アルファロメオエンジンカバー&サージタンク結晶塗装 完成

alfa24こちらもお待たせしました!アルファロメオのエンジンカバー&サージタンクも本日完成となります。

alfa26 こちらは面研してアルミ素地を露出した個所にクリアーを塗っていますので、発送は明日の夕方以降となります。

最初の状態も紹介しますね。

alfa9アルファロメオのエンジンカバーは元々未塗装で、凸文字の部分のみ赤で塗られています。

alfa8フィンの部分は鋳型から外したそのままの梨地なので、塗装前に面研して平らに仕上げ、最後に番手を細かくして光らせます。

alfa25 色は明るいブルーで、色の表現にパウダーパールを使っています。

alfa27 アルファロメオのエンジンパーツは業者さんからのご依頼が多く(サージタンクを外すのが面倒だからだと思います)、ただ殆どの場合で黒の結晶塗装になっています。個人の方だと赤が多いですかね。

alfa28 ですので今回のような塗色は初めてかも知れません。ロードスターは数が多いだけにバリエーションも多いんですけどね。

alfa29 フィンや凸文字は極力手研ぎで行ってエッジがシャープになるように仕上げています。サンダーなどのエアーツールに頼るとこうは仕上がりません。

alfa30 裏側も綺麗に結晶目が並んでくれたと思います。

尚、元々着いていた付属品は元の通りに戻しておきました。

alfa31結晶目を近くで見るとこんな感じです。中々凄いですよね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SUZUKI GSX-R1100キャブトップカバー結晶塗装 完成

topcover13 大変お待たせしました!SUZUKI GSX-R1100のキャブレタートップカバーとステーの結晶塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

topcover素材はスチール製で、最初の状態では腐食も発生していましたが、それらはサンドブラストで削り落とし、新たにプライマーを塗って結晶塗装を施しています。

topcover14 結晶塗装の色は明るいブルーで、粉末のパールも使用しています。

topcover16 結晶塗装が普通の塗装と違って難しいのは「結晶目の並べ方」で、これは塗っている時には判らず、塗装後に熱を加えてようやく結果が判るので、塗装中はまるでロボットのようにガン距離・角度・運行速度を揃えて塗っています。

topcover17 形は円柱形ですが、塗装する場合は8角形と考え、土台部分・側面・天面とそれぞれを3面に別けて「8×3=24面」を塗るような感じで作業しています。

topcover19焼き物などであればそれぞれ違う仕上りを「味」として考えたり出来ますが、当店の作業はそれと真逆で、どれも人の手で行ったような跡を残さないようにしなければなりませんので、これが少々(と言うかかなり)大変です。

topcover15ちなみに結晶目は塗料の膜厚や熱を入れるタイミング(伝導率も)が関係しています。

topcover18 こういったちょっとした出っ張りもスプレー塗装時には結構厄介なので、やはり塗装時は8方向から均一にスプレーをしています。たかが5cmの部品でも意外と奥が深いのです。

topcover21結晶目を近くから見るとこんな感じです。コンパクトカメラでマクロ撮影しています。

topcover20裏側もサンドブラスト処理を行っていて、そのままだと錆びるのでやはりプライマーを塗布し、こちらはつや消しの黒(っぽいガンメタ)を塗っています。見えない部分なのでどうでも良いとは思いますが、やはり部品単体で受け取った時の印象は違いますよね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW MINI 社外品外装パーツ塗装 完成

mini84 大変お待たせしました!BMW MINI用のリヤバンパープロテクター・ハンドルカバー・ウィンドウォッシャーノズルカバーの塗装、本日完成となります。

mini85 色はソリッドカラーのブラック(メタリックでもパールでも無い黒)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となっています。

最初の状態も紹介しますね。

mini63リヤバンパープロテクターは表面がザラザラとした梨地で、ハンドルカバーは黒く見えますがカーボンの柄を裏に印刷したポリカーボネート製の物となります。

mini86 リヤバンパープロテクターはフニャフニャなので取り扱いを誤ると塗装が割れてしまう可能性がありますから塗料に軟化剤を入れて柔軟性を持たせるようにしています。

mini89 一応室内でも撮影しておきました。

mini66リヤバンパープロテクターは元々こんな感じで、塗装はされていなく、素材自体が凸凹になっています。元々こういったABS板を真空成型して余分をカットして作られた製品だと思います。

mini88 あれをそのまま塗っても艶は出ませんので、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を作って艶のある仕上がりにしています。

mini90 ハンドルカバーは元々表面はツルツルなので下地処理は足付け処理だけで大丈夫です。ただし素地はポリカーボネート樹脂となりますので、プラスチック用プライマーは必須です。

こちらも最初の状態を紹介しますね。

mini64これも元々透明なポリカーボ板の裏からカーボン柄を印刷し、それを真空成型して作成していると思われます。

ちなみに一般的な水圧転写の場合は表側からカーボン柄を貼り付け、その上にクリアーを塗っているのでプラスチックプライマーの塗装は必要ありません。

mini91ご依頼頂いているコースは 【お任せ仕上げコース】ですので磨き処理はしていませんが、塗りっ放しでも十分美しく仕上がっていると思います。まあ塗料が良いお陰なんですけどね(クリアーのレベリング性能がとても良いのです)。

mini94 ウィンドウォッシャーノズルカバーはステンレス製で、下地処理にはサンドブラストを行ってからプライマーを塗っています。

mini95本塗り時は裏側からスプレーするように塗っていますので、穴のフチまでしっかり色もクリアーも入っています。どうぞご安心下さいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!