スバルエンブレム(背面黒/枠艶黒)塗装 完成

先日本塗りを終えていたスバルエンブレムのアクリルプレートとメッキ枠です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

新たに作り直した両面テープを貼り付け、元々使われていた台紙に張り替えます。

そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこのような状態だったエンブレムを、

メッキ枠を艶あり黒、

アクリルプレートは裏側から青い被膜を削り落とし、新たに黒を塗りました。

アクリルプレートの表面は塗装はしていません。 各画像やサイズの縮小以外は未加工となります。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

装飾クロムメッキの素地は、そのまま上塗りを行っても十分に密着しませんので、下地を作りなおしてから塗装を行っています。

大分雰囲気が変わったのが判ります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

色板の作成

ご依頼が決定された方には「色見本帳のお貸出し」といったサービスを行っていますが、ここに無い色(キャンディーカラー等)や、「もっと大きい面積で見てみたい!」という方向けに、テストピース(色板)の作成も承っています。以前イヤホンの塗装でご依頼頂いた時のような感じですね。

勿論こちらの作業にも費用は掛かるのですが、この後ご依頼に至った場合、色板作成費の30%程を返却するシステムとなっています。例えば色板の作成費が一個¥15,000だった場合、その後ご依頼頂いた本番の塗装費用から¥5,000程を相殺するような感じです。

今回は第一希望と第二希望それぞれ2色ずつのご依頼で、どちらか一方は採用しない色となった為にそちらの返却分は無し、採用された方のみ相殺となりました。

配合データ通りにこれだけの色見本を作るのは結構な手間ですが(塗装屋さんなら判って頂けるかと…)、費用的にはちゃんと仕事として成り立っていますし、こういったサービスに対応しているショップさんは余り無いようなので、企業様案件では結構需要があったりします。

ちなみに今回この中から良さそうな色を選び、それと同色にした(一緒に塗った)部品を使って色見本キーホルダーを作成しました(ダイハツコーラルピンク)。

いずれは通常のご依頼でこういったサービスも受付が出来れば面白いかと思っています(ただしキーホルダーの方はアクリル板の裏側から色を塗っているので、実際には車体を塗るような塗装とは全く違った見え方になるので色見本としては使えないのですが…)。

今週末はこういったハンドメイドのキーホルダーを販売する催し(デザインフェスタ)に出店しますので、土曜日と月曜日は休日(というか出張)とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんが何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます!

ホンダCR-Xヘッドカバー 本塗り

先日お預かりしておりましたホンダCR-Xのヘッドカバーです。その後アルカリ槽に浸け置き洗浄→溶剤槽に入れて旧塗膜を剥離しておきました。

アルミ素地の表面には全体的に粉を噴いたような腐食が出ていて、

このまま塗っても塗装は剥がれてしまいますから(塗膜の下で腐食が進行し続けてしまいますから)、

サンドブラスト処理を行います。裏側バッフルプレートはリベットで着いていて外せないのでマスキングを行います。

ブラストボックスに入れ、

サンドブラスト処理を行いました。

当店で行うサンドブラストは基本的に吸い上げ式で、こちらは軽めの処理となります。根の深い鉄の腐食やマグネシウム合金の場合は専門の機関への外部委託で直圧ブラストを行って貰います(ただその場合はコスト的に3倍くらいになる為、今回のようにアルミ素材は当店で行うようにしています)。

その後リン酸処理も行いました。サンドブラストが物理的な素地調整とすると、こちらは化学的な防錆処理といった感じです。

まずは全体にプライマーを塗布します。

続けて膜厚をつけたくない箇所(結晶塗装にしたく無い箇所)にベースコートの黒を塗り、

よく乾かしたらマスキングを行います。

そして結晶塗装用の塗料=リンターの黒を塗布します。

リンターは一液型の低温焼き付け型塗料で、いつも使っている2液型と違ってこのままでは延々硬化(熱重合)しませんから、

強制的に140℃~170℃程の熱を掛けて焼き付けを行います。製品のマニュアル上だと120℃20分が規定ですが、この時点では赤外線ヒーターを使っているので熱の掛かり方にムラがあり、熱が足りないのはまずいので高めにしています。気温が低い日だと上面が140℃程度でも側面は100℃くらいなのでそれを考慮しています。

