インプレッサ(from東京)テールランプ 本塗り

imp17 大変お待たせしました!東京から御依頼頂いているインプレッサのテールランプ一式は無事本塗り完了しておりますので御安心下さいませ。もう一件の福島県から御依頼の方はもう少しお待ち下さいね。

ちなに今回は今更ではありますが、クリアー抜きの部分の型を取ってデータ化しておく事にしました。まだまだ根強く人気が続いているようなので使う機会はある筈ですからね。

まずはいつものようにラインテープでマスキングをしたらその上にコピー用紙を貼り付け固定し上から鉛筆の芯を擦ってテープの輪郭を転写させます。それをスキャナーに読み込んだら細部を修正し、カッティングプロッターでマスキングシートを作成します。

imp18 いつものように水貼りをしたら少し時間をおいて乾燥させます。「だったら前の日に貼っておけば良いのに」と思いそうですがそうすると大変な事になりますのでそれはやりません。と言うほど大きな問題でも無いのかも知れませんが、私的にはやはり塗る当日が宜しいかと存じます。前の日が3時まで(AMのです)仕事していたらそれは「当日」扱いで良いと思いますけどね。

imp19 そしてレッドキャンディーを塗布した状態です。この時点で5~6コートですが、一度に塗るとこれも大変な事になるので1コート毎に十分な乾燥時間(=フラッシュオフタイム)をとっています。なのでこれだけでも3時間以上は掛けているんですよね。普通の塗装と違って一応は手間が掛かっているのです。

imp20再度プラスチックプライマーを塗ったら全体にスモークを掛け、クリアーを塗ったら本塗り完了です。

imp21マスキングの型を作るのにちょっと時間が余計に掛かりましたが今後はこれでマスキング作業自体が楽になるので良しとします。5セットくらい塗れれば採算が合わせられると思いますが、だったらもっと早くやっておけば良かったんですよね。まさかこんなに息が長いモデルになるとは思ってもいませんでしたので・・・ビックリです。

それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

他にも諸々塗り終わっていますが今日中に紹介しきれるかどうか微妙です。間に合わなかったら明日になってしまうかも知れませんが何卒御容赦頂ければと思います。

 

インプレッサテールランプ(from東京) 下準備

imptokyo3 この型のテールランプは現在2セットをお預かりしておりまして、とりあえずは先にこちらの東京からご依頼のテールランプの本塗りとなります。福島県からご依頼頂いているもう1セットのテールランプはその次のターンでの塗装となりますのでもう少々お待ち下さいませ。

これと一緒に塗るパーツとしては、TOYOTA FT-86を2セット、そしてHONDA NBOXとなります。

その次のターンでは、福島県からご依頼のこちらと同型のテールランプ一式と、バイクスクーター(マグザム)のレンズ一式、そして先ほど紹介したインプレッサ「全面レッド仕様」、あと現在部品を取り寄せて頂いているホンダエリシオンのハイマウントストップランプ、そして既に部品はお預かりしておりますがご連絡待ちのロータスエリーゼのテールランプ一式となります。

これとは別に何とかサングラスフレームをどこかで塗りたいと思っておりますが、もしかしたらこちらは移転先の工場第一号になるかも知れません。メガネフレーム等の極小物の塗装は工場二階スペースで塗れる環境を構築したいんですよね。まあどうなるかは現段階では全く見当も付いていないのですが・・・。

imptokyo4純正部品は裏側を見ると大抵こういった素材名が記してあります。普通に見ても意味不明な記号ですがプラスチックを扱う仕事に従事していると判るようになりますし非常に助かります。

一応塗装屋としての見方としては、

「PMMA」・・・アクリルです。塗装との相性は悪くありませんが修理の際は溶着では難しいので接着での対応が良いと思います。ガラスに近い透明感を持ったプラスチックとしては有名で水族館の水槽などによく使われているようです。

「PC」・・・ポリカーボネート。アクリルに近いですが透明度は少し劣るように感じます。アクリルよりも割れにくく、コストが安く出来るメリットがありますよね。ヘッドライトはこのポリカを使う場合が多いですが、理由としては耐熱性または対人事故の時に被害を軽減させる為かと思われます(私的見解です)。塗装との相性は良いです。ラジコンボディなんか良く塗られているのを見かけますよね。

「ASA」・・・塗装屋的には「ABS」と同じものと考えています。塗装との相性はよく、修理もやり易く割れても溶着で直せます。ちょっと気になったのでちゃんと調べてみたら、やはりABSと同じような物ですがそれよりも耐候性に優れているようです。

と言った感じで、プラスチック(樹脂)といっても色々と種類があって、中には塗装と激しく相性が悪いもの(PE=ポリエチレン)もあるので作業前にはこれらを良く確認しておく事が必要です。自動車の部品だけを塗装しているだけならこういった事は特に気にしなくても良いのですが(実際気にしていませんでした)、それ以外の物を扱うとなるとこういった事も覚えておかないと本当に痛い目に合うのです(実際私は何度も・・・)。

