BMW1/18ミニカー 下準備②

先日ルーフのカーボンデカール下準備を行っておいた1/18BMWミニカーです。

オーナー様より頂いている参考画像ではルーフサイドモールは艶ありの黒になっていますが、今回のデカールでは一旦ここまでデカールを被せてしまい、後に黒に塗り直す事にします。この方法ならデカールのカットに仕上がりが依存せず、後に塗る黒の際にマスキングで塗り分けした方がカーボンルーフの際が綺麗に仕上げられる為ですね。

適当な紙を被せて固定し、鉛筆を使って輪郭をトレースします。

それをカーボンデカールに重ね、線に沿って一緒にカットします。

前後は少し長めに、左右はルーフサイドモールの外側までのラインでカットしています。

と、まずこれを貼る前に、

先にテストとしてアクリル板に貼っておいたカーボンデカールで塗装のチェックを行います。

本来はアクリル樹脂に足付け処理を行い、プラスチックプライマーの塗布、そしてハードナーを添加したベースコートを塗った上でデカールを貼る予定ですが、今回はテストと言う事もあってこれらを何もせず直接アクリル板に貼ってあります。この方がちょっとしたデカールが剥がれ易く、本番で気を付ける点が露呈し易くなる為ですね。

テストなのでドライコートなどもせず、1コート目からウェットでクリアーを塗りました。

際などでのチヂレ(浮き)などは無く、密着性としては良好です。ただし表面が妙に凸凹(デロデロ)していて、これは恐らくカーボン柄がリアルに見えるよう実際に凸凹したストラクチャーがある為で、それの影響を受けている為と思われます。梨地にそのまま上塗りを行った場合と同じような感じですね。

この後硬化させて問題が無ければ実車=ルーフへのデカール貼り付けを行います。コート間の(デカールと塗装との)密着性の関係からして貼り付けからクリアー塗装までを一日で終わらせないといけない為、後日タイミングの良い時に行う予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!