塗膜の内部と外側で伸縮率を変える事で塗膜の表面にちぢれたような模様を表現するのが今回の結晶塗装となります。

結晶塗装は塗り方(膜厚や熱を入れるタイミング等)で結晶目が変わり、失敗した場合は塗りなおしとなります。紹介はしてませんが、先日完成したロータスのヘッドカバーも一回目は綺麗に結晶目が出なく塗り直しています。成功率は60%~70%くらいです。

この後はもう一度、後日恒温器(乾燥炉)で120℃30分程の熱を掛けるようにします。

その後は凸部を研磨してクリアーを塗っておきます。あと一週間くらいですね。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

コペン内装パーツ8点塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたダイハツコペンの内装パーツ8点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は未塗装の梨地やカーボン柄、艶あり黒、グレーシルバー等バラバラの状態だった物に、

ダイハツ純正色「マタドールレッド」(カラーコード:R70 )で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ぱっと見はソリッドカラーの赤に見えますが、

赤系のパールが全体の20%を占めています。

こちらのモニター枠のパーツは元々未塗装でザラザラとした梨地だった物を、

クリアーの下塗りで下地を整えてから本塗りを行っています。

粗い凸凹やシボ模様の場合にはサーフェサーで下地を整える必要がありますが、今回の梨地は目が細かかったので2度塗りでの対応が可能でした。

こちらは元々カーボン柄(恐らく水圧転写) だった物です。

下地の状態は良かったので、足付け処理のみで上塗りを行っています。

こちらは艶あり黒に塗装されていた物で、

こちらも下地が良かったので足付け処理だけして「単に塗るだけ」で対応出来ています。

メーターカバーは先ほどのモニター枠と同様、未塗装でザラザラとした細かい梨地だったので、

クリアーを下塗りとした2度塗りで対応しています。

【お任せ仕上げコース】なので基本的には磨き処理は無し=塗ったそのままの仕上がりとなります。

ただし見て頂いて判るようザラザラとしたような肌にはなっていませんので、単色べた塗りであればこちらのコースがお勧めとなります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠にありがとうございました!

トヨタ86ブレンボキャリパー 本塗り

先日お預かりしておりましたトヨタ86の純正ブレンボキャリパーです。その後いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストを行って貰い戻って来ました。

このままの状態でも塗装は出来るのですが、

目立つ正面(ロゴがある面)をサンダーで研磨して梨地のザラザラを均します。平面なので最初はシングルアクション#120で粗研ぎをして、

その後#120→#180のダブルアクションサンダーでペーパー目を均し、#240で手研ぎでします。

シリコンオフで洗い流すようにして脱脂処理をし、よくエアーブローを行って埃を飛ばしたら本塗り開始です。

まずは全体にプライマーを塗布します。金属素地に塗料が密着するようにしつつ、酸化(錆・腐食)を防ぐ為ですね。

 

膜厚を着けたくない箇所にベースコートの黒を塗布します。ガスケット面やボルト固定部、ブレーキパッド固定シャフトが通る穴の内側等ですね。

ベースコートの黒が乾いたら、それらの箇所をマスキングします。

続けてベースコートを塗布します(吊るした状態で撮り忘れました…!)。

ベースカラーはトヨタ純正色の「フレイムオレンジ」(SOLAR SHIFT ORANGE」(カラーコード:WCL)となります。

十分に乾燥させたらロゴ入れを行います。

各ロゴのサイズは元の通りで、剥離前の画像を参考に位置を決めます。

ロゴの色は黒で、こちらは口径の小さい0.3mmのエアーブラシ を使います。

ロゴ入れが完了したらタッククロスとエアーブローで埃を飛ばし、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ぱっと見はソリッドカラーにみえますが、アメジストパール、レッドパール、メタリックが含まれています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!