さらに中には素材云々では無く、それに使われている染料によって起こる「激しいニジミ」など、心配事はそれだけに留まる訳では無かったりするのですが・・・。まあそれ故に塗装は飽きないと言うこともあるんですけどね。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

 

インプレッサテールランプ レッドキャンディー塗装承ってます

imp16先日無事到着しておりましたインプレッサのテールランプです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!意外にもこの型のランプは初めてですかね。

ご依頼内容としてはスモークでは無く「レッドキャンディー塗装」で承っておりまして、現在のクリアーレンズの部分を回りと同じ様な赤で塗装し、全体を赤いレンズにするよう承っております。

勿論これは単に全面に赤を塗れば良いという訳では無く、それぞれマスキングをして塗り分ける必要がありますし、それぞれの色味を揃える必要もあるのです。塗装屋さんなら判ると思いますがちょっとこれはゾッとしますよね・・・。

と言う事ですが前例は何度かありますので紹介させて頂きますね。

bmw41こちらはBMWのテールランプで、手前の小さいレンズは元々下が赤で上側がクリアーのレンズでした。

legacy49 こちらはちょっと前にご依頼頂いたレガシィのテールランプですね。途中から下側だけが赤だったのを色々延長しました。大変でした・・・。

legacy26こちらはスイフトスポーツのテールランプでしょうか。やはり部分的にレッドだった物に色々赤い部分をプラスさせています。凄く大変でした・・・。これらに比べると今回のインプレッサのテールランプはまだ現実的な内容です。

やり方としては、以前行ったBMWのテールランプの時はクリアーの部分のみ塗装で既存の赤い箇所は何も塗りませんでしたが、最後にこれら全体を一緒に塗る事で「色相」もある程度近づけられると思いますので今回はそれで対応したいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

 

ブレンボキャリパー塗装

brembo3先日紹介しました画像ですが、完成画像も撮影したので改めて紹介させて頂きますね。

上の画像は到着した時の状態です。

brembo4艶が無いのは綺麗にクリアーだけが剥がれてしまったからです。ロゴも剥がれてしまってベースカラーの赤は見事に褪色しています。

brembo_3こちらは今回のキャリパーとは関係無く、ブレーキ屋さんがストックしている多数のブレンボキャリパーです。洗浄~サンドブラスト処理までした状態でオーダーが入るとその車種に合ったブラケットを作成し、指定された色で塗装されるようになります。

今回のキャリパーは直接当店にご依頼頂いた物なのでこの棚に納まる事は無く、ブラスト処理~洗浄をブレーキ屋さんに行って貰ったらそのまま塗装に入ります。

brembo5プライマーを塗装した後にベースコートのイエローを塗装し、ロゴを黒で塗装したらクリアーを塗って本塗り完了です。

brembo6  そして完成画像です。

今回はオーバーホールも行うとの事ですからこの状態ではピストンは付いておらず、納品先のショップさんにて新しいオーバーホールキットを組み込まれる事になります。

私の元に来た時にはボロボロの状態でしたが、こうやって綺麗になって新たに車体に装着されると言うのは中々感慨深いものがありますね。10年後にこの塗装がボロボロになったとしても、またこうやって塗り直されて復活出来ればと思う次第です。そうすれば仕事も無くならずに済みますし(笑)。

NISAN S20ヘッドカバー 旧塗膜剥離

s204右側は先日こちらで紹介しました「赤の結晶塗装」でご依頼頂いているカバーで、左側はいつもご贔屓頂いている業者さんからのご依頼品です。共に「塗装済み」だった物の旧塗膜を剥がしてみるとここまで違う事が判りました。右側のカバーは恐らく今まで使われていなかった(車体に装着されていなかった!)と言うまさに国宝級のような部品です。こんなのどこにあったんですかね・・・。

対して左側のカバーも元々塗装は施してあったので、アルミ素地が剥き出しだったという訳では無いのにここまで腐食が進行してしまったと言う事は、下地にプライマーが塗られていなかったのだと思います。再塗装の際もそうですが、新車塗膜ですらプライマーが塗られていない事も多く、上塗り塗料だけでは防錆効果は望めないので経年劣化でこんなになってしまうんですよね。ここまでになるとリン酸処理のみでは事足りないのでこちらはサンドブラストで表層を削っておくとします。右側のはここまで綺麗ですからリン酸処理のみで本塗りに挑めます。

現在、移転先の工場とこちらを行ったり来たりの日が続きますので現場作業はかなり遅れてしまうと思いますが何卒ご理解頂ければ幸いです。どうぞ宜しく御願い致します!