GMCホイールキャップ 複製&塗装承ってます

 先日到着しておりましたGMCのホイールセンターキャップです。

こちらは2年前にも同じ内容でご依頼をいただいた方で、その後新たに作成したホイールキャップも飛んでいってしまった(!)との事で、今回再び2つの製作と塗装をご用命頂きました。この度もご贔屓頂きありがとうございます!

このホイールキャップは上側にピンが付いていて、これをホイールの穴に差し込んで、下側一か所をボルトで取り付けるといった構造になっています。

今回一色送ってもらったのがこちらのボルトで、素材がステンレスなのでもしかしたらこれが悪かったのかも知れません(ステンレスボルトは伸びるのでトルクが必要な場合や振動のある箇所には適していません)。次はプレッシャーワッシャーとロックタイト(緩み防止剤)が必須ですね。

 前回と同様、センターカバー自体をエポキシ樹脂で作成し、ガンメタと赤で塗り分けます。

以前の施工内容を大まかに紹介します。


【前回の施工内容】

お預かりした部品を基に、シリコーン型を作成しました。画像はまず表面の型を作るため、半分粘土に埋めて真空脱泡するところです。

GMCホイールキャップ シリコーン型 完成~試注型


ボルト取り付け部はそこがもげないようアルミ素材を加工して埋め込んでいます。

ただボルト自体が取れてしまっては全く意味がなかったのですが・・・。

GMCホイールキャップ ボルト固定部作製


出来上がった型にローレット加工を施したアルミを埋め込み、エポキシ樹脂とガラスパウダーを混合した物を入れて複製品を作りました。

GMCホイールキャップ 第一回注型樹脂 完成


サフェーサーを塗り、ピンを打ち込みました。

GMCホイールキャップ 下準備


ガンメタと赤は二回に分けて塗装しています。先日施工したVMAXダクトカバーのYAMAHA凹み文字を塗った時と同じ方法ですね。

GMCホイールキャップ 本塗り


フチのゴムパッキンなども同じようにします。

GMCホイールキャップ複製&塗装 完成


使った材料や作業内容などは過去記事を見れば判るので、その点今回は(まだ)気が楽です。さらにシリコーン型も以前作った物が使える筈なので、今回こそは地獄を見なくても大丈夫な気がします。多分、、、ですが・・・(笑)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!