スバルレヴォーグ樹脂製インマニ結晶塗装 完成

 大変お待たせしました!スバルレヴォーグの樹脂製インテークマニホールド、結晶塗装の赤で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は黒いプラスチック素地の未塗装品で、これにサンドブラストを掛けて被塗面全体の足付け処理を行い、プラスチック用プライマーを塗って結晶塗装を施しています。

 結晶塗装の色は「鮮やかな赤」となります。他には日産系の「ドス黒い赤」などにも対応可能です。こちらのページのフェラーリとロードスターのヘッドカバーが判り易いかも知れません。

 シール(ガスケット)が着く個所やホースパイプを挿すであろう個所はマスキングをしてそのまま残してあります。

 ネジ穴は詰め物をして塗装しています。

 画像で見ると少々赤がくすんで見えますが、実物はもっと鮮やかに感じられると思います。

 本塗り時にはひっくり返した状態で先に裏側を塗っている為、表側と同様全体的にしっかりと結晶塗装が塗られているのが判ると思います。

 素材はPA(ポリアミド)で、ポリプロピレンと同様塗装の密着性が悪い素材ですが、サンドブラスト処理を行う事で入り組んだ細部までしっかりと足付け処理を行っています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

尚一緒に本塗りを行ったホンダクロスカブのヘッドカバーと日産L型ヘッドカバーは、凸部に塗ったクリアーの硬化待ちとなりますので、そちらは後日紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルレヴォーグ樹脂製インマニ結晶塗装 本塗り

 昨年中にサンドブラストにて足付け処理を行っておいたスバルレヴォーグの樹脂製インテークマニホールドです。その後流水で洗浄し、シリコンオフをスプレーガンに入れて上からスプレーして洗い流すようにして脱脂をしておきました。足付け処理と同様、この形状でウエスを使って脱脂清掃すると言うのは現実的ではありません(と言うかそれでは単に油膜を伸ばすだけですので)。

 サンドブラスト処理前と同様にマスキングをし、全体に2コート(2周)程プラスチックプライマーを塗布し、結晶塗装の本塗りを行います。

 素材が金属であれば熱伝導が起こるので上から赤外線ヒーターを当てれば全体を140℃以上に出来ますが、今回のような樹脂部品の場合はそれが出来ません。

なので全方向から赤外線ヒーターを当てて120℃~140℃程の熱が掛かるよう調整が必要です。画像では下からだけですが、実際は上下左右挟み込むようにして熱を掛けています。

全体に熱が掛けて結晶目が出た状態です。

以前はさらに赤外線ヒーターで熱を掛け続けていましたが、現在は恒温器があるので今度はそちらで二度目の焼きを行います。二度焼きは130℃で30分程行います。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルレヴォーグ樹脂製インマニ サンドブラスト処理

 スバルレヴォーグの樹脂製インテークマニホールドです。

ホースパイプやガスケットが付く個所はマスキングをし、

 足付け処理の為にサンドブラスト処理を行います。

 入り組んだ個所は色々な角度からブラストを当てて

 奥までしっかり足付け処理を行っておきます。

 その後マスキングを剥がし、洗浄を行いました。

素材のPA(ポリアミド)はPPと同じく塗料の密着性が悪い樹脂の為、プライマーだけに頼ると経年で塗膜が剥がれてしまう恐れがあります。ただ今回のような歪な形状だとペーパーやスコッチによる足付け処理は非常にし難い為、粒状の研磨材を被塗面に当てるサンドブラストは非常に有効です。

本塗りはまだ先になると思いますが、作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スバルレヴォーグ樹脂製インマニ 結晶塗装承ってます

 先日到着しておりましたスバルレヴォーグの樹脂製インテークマニホールドです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 樹脂製のインマニはインプレッサ用の物で何度か施工例はありますが、今回のレヴォーグ用はこれが初めてです。

ただ素材は以前施工したインプレッサ用の物と同じで、また形状についても比較的似ているので、作業内容は今までと同じような感じで出来ると思います。ホースパイプ部分やガスケット(ゴムパッキン)、パイプが挿し込まれるであろう穴周りなど常識的な所はマスキングをして対応します。

参考までに以前施工したインプレッサ用の樹脂製インマニの記事を紹介しますね。

スバル樹脂製インマニ結晶塗装 完成

上の画像だとアルミ製のインマニになっていますが記事自体は樹脂製のインマニの物です。何故この画像になるのか意味が分かりませんでして・・・。

TOYOTA86樹脂製インマニ結晶塗装 完成

こちらはTOYOTA86用となっていますが同型の樹脂製インマニです。

作業内容としては、

・ホースパイプやパッキン周りの接合部などをマスキング

・サンドブラスト処理(足付け処理)

・脱脂清掃

・ホースパイプやパッキン周りの接合部などをマスキング

・結晶塗装(鮮やかな赤)

といった感じとなります。

通常の足付け処理であれば#800程度でのペーパー掛けとなりますが、形状がイビツで且つ塗膜が密着し難いオレフィン系素材(ポリアミド)なので、今回のような結晶塗装の場合にはサンドブラスト作業を基本としています(プラスチックプライマーだけに頼るとこうなってしまう恐れがありますので・・・)。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!