先日赤い方のレンズ一式はスモーク塗装を終えていまして、残りのこちらのクリアーレンズ（バックランプ）も本日無事本塗を終えました。大変お待たせしました！

ちょっと本塗り前の画像は撮り忘れておりまして（すいません・・・）、上の画像は既に２コート程スモークを塗った状態です。今回は単なるスモークでは無く見本のリフレクターレンズの色味に合わせて欲しいとの事でしてそれを調整しながらの本塗りとなっています。見本の色は茶色っぽいのでオレンジキャンディーを混ぜています。

 その後スモークを塗り重ねていき５コートくらいを終えた状態です。色味については見本と同じ様にとの事ですが、濃さについては「写真の二枚の中間くらいで」との事ですので今度はこちらを参考にしています。上の状態ではまだちょっと薄いです。

 今回のように複数の案件を一緒に塗る場合は各々の内容をメモした指示書を用意してブース内に持ち込んでいます。手書きの場合もありますし、メール内容の一部を抜粋して写す時は今回のようにＰＣで作成してプリントアウトしたりしています。これを作成している時点で見直しになるので既にミスの予防にはなっていますが、思い込みや勘違いはやはり生じますのでこうやって書き出しておくと安心です。今時超アナログですけどね・・・（苦笑）。

という事でオーナー様のアドヴァイス通りもうひと吹きいけそうだったので中間より若干濃くなるようにしました。色味も見本と比べて良い感じに仕上がっていると思います。

それではこちらも完成次第先に仕上がった方と合わせて紹介致しますね。もう少々お待ちくださいませ！

 こちらはエルグランドのテールランプ周りのレンズ一式を御依頼頂いております案件で、タイミング的にはちょっと早いですが７点の内スモーク関係の５点を先に塗る事にしました。次回はレッドキャンディー関係なので都合としてはこれが良かったのです。

 スモークの濃度に関しては色々打ち合わせがありまして、最終的にモニター間での誤差を無くす為、プリントアウトした写真を後から送っていただく事となりました。これならお互い同じ環境で見れますから一番良い方法かも知れませんね。

画像はスモーク塗装を３コート程塗った状態で、見本の写真にはまだまだ濃さが足り無いのが判ると思います。

 さらに数コート重ねて写真の濃さと同じ感じになりました。

 今回は２枚用意して頂きましたので両方で確認しています。

スモークの濃度が決まったらクリアーを塗って本塗り完了です。

当初頂いていた画像ですと「薄目」くらいかと思っていましたが、実際に塗ってみると「標準濃度」くらいはあると思います。テールランプへの塗装は透過する事によって見え方が変わりますから、塗り方と言うよりはその製品の構造によるところが大きく、外側のレンズカバーもそうでえすが内部の反射板は特に大きく影響してきます。今回のテールランプも端の数センチ（多分上側）が黒く見えますが、これは裏側にガンメタ系の塗装が施されているからで、恐らくはレンズと土台をつなぐ部分の溶着や接着跡を外側から見えなくする為の物だと思います（テールランプでは良く見られる技法です）。元々は赤が濃いくらいに見えていましたがスモーク塗装を行う事によって黒が強調されました。ちなみにこれは特段変では無く、むしろメリハリがあって格好良く見えますからその点はご安心下さい。

後２点、こちらは次回レッドキャンディー関係の塗装の時に一緒に塗りますから結局完成までは少し長くなるかと思います。どうぞ今しばらく（当初の予定通り）お待ち頂ければと思います。

 先日到着しておりました日産エルグランドのテールランプ関係一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います！

部品自体はかなり前から到着していたのですが、スモークの濃度について細かい打ち合わせをしておりまして、最終的にはオーナー様よりイメージ写真を送って頂きましてそれを見ながら濃度を合わせていくという事になりました。確かにこれならモニターで見るよりも確実ですしね。色々と御手数を頂き有難う御座いました！

赤いテールランプについては写真から判断すると「薄めと標準濃度の中間」といったくらいの濃さで、クリアーレンズに関しては上の画像に写っている見本品の様に若干色味を茶色に、そしてもう少し濃い濃度で承っています。こちらも写真を頂いていますのでそれに沿って濃度を決めていきます。尚マスキング箇所は無く全てベタ塗りで、クリアーは全て「クリスタルクリアー」で承っています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います！