PCケース シャーシ塗装承ってます

 先日到着しておりましたタワー型PCのシャーシ部分のパーツ2点です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

現状は未塗装の状態ですが、元々は黒い塗装が施されていた物をオーナー様自ら剥がされたようです。

素材はスチール(鉄)で、それに亜鉛メッキが施された物です。一部塗装が剥がれ難かった個所はその亜鉛メッキ層も剥がれていますが、まだ錆が出ていないのは幸いでした。

自動車のモノコックボディもこれと同じで、塗装の下にはこの亜鉛メッキによる保護皮膜・犠牲被膜のお陰で錆から守られています。

ご依頼内容は「艶消しの黒」で、全体を足付け処理した後にプライマーを塗装し、今回はクリアーを塗らない【激安コース】の仕様で承っております。

以前施工したCOOLER MASTERのケースで同じような仕様も行っていますので、ちょっとそちらを紹介致しますね。

 この時の素材はアルミですが、アルマイト処理がされていない為、素手で触った個所では既に酸化が始まっていました。「手の跡が拭いても取れない」は汚れでは無く酸化ですのでお気を付け下さい(強い酸かアルカリ溶液で取れる場合もありますが、今度は拭いた跡が残る筈です)。

 今回もこの時と同じようにプライマーを塗り、

ベースコートに直接硬化剤を添加しての仕上りとなります(2コンポーネントのウレタン塗装では通常ベースコートに硬化剤は必要ありません)。

クリアーは塗らない仕様ですが、日常的に擦れたり紫外線に当たらない場合はこういった仕様でも宜しいかと存じます(これに2液のつや消しクリアーを塗るとしたらそれはもう大変な作業とコストですので…)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

CORSAIR PCケース塗装 完成

 先日本塗りを終えていたCORSAIRの巨大なPCケースです。本日一日掛かりでようやく組み付けが完了しました。

 そう言えば頼んでいたプラスチックワッシャーも届いていました。奥の小さい方は自作していた方で、頼んでいたのが手前の大きい方です(今更なのですが…)。

 色々探した挙句、その中で一番良かった(小さかった)物がこのサイズで、ただしこれでは格好悪る過ぎるだろうと言う事で先ほどの小さいワッシャーを自作する事にしました。詳細はこちらの記事で紹介していますので宜しければどうぞ。

今回の組み付けでもナベネジには全てこのワッシャーを付けておきました。

 左側の部品がフロント側で、右側がリヤ側となります。フロント側に着いているプラスチックパネルは今回塗装はしていなく、後にこの上に何かしらのパネルが着くのだと思います。

そして最初に外しておいた透明プラスチック板を装着しました。てっきりアクリルだと思っていましたが成型具合からして恐らくポリカーボネート樹脂と思われます。裏表共に保護用のシートが着いています。

そして組み付け完了です。お待たせしました!

ただしまだ各部品を組み付けただけで、細部のチェック・清掃・梱包は来週行う予定です。完成のご連絡もそれからと致しますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ。

最初の状態はこちらのページで紹介しています。

とにかく大きいので今回は縦に撮影している物が多いです。

尚、いつもの撮影場所では上の照明に当たってしまう為、先にそれを上げておいています。

サイドパネルの下には普通のパソコンケースでは見られないような上開きのロアグリルが装備されています。こちらの記事で組み付け前の画像を紹介していますので宜しければどうぞ。

全ての部品は裏表共に艶ありの黒で、こちらのアルミ枠だけグリーンの2トーン配色となっています。グリーンはこうやって作成しました。

内部も艶あり仕上げで、これは恐らく電飾が良く映えるようにする為と思われます。簡単そうですが塗装作業はとても大変でした。

そして裏面です。参考までにケースの高さは70センチメートルあります。

裏側のパネルは余りみる事が無い所ですが、今回ここが一番手間が掛かっています。

通常パソコンケースは部屋の隅に置くのが一般的ですが、

ターンテーブルに乗せて部屋の真ん中に置いても大丈夫かも知れません。

隙間の奥まで艶々です。

中はまるでホテルのロビーのような豪華さに(笑)。

ロアグリルはマグネットでの固定になっているのですが、

マグネットが直接塗装に当たるのでそこが傷ついてしまい、なのでそこにつや消し黒のマスキングシートを1センチ程にカットして貼っておきました。

それにしても重量もかなりある為、向きを変えるだけでも一苦労です。

一応寝かした状態で撮影もしていたので紹介致します。

この上に五月人形を飾っても大丈夫なくらいの艶具合です。

そして天面です。立てた状態だと撮影が出来なかったので寝かした状態で撮影しました。

塗装面が細見なので判り難いのですが、ここも艶々に仕上げています。

来週中には最終チェック~梱包まで行い、全てが完了しましたら改めて完成の連絡を差し上げます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

CORSAIR PCケース 組み付け

 先日本塗りを終えていたCORSAIR PCケースのシャーシ(骨格)部分の組み付け作業です。

塗装する前に撮影しておいた画像を参考に取り外した部品を組み付けていきます。

 取り付ける部品は概ねこの辺となります。

 ネジ穴は先日入手したNo.6-32UNCのタップで修正しておきます。

 ネジ穴はプライマーやらサフェーサーやらトップコート×2回の塗膜分で埋まっている為、このタップでネジ山を綺麗にしておきます。オーナー様よりご指定頂いていた個所も含め全てのネジ穴を行いました。

