ヴィオラ・ダ・ガンバ カーボンケース用の真鍮ネジ

vila10 先日分解しましたヴィオラ・ダ・ガンバなる弦楽器用のカーボンケースですが、それらに付いていた付属品の固定に使っていたアルミリベットがちょっと残念と言う事なので新たに真鍮製のビスを取り寄せてみました。

ネジの頭は全てマイナスで揃えて、元々付いていたリベットに合わせてそれぞれの太さも揃えました。、ただこれらの入手が思っていたよりも難しく、また黄銅製(真鍮の事です)なのでてっきり鈍い黄金色をしているのかと思いきやニッケルメッキが施されていたりと、理想通りの物を揃えるまでにかなり余計な物まで買ってしまった始末です。まあある程度は判っていましたし、これもいつもの事ですけどね。

viola8 外した部品はこんな感じで、これら全てリベットで留められていた物を新たに真鍮製のマイナスネジに替えよう、と言う作戦です(まだ決定と言う訳では無く、一応オーナー様に最終確認を行う予定です)。

vila11 真鍮のネジに替えたかった理由としては、元々付いていた固定具のシャフトやカシメにこの真鍮素材が使われていた事で、どうせ一度外してまた付けるのであればアルミのリベットよりも全部を真鍮に揃えてしまった方が断然素敵なのでは、と思った次第です。またいずれ再塗装をする再にも全てネジであれば破壊せずに分解が可能なので断然作業は楽ですしね。

vila12 リベットの変わりだとこんな風になる感じです。新たなネジはまだ真鍮の輝きがありますが使っている内に良い感じの鈍い光り加減になる筈です。

viola2 蝶番の部分は黒で統一されてますのでこれでも悪くは無いのですが・・・

vila15 ここもこんな感じになるとちょっとクラッシックっぽくなって良いですよね。と言ってもこれは完全に私の趣味なのですが・・・。

vila16ちなみにニッケルメッキのマイナスネジもあるのでこういった箇所はそれでも良いと思います。ただ真鍮は金メッキのような輝きはしませんから組み合わせとしては悪く無いと思います。なんて言ったって錆びないですし、しかもすりわりですからね!(=マイナスネジの事です・・・)。

と言う事でかなり暴走気味ですが、まずは上記ご確認の程御希望などをお伺い出来ればと思います。マイナスネジでもニッケルメッキの物もありますので是非御希望をお聞かせ下さいませ。

本体の作業の方はテールランプ関係の塗装が終わってから始まる予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ROVER MINIライセンスカバー&メッキパーツ塗装 完成

mini205 大変お待たせしました!ローバーミニのリヤライセンスランプカバーとフロントワイパー付け根部分のメッキパーツ、艶消し黒の塗装で完成となります。

mini206 見た目的には缶スプレーのラッカー艶消し黒で塗ったのと変わりないかも知れませんが、小さいパーツは元々メッキが施された物なので普通に塗っては塗装が密着しませんし、上塗り塗料も2液性のウレタン艶消しクリアーなので塗膜の耐久性は全然違います。

最初の状態も紹介しますね。

mini190塗膜に問題が無ければそのまま足付け処理をして塗れるのですが(わざわざ剥がすケースの方が稀です)、今回はアルミの素地から腐食が出ていた事と、小さいパーツはメッキが施された物なので(実際にはその上に何かが塗ってありました)どれも下地処理を施してから塗装しています。

mini196メッキパーツはサンドブラストを行い、

mini194ライセンスランプカバーは旧塗膜を剥離して腐食部分を削り落とします。

mini207下地には「プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった行程も行っていますのでツルンとした綺麗な艶消し仕上げに出来ていると思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

尚、明日は日曜日で休業日となりますので発送は月曜日以降となります。すいません!