記帳台(スチールスタンド) 本塗り

stand 大変お待たせしました!いきなりですが、スチール製の記帳台は本日無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

部品点数は4点で、楕円形の底板は表面のみ塗装なので裏側はマスキングしています。通常はそのまま置いて塗るだけなのですが、裏面にはフエルト製の脚が付いていて、そこに色を付けたく無かったんですよね。

stand1 既存の塗膜はボディーシューツのようにザラザラとしていて、完全に平滑にするには「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程が必要ですが、今回は艶消し(激安コース)でのご依頼ですので、軽く表面を研ぐのみでの対応となります。上の画像に写っている青い物が布状の研磨副資材(アシレックススカイ中目)です。

stand2 全体に足付け処理をしたらよく脱脂洗浄し、本塗り準備を行います。

トッププレートは裏表共に塗りますが、吊るして塗るのには少々バランスが悪いので、最初の方は画像のように置いた状態で裏表を塗っていきます。片面を塗って乾いたらひっくり返して反対を塗るといった感じですね。

stand4 足付け処理をした時点で素地の鉄板が露出した部分もあるので、そこはスポット的にプライマーを塗り、さらに下塗りとして白→下色の赤を塗布します。

stand5 今回はクリアーを塗らない仕様ですので、ベースコートに直接硬化剤を少量入れて艶消しの状態で完成となります。

stand7  色はフェラーリの赤、「ロッソコルサ」(カラーコード:300)です。

stand6トッププレートは最後のコートのみ吊るして表裏を一緒に仕上げました。ムラも無く良い感じの艶消し仕上げになったと思います。

明日中には熱を掛けて数日寝かしたら完成予定となります。もう少々お待ちくださいませ!

BMW MPower ヘッドカバー&サージタンク結晶塗装 完成

bmw118大変お待たせしました!BMW M Powerのヘッドカバーとサージタンク、結晶塗装の黒で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

bmw91今回ご依頼頂いたのはいつもお世話になっておりますシルキーシックス様で、結晶塗装をご依頼頂く際は上の画像のようにいつもサンドブラストで処理した状態で承っております(また作業内容の掲載もご承諾頂いております)。

bmw119今回はサンドブラスト処理が済んでいたので比較的作業は早く出来る筈だったのですが、少々立て込んでいた事と、一緒に塗る他のご依頼品を待っていたので少し長くなってしまいました。いつもお時間を頂戴して申し訳御座いません。また色々とお気遣い頂き恐縮です。

bmw120結晶塗装に限らず全ての作業は「時間工賃」から算出されていますが、ただ実際の所その辺は余り関係なくなって来てしまっているところもあります。大きく工場を構えてしまうと固定経費が凄い額になりますが(以前はそうでした・・・)、今はそれがかなり軽減されていますので(都内では有り得ないくらいなのです)、全体的にゆっくりやっているというか、かなり時間を掛けられるようになっていると思います。商売的にはどうなのかって話ですが(苦笑)。

bmw122ちなみに今回は元々の凸文字の形が悪く、平らに研いで仕上げるのに結構大変でした。角が甘いまま仕上げるとシャープ感に欠けてしまうので、足りていない箇所があるとそこまで掘り込まないといけないんですよね。勿論研ぎ過ぎて厚みが無くなるのもマズイのでその辺も気をつけて調整しています。

bmw123サージタンクは裏側も綺麗に仕上がっていると思います。

先ほど完成のお知らせメールも差し上げておりますのでご確認頂ければと思います。

この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座いました!