バイク用ブレンボキャリパー凹み文字部塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたバイク用のブレンボレーシングキャリパー一式の凹み文字部の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

当店に届いた時はこのような状態で、

元々はこのような状態だった物から黒アルマイトに変更されたとの事でした。それだけで普通では無いですよね・・・。

ただしこの状態だとアルマイト処理された上に赤い塗料が乗せられているだけなので密着はしておらず、この時のように使っている内に経験で勝手に剥がれて来てしまうそうです。少し前にお問合せがあった方は新品から一年半で浮いてきたそうで・・・。

と言う訳で、今回は凹み文字部以外をマスキングし、「サンドブラスト→プライマー塗装→上塗り」といった工程で行っています。

普通の方なら簡単そうに思えますが、とてつもなく手間が掛かってリスクのある内容でした(私も軽く考えていました・・・)。

場所が平面では無いというのが難しい所でもあったと思います。

恐らくですが、オーナー様的には車体をモノトーンカラーに統一しようとされているのではと思い、わざわざ黒アルマイトにし直しているのだと思います。

塗装面積で考えると大分コストが高くなるのですが、こちらの前にご依頼を頂いたカーボンフォークの塗装で勢いに火が点いてしまったのでは(笑)と思う次第です。

 サンドブラスト中にマスキングが飛んで行かなくて本当に良かったです(勿論2重~3重に保険を掛けました)。

いつものように各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!