ロードスター・COSWORTH・ベンツヘッドカバー結晶塗装承ってます

road245 先日到着しておりましたメルセデスベンツ190エンジンヘッドカバー、コスワース(ロータスでしょうか)のヘッドカバー、そしてロードスターのヘッドカバーです。3点共に同じオーナー様となります。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

road246結晶塗装は3点とも全て鮮やかな赤(イタリアンレッド)でご指定頂いておりまして、こちらのロードスターは状態が良いので下地作業はリン酸処理とプライマー塗装、凸文字は塗装後に面研して光らせます。

cosworth コスワースのヘッドカバーも状態が良く、現状はつや消し(または半艶)の黒が塗られていますが、一旦剥離してからロードスターと同じように作業を行います。

以前同じ部品を施工していますのでそちらも紹介しますね。

cosworth1調べてみたら7年前に塗装した物で、こちらは元々ゴールドだった模様です。オイルキャップ部分が溶接して埋められているので、ドライサンプ化しているのでは?といったコメントがありました。

benz282 そしてこちらはメルセデス190のヘッドカバーです。

benz283 こちらもW124のヘッドカバーと同様、素材がマグネシウム(寄り)なので経年で腐食が激しく発生するのが特徴です。塗料が垂れているように見えますがそうでは無く、浮いて中が空洞になっています。

こちらは剥離して塗る直すだけでは早い段階で腐食が再発しますので(半年くらいで出るかもといったレベルです)、いつもお世話になっているブラスト専門ショップさんに強力な直圧ブラストをお願いして腐食を根こそぎ削り落として貰い、その後浸透型エポキシプライマーを使っての重防錆仕様とします。

benz284尚オーナー様が裏側の処理を気にされていましたが、こちらのヘッドカバーについては表面と同様に裏側もブラスト処理を行います(ブラスト屋さんに行って頂きます)。既に何かしら作業した跡があるのでオーナー様はお察しだと思いますが、このヘッドカバーは裏側も塗装がしてあって、それもペリペリと剥がれて来るのでとても厄介なんですよね。

尚、裏側にはプライマーは塗りませんが(装着していればオイル漬けになるので大丈夫だと思います)、ご希望される方には裏側へのエポキシプライマー塗装も対応しています。装着しないで飾るもしくは長期保存したい場合は新品時と同様にプライマーの塗装をお勧め致します。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

S-WORKS カーボンフレーム&フォーク 本塗り準備

sworks68先日サフェ研ぎまで完了していたS-WORKSのカーボンフレームとフォークです。ベースカラーとなるキャンディーグリーンの色も決まりましたので、いよいよ本塗り(実際はまだ下塗り)の準備となります。

次の下塗りでは、まず下色としてシルバーを塗り、その上にキャンディーグリーンのベースコートを塗布、そして最後にクリアーを塗って一旦本塗りを完了とします。

その後熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、再度全体に足付け処理をしたら今度は各部にロゴを白で塗装、再度クリアーを塗って本塗り完了となります。

作業進行しましたらまた紹介しますので、どうぞもう少々お待ちくださいませ!