NBOXミラーカバー塗装承ってます

nbox31先日到着しておりましたホンダNBOX用のルームミラーカバーです。こちらは以前CLSのテールランプをスモーク塗装でご依頼頂いた方で、今回はこちらをホンダ純正色の「 プレミアムピンク」(カラーコード:R562P)でをベースに、「NBOX」のロゴマークを同じくホンダ純正色の「プレミアムディープモカパール」(カラーコード: YR586P)でご指定承っております。この度も当店をご利用頂き有り難うございます!

nbox33部品はメーカー?から直送だったのでオーナー様としては気づいておられなかったのですが、カバーの一部にはミラーのタイプによって汎用出来るようにと一部に切り込みが入っています。ミラー本体にスイッチがあった場合はこれを切り取って装着するようになっている訳ですね。

ただ今回はこれはそのままになるとの事ですので、別途追加でこの部分を埋めてフラットに仕上げる作業もご依頼頂いています。

nbox34部品の装着方法からして裏側に出っ張りがあるとマズイようですから、今回の作業方法としては構造用エポキシ接着剤(3Mパネルボンド)を使って隙間を埋めようと思います。またもしかしたら裏側に超薄手のファイバーを貼るかも知れません。接着剤と併用して橋架出来ればさらに強くなりますしね。

nbox30そして早速ですがイメージ画像も作成してみました。ロゴが上下のプレスラインに乗ってしまうと格好悪いと思いますのでその範囲内を限界とするとこれくらいのサイズになります。後は左右の配置ですかね。ご確認の程ご希望をお聞かせ頂ければと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂き有り難うございます!

NDロードスターヘッドカバー結晶塗装承ってます

road145先日到着しておりました新型NDロードスターのヘッドカバーです。これは初めてのパーツですね。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は結晶塗装の赤で、現状はアルミ無垢の状態ですから剥離作業は必要ありませんが、このまま塗っても上塗り塗料は密着しませんので下地処理として燐酸処理&プライマー塗装を行ってからの塗装となります。

完成をイメージした参考画像を紹介しますね。

roadstar4左側はいつもご依頼頂いている今までのロードスターのヘッドカバーですが、この時は「どす黒い赤で」といったご指定でこの色になっています。右側はフェラーリのヘッドカバーで、今回はこちらの鮮やかな赤い結晶塗装でご依頼頂いています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ROVER MINIライセンスカバー&メッキパーツ塗装承ってます

mini190 先日到着しておりましたローバーミニのリヤライセンスランプカバーとフロントワイパー付け根部分の飾り金具とナットです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!今回はこれらを艶消しの黒で承りました。現状の色はニューブリティッシュグリーンでしょうか。

mini191ライセンスランスカバーの塗装はこんな感じに鳥糞被害に遭ったみたいになっていますがこれらは全部下地から出ている物で、塗装屋さんならよくご存じだと思いますがローバーミニのライセンスランプカバーはこれがスタンダードです(笑)。アルミ素地に何か問題があって、ほぼ全ての車両でこんな風になっていますよね。なので再塗装の際には一旦素地まで削って腐食を取り除き再度プライマーから塗ってあげます。ちなみにメッキの社外品もありますがあれはさらに酷いです(私の知る限りの事なのでまともな物もあるかも知れません)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

と、そう言えば以前これをユニオンジャックの無彩色に塗った物があったのでちょっと紹介させて頂きます。本件と関係ありませんが一応部品は同じ物と言う事で!mini192

