RAV4内装パーツ8点 本塗り

 先日サーフェサーを塗っておいた50系RAV4の内装部品一式です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

ガイドコートは研ぐ時に目安となり、これによって深い傷や巣穴などの取りこぼしを防止出来ます。

ポケットの奥は手が入り難く、普通の耐水ペーパーを使うと角が立って深い傷が入り易いですから、こういった場合は布状研磨副資材(アシレックスレモン)を多用します。昔はこういう時の為に使い古しのペーパーを残しておきましたが、良い時代になりました。

車体を塗っていた時は、床に流れたサフェの研ぎ汁を毎回掃除していましたが、今の小物になってからはシンクで作業が出来るので効率的に時間を使えるようになりました。

ちなみに最初に勤めていたディーラーの内製工場では、作業者が掃除をするのは効率が悪い!という事で、現場には掃除専用の従業員(外国人)の方が雇われていたりもしました。今思えばなんて贅沢な・・・。

よく清掃し、乾燥させておきます。

そして本塗りの為の準備です。本塗り時は被塗物を左手で持って右手のスプレーガンで塗るのが基本なので、それぞれ片手で持てるよう芯棒に固定していきます。

今回のように袋状になった形の場合、エアーの吹き替えしでスプレーでの塗装は非常に難しくなりますから、せめてものという事で、ネジ穴を空気が通るようにしています。

ポケット底のネジ穴から芯棒の中を通って排出されるようにしています。さらにここから強制的に吸気すればさらに綺麗に塗れるかも知れません(そこまではしませんが)。

そして本塗り準備完了です。

 樹脂素地が露出した箇所もあるので、まずはプラスチックプライマーを塗布します。

 続けてベースコートの黒を塗布します。

黒は2コート塗れば完全隠ぺいしますが、塗り残しなどが怖いので一応3コートは塗るようにしています。

そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ポケットはやはりと言うかとても塗り難いので、スプレーガンの先端を中に突っ込んでしまうくらいまで近くして塗っています。

 内側の側面も、

そこ部分も艶々になるようにしています。触ってザラザラしていたら嫌ですよね。

この後は一晩自然させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

カーボン製タンデムバー 本塗り

 先日二度目のサーフェサーを塗っておいたカーボン製のマジェスティS用タンデムバーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとして黒のベースコートをパラパラと塗っておきました。

ちなみにガイドコートはちゃんとそれ専用の物(3Mドライガイドコート)が売っていていて、ただ私の場合は元々上司が「残りが少なくなった黒の缶スプレー」を使うやり方でそれに倣っていました。その後缶スプレー自体使う機会が無くなり、現在はとても安いスプレーガン(¥1,000で買えるような外国製品)に黒系のベースコートを入れっぱなしでガイドコート専用に使っています。

一回目のサフェ研ぎである程度のラインは出ているので、ここからは#600→#800の水研ぎで、最後は#1000の水研ぎ&布状研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均しています。

昔だったらS字フックで吊って塗っていましたが、それだと被塗物が揺れて塗り難いのと、やはり一番目立つ面を上側にして塗りたいので、いつものように心棒に固定して塗れるようにします。

車体に固定するボルト穴に割り箸を3本ほど差し込み、上から爪楊枝を打ち込んで余分をカットします。アンカーボルトと同じような感じですね。ひっくり返しても抜ける事がありません。

 固定は一か所だけで、

左手でクルクル回しながら塗る事が出来ます。

 よく脱脂清掃し、エアーブローを行って本塗り開始です。

まずはベースコートの黒を塗ります。

クリアーの艶はベースコートで大きく変わる為、肌が荒れないようしっかりウェットに塗り込みます。ちなみにベースコート用のシンナーは4種類くらいあって、季節(温度)によってそれらを使い分けています。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めてご連絡を差し上げます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!