RIMOWAスーツケースパーツ 本塗り

先日下準備を行っていたリモワスーツケースのパーツ(キャスター)です。穴の内側は布状の研磨副資材(アシレックスレモン)をヘラに巻き付けて足付け処理を行っています。

脱脂清掃後の本塗り直前、ガスプライマーを使って被塗面(とその周りも)火炎処理を行い、

予め用意しておいたマスキングシートを貼り付けます。

グレーと黒の境界線はツライチの為、グレーが見えないよう少し大きめのサイズにマスキングをしています。

4個裏表全てマスキングを終えました。

よくエアーブローして埃を飛ばします。

プラスチック素地のパーツにプライマーを塗布します。

アルミパーツはサンドブラスト後にプライマーを塗ってあるのでそのまま上塗りを行います。

まずはベースコートを塗布します。

装着した時にフチは見える為、塗り残したプライマーが見えないよう裏まで回り込むように塗っておきます。

キャスターはベースコートを塗ったら一旦マスキングを剥がします。

最初に使ったマスキングシートよりも0.4mm 大きいサイズのマスキングシートを貼ります。ブツ切り塗り分けの段差が極力目立たないようにです。

そして艶消しクリアーを塗ったら直ぐにマスキングシートを剥がして本塗り完了です。お待たせしました!

艶消しクリアーも艶ありと同様2コート塗ります。

しっかりウェットに塗る事で表面を滑らかにし傷の付きにく艶消しにします(逆にドライコートだと傷が付き易くなります)。

その後1時間くらいすると艶が消えています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!