S-WORKSカーボンフレーム&フォーク 塗色確認

sworks49 先日第一回目の色検証を行っていたSPECIALIZED S-WORKS VENGEのカーボンフレーム&フォークです。

画像はキャンディーグリーン原色のままで、これに既存のキャンディーブルー「コバルトブルー」を混ぜると色が濁って発色が悪くなってしまう為、違う原色の使用を検討しました。

sworks52 こちらは主にキャンディーカラーとして使っているハウスオブカラーの色見本帳です。以前も何度か紹介していますよね。

sworks53 こちらが今回使っているキャンディーグリーンの原色となる「ORGANIC GREEN」です。

sworks54 そしてこちらが以前W124のエアークリーナーボックスの塗装に使った「COBALT BLUE」で、綺麗な青なのですが、赤味があるので今回のグリーンと相殺してしまって色が濁ってしまうという問題が生じています。

色の三原色である「赤・黄・青」を混ぜると黒になる為(実際はグレーですが)、彩度を保ちたいのであれば色は極力混ぜないのがセオリーです。

sworks55 そしてこちらが今回目星を付けた「ORIENTAL BLUE」です。コバルトブルーに比べると黄色味のあるブルーとなります。

sworks56 と言う訳で早速取り寄せてみました。

sworks50 こちらが最初のコバルトブルーで、赤味があるのが判ると思います。

sworks57こちらは今回新たに購入したオリエンタルブルーで、黄色味の青なのが判ると思います。

尚、今回使用しているオーガニックグリーンは元々青味寄りの緑となります。

sworks58と言う訳で新たに色見本を作成しました。簡単そうにやってみますが一枚ずつ違う仕様にしているのでかなりの時間が掛かっています。

sworks59右(奥)の方がグリーンの原色で、左側(手前)に行くに連れて青味が強くなっています。

sworks60今回新たに取り寄せた黄色味のある青「オリエンタルブルー」は、予想通りグリーンに混ぜても濁りを抑えたまま青味を増す事が出来ました。

sworks62平面的な色板だけでは判り難いので、今回はミニカー型の色見本も作成してみました。

手前左側のグリーンが原色のままです。かなり黄緑色なのが判ると思います。

sworks64徐々に青味を足していき、一番手前が今回最も青味を強くしたグリーンです。奥のグリーン原色そのままと比べると大分変化が出たのが判ると思います。これが最初のコバルトブルーだと黒っぽく濁ってしまっていたんですよね。

sworks65まだクリアーは塗っていませんので、後日何かしらの序に一緒にこちらも塗らせて貰い、最終的な判断をしてみようと思います。

sworks66ブースの中だと全方向から光が当たるので判り難いで一応作業場の方でも撮ってみました。しかし実物はもっと凄いです。

クリアーを塗って硬化しましたら改めて画像を紹介致します。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

レコードプレーヤーアームベース 本塗り

player12 先日サフェーサーを塗布しておいたレコードプレーヤーのアームベースです。

全体にガイドコートとして黒をパラパラと塗り、当て板を使ってサフェーサーを研ぎ付けます。

player13 その後全体に足付け処理を行い、裏側のゴム脚をマスキングします。前回のご依頼では旧塗膜の下から錆が出ていたので溶剤にドブ漬けして塗装を剥離する必要がありましたが、今回は塗膜は問題無いので剥離は表面のみ、側面と裏側の塗膜はそのまま残してあります。ゴム脚も外さずに済みました。

player14 今回のコースは前回と同じく【激安コース】の仕様ですので、クリアーは塗らず、ベースコートのみでつや消し黒に仕上げます。硬化剤は3~5%程を直接ベースコートに入れています。

player15 クリアーを塗らないので指触乾燥すれば塗膜は触れますから、そのまま裏返しにして今度は表面を塗装します。

player16同じくベースコートの黒を塗って乾燥すれば艶が消えて仕上ります。

一応は硬化剤は入っていますので、後日他の被塗物と一緒に熱を入れて硬化させます。

完成次第改めて紹介致しますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ゼンハイザーマイク塗装 完成

mic156大変お待たせしました!ゼンハイザーのボーカルマイクe945の塗装、本日完成となります。

mic157ベースカラーはVW社の「キャンディーホワイト」で、SENNHEISERのロゴはSTANDOX SPFシルバー JLM-906を原色そのままで使用しています。

mic160 SPFシルバーは通常のシルバーに比べて金属感が強いのが特徴です。透かしは黒いので白地にロゴが埋まってしまうという事もありません。

mic158白への塗装は相変わらずの人気で、先日もライブイベントで使用するマイクもお納めしまして、現在も新たに二本のマイクが届いています。内一本はホワイトパールでしたが、全て白系と言う事でその人気が伺えます。ステージ上だと映えるのかも知れませんね。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!