アルファロメオ アウターハンドル塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたアルファロメオ用社外品アウターハンドルの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

 元々はこの様に塗装の肌が悪く成形されたラインも凸凹していたので、

研磨してラインを整え、

サフェで下地を作り直してから、

ご指定の塗色=アルファロメオ純正の「ROSSO ALFA」(カラーコード:289A)で塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

  自動車のボディを塗っていた時も今回のようなアウターハンドル等の小物製品を塗ってはいましたが、その時はあくまでも「ボディのおまけ」みたいな感覚で、今回のようにラインの修正や見えない裏側まで気を遣って塗っていたりはしていませんでした。大抵は保険作業(事故修理)がメインなので、小物にここまで時間を掛けるという場面は殆ど無いんですよね(しかもこれを雇われの身でやっていたらかなり疎まれるかクビだと思います)。

そういったジレンマもあって、普通の人(一般的な塗装屋さん)が気にしないような所でもある程度時間を掛けて作業出来る今の小物塗装屋にとなりました。

初期の頃は自転車フレームの対物保険修理塗装等もやりましたが、ここ10年以上は全て実費作業(オーナー様の自腹)でのお受付となっています。普通の塗装屋さん(自動車補修塗装屋さん)であればあり得ないと思われる事ですが、お陰様で一度も赤字を出す事なく運営し続けられています。

ちなみに以前何度か当店を買いたいというM&Aの会社から何度かメールで問い合わせがありまして、売る気は無いと返信していたのですが直接話をしたいと言う事で、それであれば1億円で如何でしょう?と返信したらその後一切連絡が来なくなりました(笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


その後オーナー様よりレビューページに画像とコメントを投稿して頂きましたのでこちらでも紹介をさせて頂きます。

>「ボディ同色塗装をお願いしたドアハンドルを、車に装着しました。テールランプ、サイドウインカーも以前スモーク塗装をお願いしたものです。素晴らしい艶感で大変満足しています。今回もどうもありがとうございました!」

気に入って頂けて本当に何よりです。わざわざありがとう御座いました!

スバルボルテックスジェネレーター下準備

先日お預かりしておりましたUSスバル純正ボルテックスジェネレーターです。

飛び出ていた両面テープの台紙は食み出ないよう裏側にマスキングテープで止めていて、

フチから3ミリくらいの所から内側を養生紙=ロールマスカーを使ってマスキングします。そのままボディに取り付けるならマスキングしないで塗装しても構わないのですが、部品単品でお渡しするとなると見た目が悪いですし、しかもポリプロピレン製の台紙は塗料が密着しないのでペリペリと塗装が剥がれて非常に鬱陶しい事態になってしまいます。

そのままだとうっかり中央の細い所で折れてしまいそうなので、作業前に当て板を取り付けておきます。まさに普通の木材にマスキングテープを貼っただけの物ですね(上にある物は少し長さが足りなかったので使わなかった物です)。

しっかり固定出来たら表面を#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)で足付け処理を行います。フチの裏側までしっかりとですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ゼンハイザーE935マイク塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたゼンハイザーE935ボーカルマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

グリルを艶ありのシルバーメタリック、

ボディを艶消しのホワイトパール=トヨタ「プレシャスホワイトパール」(カラーコード:090)で塗装を施しました。

こちらは自然光での撮影となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

今回はグリル=単一部品内で「艶あり」と「艶消し」が混同した塗装だった為、先にグリル全体をシルバーの艶ありで塗装して完全硬化させ、

後日シルバーに残す部分をマスキング→下部のリング部分を足付け処理し本体と一緒に艶消しホワイトパールで塗装を行っています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

自転車用カーボンホイール 本塗り準備

先日下塗りを行っておいた自転車用HED製20インチ(406)のカーボンホイールです。その後50℃で2時間+24時間くらい(?!)熱を入れておきました。

と言うのも、この時期は工場の屋根裏の温度が非常に高くなるので、そこに吊るしておくだけで50℃程の熱が掛かるのです。

一番熱くなる箇所=天井に打ち付けた温度計はMAX50℃を超えていました。

なので非接触温度計で測ってみると53℃でした。丁度良い感じですね。

このまま3日程おいておくと8時間×3=24時間熱を入れていたような感じになる訳です。尚念のため恒温器でも50℃×2時間程の熱を掛けておいています。

一回目の塗装は下塗りと言う事でクリアー仕上げの2コートでは無く、1コートソリッド仕様となっています。

サフェで素地は平滑に仕上げていますが、カーボン素材特有の「繊維目」が出ているのが判ると思います。

繊維を固定化している樹脂分(この場合は恐らくエポキシ樹脂)は熱等によって伸縮しますがカーボン繊維自体はまず動かないので、樹脂分が伸縮を繰り返す内にカーボン目が浮き出てしまう、といった感じです。

それらを削り落として再び平滑にしつつ、ぶつ切りした段差も#500→#800で研磨して滑らかにしておきます。

1回目の本塗り(下塗り)ではラインテープ(黄色いテープ)を使いましたが、2回目の本塗りではぶつ切りしたラインを綺麗に仕上げたかったので、ホイール系に合わせてデータを作成→綺麗な円弧の形状でマスキングシートを作成しました。これなら貼るだけで揺れの無い美しい曲線ラインが描けると考えた次第です。

よく脱脂清掃し、1/4ずつにカットした幅5ミリのマスキングシートを貼っていきます。

気温が高くなって作業環境が辛くなるとどうしても仕上がりに影響してしまうので、夏場は我慢せず一階作業場でもエアコンをつけるようにしています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルファロメオアウターハンドル 本塗り

先日サーフェサーの研ぎ作業を行っておいたアルファロメオ用社外品アウターハンドルです。

それぞれ手で持って塗れるよう芯棒に固定しています。

よく脱脂清掃し、エアーブローで埃を飛ばしたら本塗り開始です。

樹脂素地が露出している箇所にはプラスチックプライマーを塗布します。

黒い箇所は隠蔽し難いので全体にピンクを下塗りしました。

下色はグレーでも構わないのですが、隠蔽が弱い色の場合は多少色相も合わせるようにしています。スズキのチャンピオンイエローは隠蔽力がかなり低いので下色にオーカー系の無機顔料を含んだイエロー等を塗っておくような感じですね。今回は同じく無機顔料系のオキサイドレッドを含んだピンクとなっています。

続けてご指定頂いたアルファロメオ純正の「ROSSO ALFA」(カラーコード:289A)を塗布します。

青味の赤(MIX816クランベリーレッド)を多く含んだどす黒い感じの赤ですね。

ベースコートで肌を荒らすと仕上がり時に艶が引けた状態になってしまうので、

しっかりウェットに塗ってツルンとした肌に仕上げます。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

トップコート(クリアー)に使うスプレーガンは通常口径1.0mmでしたが、

少し前から0.8mmも使うようになりました。

今回のようにパーツ毎に表面積が小さい場合は0.8mmの方が塗り易い感じです。

逆に面積が広い物だとミストが馴染まなく肌が荒れてしまう場合があるので今まで通り1.0mmを使ってます。

逆にこの時のようにピンポイントで細かい隙間までクリアーを塗りたい場合は口径0.3mmのエアーブラシを使ったりします。それぞれ違う塗り方ですがどちらも難しいです(とは言えご依頼頂いた預かり品では無い塗装は精神的に断然楽です)。

元々の塗装は裏側がザラザラしていましたが、こちらもヌメっとした仕上がりにしておきました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!