fi’zi:kカーボンパーツ 本塗り

fizik15 先日サフェーサーを塗っておいたフィジークのカーボンシートポストです。その後熱を入れて完全硬化させましたので、ガイドコートを塗って研ぎ出します。

fizik16全体の表面は#600→#800の耐水ペーパーを使い、細部には布状の研磨副資材(アシレックス)を使って研ぎ出します。

fizik17 ザラザラになっている個所はそのまま残しますので、ペーパーで傷が付かないようマスキングし直します。

fizik18サフェ研ぎが終わったらマスキングをやり直し、台にセットして本塗り準備完了です。

fizik19 ステム先端のパーツは先に裏側にベースコート(白)を塗り、それが乾いたらテープを使って台に固定します。

fizik20 同じくステム本体とシートポストもマスキングをやり直して台にセットしておきます。

fizik11塗装で入れるロゴに関しては、既存のロゴから採寸してデータ化してありますので、それを使ってカッティングプロッターでマスキングシートを作成します。

fizik21 こんな感じでマスキング用のシートが出来上がります。

fizik22 被塗面を脱脂し、本塗り開始です。まずはベースカラーとなる白を塗ります。

fizik23 テープフリーな状態になるまで乾燥させたら所定の位置出しを行い、先ほど用意してあったマスキングシートを貼り付けます。

fizik24 元々ロゴがあった位置などは大体忘れてしまっているのですが、例えば手前の小さい部品は「文字の下部がプレスラインに沿うように」といったメモを残しているのでそれが指針となります。

fizik25元々のロゴの位置は輪郭を基準にして測っていますが、マスキングシートを貼る場合には輪郭ギリギリと言う訳にはいきませんので、貼り付ける場所に合わせ余分を残してカットするようにします。

fizik26後は予め位置を出しておいたラインに合わせてマスキングシートを貼ります。

fizik27 ブレーキキャリパーなどであればロゴを入れる面は決まっているのでそんなに難しくは無いのですが、今回のようにパイプ形状で、しかも微妙な位置に配置されていると結構厄介です(なぜか45度とか・・・)。

ハンドルはマスキングして残しているザラザラの部分に印があったので、それを利用してロゴの位置を合わせています。

fizik28 ロゴのマスキングシートを貼り終えたら全体を養生してそれぞれのベースコートを塗布します。

fizik29 今回はロゴの色をグレーメタリックと小豆色っぽいレッドの2色でご指定頂きました(2色目以降のご指定は別途追加費用が必要となります)。

fizik30 全体をチェックし、問題無ければクリアーを塗って本塗り完了です。

fizik31 ブツ切りの部分はクリアーを塗ったら直ぐに剥がして塗料が馴染むようにします。

fizik32 ステム先端のパーツは上下対称の形に見えましたが、裏側に微かに刻印があったので一応それを基に上下の方向は合わせています。

クリアーは裏側全面には塗っていませんが、フチまではしっかり掛かるようにしています。

fizik33 同じくカーボンハンドルもクリアーを塗ったら直ぐにブツ切り部分のマスキングを剥がしておきます。

fizik34 塗らなかった部分はザラザラとしていたので綺麗に塗り分けるのが難かったのですが、ベースコートの塗装が終わった時点で一度張り替えているのでガタガタも最小に抑えられていると思います。

fizik35後日熱を掛けて完全硬化させ、必要に応じて磨き処理を行って数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!