SUBARU XV社外品FRP製フロントグリル サフェ入れ

xv38 こちらもお待たせしました。スバルXV用の社外品FRP製フロントグリルも作業着手しておりますのでご安心ください。

ちょっと画像を撮り忘れたのですが素地調整としては既存のゲルコート(表面に塗ってある白いポリエステル系塗膜)は#180である程度平滑になるように削り、さらに全体を#240で目均し~足付け処理をしています。形がこんななのでエアーツールのダブルアクションサンダーは殆ど使えず手研ぎメインになっています。ゆ、指が・・・(よくつります)。

xv39綺麗に脱脂清掃をしたらサフェーサーを全体に塗布します。FRPは別名「強化プラスチック」と呼ばれたりもしますが塗装屋の見解ですとプラスチックとは違うのでそれ用のプライマーは必要ありません。どちらかと言うとポリエステルパテの部類で、まさかポリパテの上にプライマー塗る人は居ませんよね。なので直接サフェーサーの塗装でOKです。ちなみにウェット系のカーボンはやはりポリエステル系で(クリアーゲルでしょうか)、ドライカーボンはエポキシ系、やはりどちらもプラスチックプライマーは必要なく直接サフェーサー(プライマーサフェーサー)を塗装して大丈夫です。

尚現在のサフェーサーは2液形のウレタン系が主流で、缶スプレーのサフェーサーのような1液性のラッカーサフェーサーを使う事は殆どありません。あれでは大きな防錆効果は得られませんし、そもそも十分な膜厚が得られませんので・・・(余計塗膜が弱くなります)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。次はサフェ研ぎと色を作成する予定です。もう少々お待ちくださいませ!

KAWASAKI Z1ヘッドライトカバー 素地調整

z1元々塗ってあった塗装がどうも怪しかったのでシンナーで拭いてみると既存の塗膜が溶けました。完全硬化した塗膜はシンナーが付いたくらいでいきなり溶け出したりはしませんからこれは1液性のラッカー系塗料、多分缶スプレーでの自家塗装かと思われます。これの上にそのまま塗装は出来ませんので(チヂレます・・・)、一旦この塗装を剥がす事にします。剥がすと言うよりかは洗い流す、といった感じですかね。

z11 で、溶剤槽に浸けながらジャブジャブ洗ったら下からはしっかりした塗装が出て来ました。ただ不思議なのはこの塗膜の下に侵食跡があり、それらは錆びは出ておらず素地(鉄)の状態としては悪くはありません。恐らく一度レストアー済みで、この黒はプライマーを兼ねた塗膜なのではないでしょうか。パーツ自体40年前の物との事ですから何があっても不思議じゃありませんからね。

z12で、一応ダブルアクションサンダーにてある程度の塗膜を剥がしてみました。既存の塗膜はしっかりしていたのでここまで剥がす必要は無かったのですが念のため金属素地の状態を見たかったのと、私的にもちょっと興味があったという事もありまして・・・(病)。

ちなみに状態が悪かったら全体をサンドブラスト掛ける予定でしたがそれは不要となりました。素地の状態は非常に良好です。

head12 と言う事で素地の酸化が進む前にプライマーを塗布します。勿論塗布前は十分に脱脂清掃を行っておきます。

head13続けてサフェーサーを塗布します。打痕やちょっとした窪みなどは結構あったのでサフェーサーは厚めに充填しておき後のサフェ研ぎである程度平滑に仕上げます。ちなみにご依頼頂いている塗色は「半艶黒」となっております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

YAMAHA T-MAXカウル一式塗装 完成

tmax3 大変お待たせしました!ヤマハビッグスクーターT-MAXの外装パーツ一式、本日完成となります。

tmax4 色は日産の純正色「タイタニウムグレー」(カラーコード:KAC)で、GT-Rにも採用されている色です。以前の外装色は白ベースに赤と黒で構成されていましたから今回の塗装で随分と雰囲気は変わると思います。

tmax5 部品9点の内6点が新品で、残り3点は以前車体に付いていた物を再利用しています。傷などは一切なかったので下地処理は足付け処理のみで済んでいます。

tmax6 色の構成は荒めのメタリック粒子とマイクロチタンホワイト(パールっぽい白)が多く入っているので、グレー系のメタリックにしては見る角度によって色の変化が楽しめます。

tmax7塗装する前のカラー&デザインからするとかなり大人し目な感じですからオーナー様的に少し物足りないんじゃ・・・と思ったりもしましたが、まあ人は歳を取りますしね(笑)。または後からデカールやエンブレムなどを付けて楽しんでも良いですしね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度もご贔屓頂き有り難う御座いました!

KAWASAKI Z1 ヘッドライトカバー塗装承ってます

head11 こちらは実は結構前に到着していたのですが、作業の方向性が未定だったのでとりあえず先に作業を着手して状況を確認してから紹介する事にしました。上の画像は到着時の状態で、現状艶がありますがちょっと変なのです。

head21下側?の方は艶が無くザラザラしていて、どうやらクリアーを半分までしか塗っていないようです。素地の侵食跡も残っていて、どうもこれは怪し過ぎる・・・と言うことで先に作業をしていました。

作業内容については改めて紹介させて頂きますね。まずはこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!