fi’zi:k自転車パーツ サフェ入れ

fizikこちらもお待たせしております。昨年よりお預かりしておりますfi’zi:kのカーボンハンドル&カーボンシートポストです。

先日各ロゴの採寸~データ化が完了しましたので下地作業を開始しました。

fizik1 ステアリングは3か所に滑り止めのザラザラとした部分があり、そこは塗装しないようご指定承っておりますので、ペーパーが当たらないようにし、またサフェーサーも塗らないように致します。

fizik2 同じくシートポストも車体に挿さる部分には塗装を塗らないようにしますので、下地処理とサフェー入れは上の見える部分のみとなります。

fizik4 ただしサフェーサーをいきなりブツ切りにするとそこで激しい段差が出来てしまいますので、サフェーサーの見切りラインは本塗りのラインより少し上に、さらに端のテープを折り返してヒラヒラとするようにして段付きを緩和させます。ちょっと判り難いですかね。

fizik3 ステアリングの方も同様で、こちらの方が判り易いと思います。

この辺は自動車塗装では基本的な手法で、例えば12ミリ幅のマスキングテープの端3ミリくらいを内側に畳んで、粘着しない3ミリ幅の部分を作る、といった感じです。結果マスキングテープは6ミリ幅になります。説明が難しくてすいません・・・。

fizik5 さらにそれを2段階にし、サフェーサーを塗り重ねる毎に剥がして見切りの段差を滑らかにするようにします。

fizik9 一回目のテープを剥がした所がこんな感じです。この時点でサフェーサーは3コート塗っています。

fizik11 さらにサフェーサーを3コート塗り重ね、最後に本物のブツ切りラインのマスキングテープを剥がします。結構面倒な事をしていますが、こうしておけば最終ブツ切りラインに激しい段差が出来ないようになります(それでも本塗り自体がそこでブツ切りにするので多少は出来てしまいますが)。

fizik10 シートポストも同じようにして、本塗り時に見切るラインより少し上側でサフェーサーを塗り終わりました。後のサフェ研ぎでさらに滑らかに仕上げます。

fizik14 そしてこちらはステムです。

素材はアルミで、ロゴがプリントされていた個所をペーパーで研ぎ落とし、さらに全体をサンドブラストで処理します。

サンドブラストを使って処理する場合、メディア(研磨粒子)が当たる面の硬度が違うと切削具合が変わってしまい、ロゴの凸凹がそのまま残ってしまうからです。

後から処理しても構わないのですが、ブラストが当たると良く判らなくなってしまうので最初に行っています。

fizik8 そしてブラスト作業が完了です。

ちなみに全体の艶消し黒の部分は塗装で、艶のある四角い部分とロゴの個所はアルマイトっぽい仕上げでした。一体どういう製造工程なんでしょう・・・(そう言えば以前施工したアルミタワーバーに入ったロゴも同じようでした)。

fizik6 その後リン酸処理を行い、各部を清掃、マスキングをして台にセットします。

fizik7 こちらは裏表塗りたいので針金で吊るしました。ただブラブラするのが嫌なので、最初は置いて裏側を先に塗っています。

fizik12そしてプライマーを塗って完了です。こちらはサフェーサーは塗りません。

またフォークに固定する部分(画面だと上側)については塗装はせず、サンドブラストも当てないようにしています。恐らくここを塗るとシャフトに入らなくなる可能性があって、以前施工したチネリのステムも同様にしています。

fizik13同じくこちらの部品もプライマーを塗って下塗り完了です。

本塗りではベースコート(色)は裏表共に塗りますが、クリアーを塗る時には裏側を台に固定し、クリアーは表面のみの塗装とする予定です。

それでは作業進行次第また紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

日産ティアナテールランプ スモーク塗装承ってます

teana先日お預かりしておりました日産ティアナの純正テールランプです。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

こちらは以前当店にて同じ物をスモーク塗装でご依頼頂いた方で、今回お車の乗り換えと言う事で新たに同じ物を同じ仕様でご依頼頂きました。本当に好きなのですね(笑)。

参考までに前回ご依頼頂いた時の画像も紹介させて頂きます。

tiana11 前回ご依頼頂いたのは二年くらい前ですが、車体の方がかなり距離を走っているとの事で乗り換えをされるとの事です。

仕様はこの時と同じで、スモーク濃度は「極薄目と薄目の中間より少し濃く」といった感じで、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度も当店をご贔屓頂き有難う御座います!

フェラーリキーカバー装承ってます

ferrari 先日到着しておりましたフェラーリ599の純正リモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ferrari1 パッと見は綺麗なのですが、端の方に塗装が欠けた個所がある事と、全体に細かい擦り傷、そしていつものように成型時の歪が見受けられますので、全体を研磨した後にサフェーサーでラインを整えます。

ferrari2と言う訳で早速分解しました。電池は既に新品が入れられているとの事ですので、ユニット部分は今回はそのままに致します(通常電池の交換はサービスで行っています)。

参考までに以前施工した画像も紹介致しますね。

ferrari135 今回の鍵と少しタイプが違うのですが、七宝焼きエンブレムは同じ物だと思います。

ferrari137この時は中央の黒い部分も同色の塗装でご依頼頂きました。

ferrari87 こちらはフェラーリ458のリモコンキーですね。キーリング取り付け部が傷付かないようにと、ステンレスパイプにフレアー加工ほ施して接着しました。

ferrari84 こちらは3コートホワイトパールの「BIANCO FUJI/ITALOA」(カラーコード:226027)」で塗っています。跳ね馬のレリーフ部分の窪みがサフェーサーで埋まらないよう粘土を使ってマスキングをしました。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMWパニアケース 補修塗装承ってます

bmw 先日到着しておりましたBMW R1200RS用のパニアケースです。この度も当店をご利用頂き誠に有難う御座います。

bmw1実はこちらのパニアケースは少し前に当店にて塗装をさせて頂いたばかりの物で、その後装着してツーリングに出かけられた時に、イタズラか何かで車体を倒されてしまったとの事で今回のご依頼に至っています。何とも痛ましい限りで・・・心中お察しいたします。

bmw378ちなみに前回ご依頼頂いた時にはこちらの「色見本」の塗装もご依頼頂いておりまして、さらに今回はこれのキーホルダーVer.もご用命頂きました。ウェブショップのページでは紹介しているのですが、塗装のご依頼を頂いた方に限り¥3,000(税別)にて作成しております。

car86以前ご用命頂いた色見本は、裏側が未加工のままで塗装もしていない物となりますが、こちらのキーホルダータイプは裏側もフラットに、またサフェーサーで下地も整えていますのでハイクオリティな仕上りとなっています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。同じくBMWのパニアケース補修塗装をご依頼頂いている案件がございますので、そちらと並行して作業が出来ると思います。

この度も当店をご贔屓頂き有難う御座います!