スバルエンブレム(レッド&スモーク) 本塗り

先日裏側に透過性の赤=レッドキャンディーを塗装しておいたスバルインプレッサWRX STI GVF用の純正エンブレムです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

軽くペーパーを掛け、ウォッシュコンパウンドとナイロンブラシを使って凹んだ部分の足付け処理を行います。

その後芯棒に固定し、

よく脱脂清掃を行ったら本塗り開始です。

まずは粗目のメタリック=MIX598を塗布します。STANDOXの原色で最も粗いメタリック顔料ですね。ちなみに巷ではもっと粗いメタリックが存在しますが、これが余りにも粗すぎると塗膜として問題が起こるので(クリアーとメタリック顔料での密着不良)、自動車補修用塗料ではそこまで粗めの物は設定がありません。当店でそういった社外品の顔料を使う場合は、ラメと言われている物の中でも比較的小さい物か、または密度を低めにした状態で使うようにしています。以下のような感じですね。

その後は隠ぺい力の高い適当なシルバー=具体的にはVW社のリフレックスシルバー (カラーコード:LA7W)を塗り、

最後にクリアーをコートしておきます。

裏側の見えなくなる部分なのでクリアーを塗る必要は無いですが(ただしその場合はベースコートにハードナーを添加する必要があります)、大抵は他の御依頼品と一緒に塗っていたりするので、ついでにこちらも塗っておくようにしています。

この後は再び60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、次は表側のスモーク塗装となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!