バイク用ブレンボキャリパー 素地調整

 先日マスキング作業を行っていたバイク用のブレンボレーシングキャリパー一式です。

現状は黒アルマイトが施されているのでこのまま塗っても上塗りもプライマーも密着しませんから、物理的な足付け処理としてサンドブラストを行います。

また今回はこれの為に新しいメディアを用意しました。

アルミナ#180で、いつも使っているガーネット(#50くらい)に比べて目が細かいのが特徴です。これを直圧用のタンクに入れて使います。

キャリパーをブラストボックスに入れ、

 サンドブラストを行います。

今回直圧を使ってみたのは、エアー厚を抑えてマスキングを飛ばさないようにしつつ、隅まで当てると言う事で試してみています。

とにかくマスキングが飛ぶと(剥がれると)その時点で全てが終了と言う恐ろしい事態になるので(想像すると胃に穴が開きます)、とにかく保険に保険を掛けて確実な道を歩めるよう努めました。

 と言う訳で無事ブラスト作業が完了です。

特段黒い部分を剥く必要は無く、サンドブラストが当たって被塗面が荒れていればOKです。

 マスキングシートが覆いかぶさった角の部分は黒い部分が残っていますが、ブラストはしっかり当たっているので問題ありません。

凹み文字部以外にはブラストが当たらず、無事難関を超えました。

 尚この状態だと少し粉っぽいので、

一旦全体を水洗いし、この後凹み部分を脱脂清掃しておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!