BMW GSフェーエルタンク 色作成

bmwgs7 フェーエルタンク自体の下地処理(サフェーサー塗布~研ぎ)は完了しましたのでいよいよ色を作成します。尚タンクの塗装はマルボロカラーで承っておりまして、ベースはホワイト原色(STANDOXの場合はMIX570)そのままで、マルボロレッドを作成します。ちなみに一度試してみましたがその時はどうも上手くいかなかったので、その間に色々考えておきまして今回はちょっと違う方向から考えてみました。

マルボロレッドは「レッド」と言うよりは「ほぼオレンジ」といった色でして、ただ原色にあるオレンジだと最初から濁りが強いので今回は使わないことにしました。一滴もです。

で、代わりに彩度の高い赤とイエローを混ぜてオレンジを作りまして、実際に試したところその方が発色の良いオレンジが出来たのです(気のせいかも知れませんが)。

bmwgs11 フレームの方は先に塗られた状態で、こちらの色は少し濁りが強かったので今回タンクに塗るオレンジはそれよりも若干色板(缶スプレーのマルボロレッド)寄りでオレンジ味にして発色を良くしました。スティックに付いた色とフレームとで結構色が違って見えますが見る角度でかなり変って見えるのでここまで違和感はありませんからご安心下さい。同角度で見えるフレームの端(画面左上)と見比べて頂くと判り易いかと思います。

bmwgs10フレームにマスキングテープを貼って直接色を付けて確認しています。手前の色板はマルボロレッドの缶スプレーを塗った物で、画像で見るよりも発色の良いキャンディーカラーのような色になっています。流石にここまでは再現出来ませんが(下地が透けてますので・・・)、方向性は近くなったと思います。

次はタンクに入れる「Marllboro」のロゴと2トーン配色のライン入れの位置決めですね。もう少々お待ち下さいませ!(先に他のを塗る予定でして気長にお待ち頂ければと・・・)。

シフトノブ塗装 完成

shift9先日本塗りを終えていた真鍮製のシフトノブです。塗膜が完全硬化したので元々付いていたスペーサー(と言うか指輪)をエポキシ接着材で取り付けます。何故これが付けてあるかと言うと、

「86のシフトノブにはリバースギアトリガーというものがありまして、画像のノブの台の様になっているのは、シャフト部分を隠すために接着した指輪なのです(アロンアルファで接着してあります)。RAZOでは専用のくり抜きがあって、シャフトは隠れるようになっています。」

との事です。なるほど、ですね。

shift6使用したエポキシ接着材は5分硬化の速乾タイプですが念の為一日置いて本日完成となります。

shift7こちらのオーナー様は以前TOYOTA86のテールランプを塗装御依頼頂いた方で、購入したこの真鍮製シフトノブのゴールド色が内装に合わなかったとの事で今回の御依頼に至りました。元々はブラックメッキの物を使っていたようですね。一応最初の状態の画像を紹介したいと思います。

shift当初メールで頂いた画像を見る限りでは金メッキかと思ったのですが、実は真鍮無垢の磨き仕上げでした。確かにスポーツカーの内装としてはちょっと派手かも知れませんね(笑)。

shift8実際に使う物ですがこうやって見ているだけでも結構楽しめると思います。実物はさらに質感が凄いですからもしかして使うのが勿体無くなるのでは・・・と心配してしまいます(そんな訳はありませんか。笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も御贔屓頂き有難う御座いました!