メルセデスR129インマニ 本塗り

r12916 サフェーサーでは埋まりきらなかった巣穴などもあるのでそこはスポットパテ(ラッカーパテ)で拾っています。

よく脱脂をしてエアーブローをしたら本塗り開始です。

r12917サフェーサーを研磨した際に素地のアルミが露出した箇所もあるのでそこはスポット的にプライマーを塗布しておきます。部分的にグレーになっているところがそうですね。

r12918 いきなり本塗り完了ですが、オレンジ系は隠ぺい力が弱いのでまず最初に隠蔽性の高い無機顔料(鉱物系です)のオキサイドレッドを入れて作った近似色で下塗をし、その上に今回採用したRALカラーの2004のオレンジを塗布しています。ベースコートが計4コート、クリアーはクリスタルクリアーでいつも通り2コートとなっています。

r12920 板で隠れた箇所は色が塗れていませんが装着されれば見えない部分なので問題無いと思います。そもそも裏側をここまで塗る予定も無かったですしね。

r12921こんな形ですから磨く事は想定していないのでとにかくクリアーは肌を荒らさないように注意し、塗り始めから塗り終わりまでは一度も止まらず一気に塗り上げます。一応塗る順番と言うのもあって、しかもそれは1コート目と2コート目とでは違う塗り方になるようにしています。最初に仕事を教えて頂いた上司曰く、自分の塗り方の癖は修整するのが難しいからわざと違うところから始めたり繋げたりして塗り方にムラが無いようにするんだ、との事でした。言われた事をその通りにやらないと大変お怒りになる方でしたから、むしろそのお陰で身に染みて覚えられているのだと思います。世間一般的にはその事を「トラウマ」と呼ぶみたいですけどね(笑)。いや、本当に感謝しています。

ちなみに物が物ですから梱包はかなりのストレスとなりますので発送までは少し長めに、大体一週間くらい御待ち頂ければと思います。完成次第改めて紹介もさせて頂きますね。もう少々御待ち下さいませ!

メルセデスR129インマニ 下準備

r12910 先日サンドブラスト屋さんから戻って来てサフェーサーを塗布しておいたメルセデスR129の巨大なインテークマニホールドです。下地の作業は既に先日から始まっていまして無事本塗りも完了しています。ご安心下さいませ。重さも作業内容も重量級なので本塗りの紹介が少し遅れるかも知れませんがとりあえず下地作業を紹介しますね。

r12911 最初は空研ぎダブルアクションサンダー#600で全体の肌を落とすように研ぎ、その後はひたすら手作業で研いでいきます。画像はヤラセ的になりますが、インマニのサイズがどれだけ大きいかの比較になればと思い珍しく作業風景風に撮影してみました。

r12912 水研ぎは耐水ペーパー#600→#800で行い、最後に目消しとして布状の研磨材(アシレックス#800です)を使って均します。研ぎ作業だけで多分6時間くらいは掛かったかと・・・。

r12913 その後良く水を切ったら再度マスキングを行います。サンドブラスト屋さんに出す時も含めると今回で3回目ですね。

以前職業訓練学校時代の同級で現在は板金塗装業の社長を行っている友人が、「マスキングってどうせ塗ったら剥がすのに超面倒くさく無いっすか~?」と言っていましたが、そんな風に思った事は一度も無いですし、そもそもこれも結構好きな作業の一つだったりします。ただしその友人は現在フェラーリに乗っていまして(多分現行型)、なるほど、この差はそこだったんですか・・・と(笑)。

r12914 当初の予定としては裏側は「色が飛ぶ程度」と考えていたのですが、なんとこのインマニは「中心部分で丁度バランスが取れる!」と言うことが判明しましたので、予定を変更して裏側もクリアーを塗れるようにしました。多分こういった重量バランスの事も考えて作られているんでしょうね。恐るべしAMG600SLです(何か間違っていたらすいません)。

r12915今回のインマニにご指定頂いている色は以前当店で施工したホンダインテグラに施した結晶塗装のオレンジになりましが、実はこちらは参考にした色があるので今回はその色をそのまま使う事にします。画像に写っているのはRAL色見本帳で、ドイツの工業製品などの規格として使われている物(らしい)です。これならSTANDOXの配合データで色を作れますので後から「全く同じ色で」と言う事も可能ですからね。カラーコードは「RAL2004」です。

それでは続けて本塗りの方も紹介しますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!