 一部スライドで入れる部品は塗膜の厚みで入り難かったのですが、接触部分に機械油を綿棒で塗ったりしてスムースに入るようにしています。

そしてマザーボードのパネルです。尚、こちらは今回塗装していません。

 一部にはネジでは無く特殊なリベットが使われていましたが、

 こちらは皿ビスを短くカットし、

サンドブラストで足付け処理をして艶あり黒に塗装しています。

 良い感じに着きました。

 鬼門だったマザーボードパネルも無事装着完了です。

そしてサイドパネルを取り付けるレール(真ん中の二本)の取り付けです。

右の三個のパーツは塗装してあって、スライドで取り付ける部品です。

 固定部分とか着いていた向きとかは記憶から殆ど消えてしまっていますが、注意箇所は印を付けて撮影しているので大丈夫です。

 こちらも無事着きました。尚、ナベネジは全て先日作成したプラスチックワッシャーを間に挟んでいます。

取り敢えず今日はここまでで、次はいよいよロアグリルなど大きい部品の取り付けとなります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

CORSAIR リヤスチールパネル塗装 完成

 MONOTAROに頼んでいたNo.6-32UNCのインチタップが届いたので組み付け作業を再開します。

 こちらはPCケースの背面に装着される金属製のパネルで、拡張ボードを取り付ける箇所のネジ穴を浚っておきます。

 こんな感じでネジ山の塗装を剥がしました。

 そしてABS板からレーザーで切り出した自作プラスチックワッシャーを装着します。

ピッタリにし過ぎたのでストンとは入らず、内径あと0.1mm大きくしておけば良かったかも知れません(レーザーで溶ける分を計算しないといけないので測ったそのままと言う訳には行かないのでして)。まあ外した時に落ちないのでこれはこれで良いですかね。

 こんな感じで蓋の固定が完了です。

ちなみに本体側にある出っ張りが、本来であれば蓋の切り欠きに嵌るのですが、塗膜の厚みで奥まで入らなくなってしまっていますので、ここは敢えて無理に押し込まずネジで抑えるようにして固定しています。

無理に押し込めば入りますが、多分塗装が削れてしまいますし、わざわざ奥まで入れなくてもガタツキは無く機能的にも問題ありませんのでこれで大丈夫だと思います。

そして完成です。

こちらも最後にシャーシに取り付ける時にはネジの間にプラスチックワッシャーを挟んでおきます。

素手で触ると手の跡が着きますしホコリも目立ちますから、ここまでやるとケース内部の電飾だけではなく、このケースを入れるショーケースが必要になるかもですね(笑)。

次はいよいよ鬼門のシャーシとなります。レールなどの付属品やシールなどもあるので結構時間は掛かると思いますがどうぞもう少々お待ちくださいませ!

CORSAR PCケース ロアグリル&天面パネル塗装 完成

 先日に引き続きCORSAIR PCケースの紹介です。パーツ自体のサイズが大きいのと、組み付けてしまうと見えなくなってしまう箇所がある為、各パーツを組み付ける前に撮影&紹介しています。今回は左右ロアグリルと天面パネルです。

 左の二枚がロア―グリルで、先日紹介した大きなサイドパネルの下に着く部品です。

通常のタワーPCにこういった部品はありませんが(見た事もありません)、サイドパネルを開かずともケース内部に手を入れられるよう作業性向上の為の部品ですかね。

一応改めて最初の全体像を紹介致します。

手前にあるケースが一般的なタワーPCで、その奥にあるのが今回のCORSAIR 900DなるPCケースです。単品で見ると判り難いのですが、こうやって見比べてみると異様なサイズなのが判ると思います。それらしいお店に行く度にケースのコーナーを見ていますが、やはりと言うかこういうサイズは店頭では見かけません。

サ今回のロア―グリルはケースの左右の下側に着く部品で、下がヒンジになっていて上が開く構造になっています。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

 こちらも元々はザラザラとした塗装が施されていて、全体を研磨~プライマーを塗布、裏表共に「2度塗り」で対応しています。

 当初は縦に吊るして裏表を一緒に塗っていたのですが、固定方法を工夫して地面と水平にした状態で塗る事でウェットに塗り込む事が出来、艶のある仕上がりにしました。車の新車塗膜の再現とかでは無いので親の仇みたいに塗り込んでいます。

 ただ下手に塗ると表面張力でフチにクリアーが溜まってしまう為、エアー圧を抑えてガン距離を極力近く(多分3cmくらい)、少ない塗料でサラっと仕上がるようにしています。

 こちらはタワー天面に着くパネルで、画像ではまだ未装着ですがプラスチック製の枠とフィルターに被さるようになっています。天面全体がフィルターになっているという、まるで上下圧送塗装ブースのような構造です。

 こちらも二度塗りで、一回目の塗膜で盛り上がったフチは#800で研磨して平滑にしてから本塗りに挑んでいます。

 そして裏面です。

こちらも最初の状態を紹介しますね。

入り組んだ個所は手作業で研磨し

 平らな面はダブルアクションサンダーで研磨しています。

 当初裏側は一度塗りの予定でしたが、マスキングをするよりも、水平に吊るして裏表とも一緒に塗る方が色々都合が良いという事で裏側も二度塗りになっています。

ここはフィルターが着くと全く見えなくなる部分ですが、やはり二度塗りをしているので結構艶々に仕上がっています。後程フィルターも取り付けておきます。

それではまた改めて他の部品も紹介したいと思います。ネジ山を切り直すタップも届いているので次は背面のスチールパネルですかね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!