ホンダジェイド メッキモール&メッキエンブレム塗装 完成

 大変お待たせしました!ホンダジェイドのフロントグリルメッキモールと、同じくフロントグリルに装着されるホンダのメッキエンブレム、艶ありブラックの塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々メッキだったパーツに、上塗り塗料が剥がれない様下地処理を施した上で塗装を行っています。下塗り・中塗り・上塗りの三種類、3工程の塗装作業となっています。

ちなみに場合によってはメッキを剥がしてしまう事もあって、その辺はケースバイケースで選択します。以前の施工例が社外記の方でありますのでそちらも紹介しますね。

プジョーステアリングスポークカバー メッキ剥離

この時は「RCZ」の凹み文字を埋める為(実際は削り落としています)、メッキを残すよりも剥がした方が早く確実で、また素材自体もしっかりしていた為にこの方法としました。部品によってはメッキ被膜(装飾クロムメッキ)によって強度を保っている物もあるので一概にどれも剥がしてしまうという事は出来ません。

以前メルセデスベンツのスリーポインテッドスターのメッキを剥がした時はフニャフニャで、とてもそのまま使えるような物ではありませんでした。

ベンツ用ワンオフホイールキャップ シリコン型完成

 

 しかも今回はこちらの長いモールも一緒にご依頼頂いていて、さすがにこのメッキを剥がすというのは当店では難しいので、今回は(と言うか今回も)メッキは残したまま塗装する方法にしています。

塗装前の工程では通常通り「サフェ研ぎ」を行っている為、仕上がり自体は通常の塗装と同じくシャープに出来ています。肌の上に肌が乗ったようなデロデロとした仕上りにはなっていませんのでご安心下さいませ。

エンブレムも下地をしっかり行っていますので、メッキの仕上りに遜色無い程シャープに仕上がっていると思います。

 一応室内の照明下でも撮影してみました。

こちらのオーナー様からは追加でテールランプ一式のスモーク塗装もご依頼頂いておりますが、そちらはもう少し先となりますので、こちらを先に完成のご案内をさせて頂きたいと思います。まずはこの度もご贔屓頂き誠に有難う御座いました!

ホンダジェイドメッキパーツ 本塗り

先日メッキ素地用の下地処理を行い、最終的にサフェーサーを塗っておいたホンダジェイドのフロントグリルメッキモールと、

フロントグリル用ホンダエンブレムです。サフェーサーを研ぐ前に軽く黒をスプレーし、研ぎ忘れを防止します(ガイドコートです)。

#600→#800の水研ぎでラインを出し、最後は当たりの柔らかい布状の研磨副資材(画面右端に写っているバフレックスレモン)でペーパー目を均します。

マスキングを貼り直し、台にセットして本塗り開始です。

 色はソリッドの黒の為、先ほど紹介したロータスエキシージのヘッドカバーと一緒に行っています。

 フロントグリルモールは裏側に回り込んだ形状となっている為、そこまでしっかり塗れるように固定しています。

ベースコートの黒を塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

 上塗り自体はそんなに時間が掛からないので、メッキの上に密着剤を塗ってそのまま本塗りをすれば作業時間も軽減出来て費用もかなり落とせるのですが、後で剥がれた時に「これどこで塗ったの?」となると非常にマズイので、そういった塗装はお受付が出来ません。何卒ご理解下さいませ。

 ただし当店のやり方であれば、この後ペーパーを掛けてフェザーエッジも綺麗に出ますので、塗装が剥がれないどころか再補修も可能です。塗膜のエッジが密着不良でブチブチと切れたりする事もありません(塗装屋さんなら判りますよね)。

 特にフロント周りはどうしても飛び石が当たる為、密着性の悪い塗膜だと飛び石が当たった所の傷が非常に多くなります。あれは塗膜が弱い訳では無く(塗料材料が悪い訳では無く)密着性が悪い為に起きている事で、ある意味人災です。

こちらのオーナー様からはその後テールランプ一式もご依頼頂いておりまして、そちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。お待たせして申し訳御座いませんがどうぞ引き続きよろしくお願い致します!

メッキパーツ サフェ入れ

 装飾クロムメッキが施されたパーツはそのまま普通に塗装しても著しく密着性が劣る為、これらに関しては別工程で下地処理を行っています。画像はホンダジェイドのフロントグリルメッキモールです。

比較的バランスの悪い形状ですが、以前作成した自作ワイドクリップが活躍してくれました。普通なら前屈みに折れてしまうところですがグリップ部にアルミパイプを使っている為、非常に安定しています。見た目が悪かったのでお蔵入りさせようと思いましたがこれはもう増産必至です。

 こちらは同じくジェイドのフロントグリルモールに着くメッキエンブレムです。

メッキ素地用に行っている下地処理とプライマーを塗布し、最後にサフェーサーを塗布しています。

 こちらも今までの小さいクリップでは無くワイドクリップ(小)を使いました。安定感がまるで違います。

 こちらは少し早いのですが、同じメッキパーツなので一緒に並行して作業をしていました。ベンツに取り付け予定の特注メッキエンブレムです。

普通の(量産品)のエンブレムは裏側が肉抜きされていて、骨の部分をクリップで掴めるようになっていたりするのですが、恐らく板形状からの削り出しの為、裏側はフラットな形状となっています。なのでガムテープを芯状に丸めた物をカットして貼り付け、それを小さいワニクリップで掴んで固定しています。

それぞれプライマー&サフェーサーは裏側に回り込むように塗り、激しいスチーム洗浄などでもきっかけとなる塗膜の切れ目が出来ないようにしておきます。

それではこちらも作業進行次第また紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダジェイド ハイマウントランプ&メッキパーツ塗装承ってます

こちらは先日フォグランプグリルのメッキ枠の塗装をご依頼頂いた方で、今回新たにこちらのハイマウントランプを「レッド&スモーク」塗装と、フロントグリルメッキモールとホンダメッキエンブレムを「艶あり黒」でご依頼頂きました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

 手前がフロントグリル下部に着くメッキモールで、前回ご依頼頂いたフォググリルメッキ枠と同様、少し黒味掛かったメッキとなっています。

 それに対してホンダのメッキエンブレムは通常の色味の無いメッキで、どうせなら同じメッキに揃えた方が良かったのでは・・・と(まあお陰で当店が成り立っている訳でもあるのですが)。

一応色味の確認用としてエンブレムが着く土台部分の部品も送って頂きまして、早速色を確認したところ前回と同様STANDOX原色の標準的な黒(MIX571)で問題無いかと思います。クリアーは全て高品位なタイプの「クリスタルクリアー」でご指定承っております。

参考までに前回ご依頼頂いたフォグカバーメッキ枠の画像も紹介させて頂きますね。

 当店にて塗装したのがリング状の枠の部分で、土台のフォググリルは元々純正品として塗装されている物です。オーナー様からは「 仕上がりも注文以上の出来で大満足です」とのお言葉も頂戴しました。有り難い限りで御座います。

それでは作業進行次第改めて紹介させて頂きますね。この度も当店をご贔屓頂き誠に有難う御座います!