので真っ直ぐテープを張っていると微妙にズレていくんですよ・・・(苦)。

それを修正しつつ曲線ラインをピッタリ貼って行くのは中々痺れる作業ではありますが、勿論作業に見合う御代はご了承を頂いていますので、むしろこういった作業を仕事としてやらせて頂ける事が有り難いです。

お待たせして申し訳御座いませんがもう少々お待ち下さいませ!

メルセデス500Eエアークリーナーボックス 凸文字マスキング

benz7上の画像は先日凸文字の上面を平滑に均した時のもので、いよいよ次はマスキングの作業となります。ちなみにご依頼内容は文字の上面をシルバーで塗る事です。

benz8全てのマスキングを手作業で行うのはちょっと大変過ぎるので、ベース面だけでも機械にカットして貰おうと言うことで、いつものように文字を石摺りして輪郭をトレースします。

mercedesそれをスキャナーでパソコンに取り込み、Illustratorなるソフトでベクトルデータを作成します。ただしここではいつものようにピッタリ作る必要は無く、あくまで手作業の補助的なマスキングシートの作成なのである程度はアバウトで構いません。

benz9   スリーポインテッドスターもサイズをデータ化してマスキングシートを作成します。フリーハンドでマスキングも可能ですが、どうせ機械を動かすならとこちらは機械でのカットをメインにする事にしました。

mercedes1そしてカッティングプロッタにカットして貰ったマスキングシートを貼っていきます。比較的簡単そうに見えますがメインのマスキングはまだまだこれからで、この後凸文字の「側面」にマスキングをしていかなければなりません。「そんな事出来るの?」って感じもしますが他に方法は無いのでやるしか無いんですよ(苦笑)。

ハーレーのビキニカウル塗装 完成

harley2 こちらもお待たせしました!ハーレーのビキニカウルも本日完成となります。

製品自体の下地の状態が良いので単に塗るだけでしたが完成度は高く仕上がっていると思います。

harley3黒は実は管理が大変で、ちょっと洗車を怠って表面に砂埃が乗ったような状態になると深みは無くなってしまいますし、洗車の方法をちょっと間違えると細かい傷が増えていってやはり深みが感じられない状態になってしまいます。常に神経を使う色でもありますよね。

ただそれだけに良いコンディションを維持出来れば「随分綺麗にしてるな・・・」と思われるくらい目立つ色でもあったりします。深みのある黒は本当に格好良いですよね。管理は大変だけど人気がある理由だと思います。

ちなみに私はその大変さを知っているので黒は選びません(笑)。素手で塗膜に触れられなくなってしまい神経が消耗し過ぎますので・・・。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度もご贔屓頂き有難う御座いました!