先日第一回目の色検証を行っていたSPECIALIZED S-WORKS VENGEのカーボンフレーム&フォークです。
画像はキャンディーグリーン原色のままで、これに既存のキャンディーブルー「コバルトブルー」を混ぜると色が濁って発色が悪くなってしまう為、違う原色の使用を検討しました。
こちらは主にキャンディーカラーとして使っているハウスオブカラーの色見本帳です。以前も何度か紹介していますよね。
こちらが今回使っているキャンディーグリーンの原色となる「ORGANIC GREEN」です。
そしてこちらが以前W124のエアークリーナーボックスの塗装に使った「COBALT BLUE」で、綺麗な青なのですが、赤味があるので今回のグリーンと相殺してしまって色が濁ってしまうという問題が生じています。
色の三原色である「赤・黄・青」を混ぜると黒になる為(実際はグレーですが)、彩度を保ちたいのであれば色は極力混ぜないのがセオリーです。
そしてこちらが今回目星を付けた「ORIENTAL BLUE」です。コバルトブルーに比べると黄色味のあるブルーとなります。
こちらが最初のコバルトブルーで、赤味があるのが判ると思います。
こちらは今回新たに購入したオリエンタルブルーで、黄色味の青なのが判ると思います。
尚、今回使用しているオーガニックグリーンは元々青味寄りの緑となります。
と言う訳で新たに色見本を作成しました。簡単そうにやってみますが一枚ずつ違う仕様にしているのでかなりの時間が掛かっています。
右(奥)の方がグリーンの原色で、左側(手前)に行くに連れて青味が強くなっています。
今回新たに取り寄せた黄色味のある青「オリエンタルブルー」は、予想通りグリーンに混ぜても濁りを抑えたまま青味を増す事が出来ました。
平面的な色板だけでは判り難いので、今回はミニカー型の色見本も作成してみました。
手前左側のグリーンが原色のままです。かなり黄緑色なのが判ると思います。
徐々に青味を足していき、一番手前が今回最も青味を強くしたグリーンです。奥のグリーン原色そのままと比べると大分変化が出たのが判ると思います。これが最初のコバルトブルーだと黒っぽく濁ってしまっていたんですよね。
まだクリアーは塗っていませんので、後日何かしらの序に一緒にこちらも塗らせて貰い、最終的な判断をしてみようと思います。
ブースの中だと全方向から光が当たるので判り難いで一応作業場の方でも撮ってみました。しかし実物はもっと凄いです。
クリアーを塗って硬化しましたら改めて画像を紹介致します。どうぞもう少々お待ちくださいませ!