BMW MINI メッキエンブレム 本塗り

mini220 大変お待たせしました!BMW MINI(恐らくR60クロスオーバー)のボンネットバッジとリヤエンブレム兼オープナーは無事本塗り完了しておりますのでご安心くださいませ。

mini221 今回はベースカラーを「アブソリュートブラック」(カラーコード:B11)、ロゴ部分とフチの丸いラインを「チリレッド」(カラーコード:851)で承っておりまして、本来であれば最初にベースカラーを塗るところですが、色の隠ぺい力の関係上、今回は先に文字の部分(赤い方)を先に塗っていきます。

mini222 このチリレッドは隠ぺい力が弱く、下が黒だと多分ウェットで7コートくらいしないと完全隠蔽しないっぽいです。なので今回ももう少し隠蔽力の強い赤(VWのレッド)を下色として塗ってからチリレッドを塗っています。下地が白でこれであればウェット3コートで大丈夫でした。

mini223 ベースコートのレッドを十分自然乾燥させたらマスキングの準備をします。今回は赤で残したところにマスキングシートを貼るといった感じで、いつもとは逆の順番になります(文字が凹む訳なので余り好きでは無いのですが、この色の組み合わせである以上これがセオリーとなります)。

mini224 難しいのは周りのラインをセンターに合わせる事で、しかも横の平行も出さなければいけませんから、この場合は位置の微調整が出来る水貼りで行っています。

ちなみに最初はアプリケーションシート(透明なフィルム)を四角いまま行っていたのですが、そうするとどうしても隙間に残った水を出せなくて、「前回はまさかのドライ貼り?!」と思って当時の日記を見てみたら、どうやらアプリケーションフィルムをギリギリに貼って水を出しやすくしていたようです。なるほど~!ってちょっと感動してしまいました(本当に頭が弱くて・・・)。

mini225 さらにドライヤーで水分を乾かしながら、しっかりマスキングシートを指定の位置に貼り付けます。

mini226 その後再び一階に移り、今度はブラックメタリックを塗ってマスキングを剥がします。ブラックの方は2コートも塗れば隠蔽するので、これであれば文字の際の仕上がりが悪くならないと言う訳です。4コートも塗ったらこんな風にシャープには仕上がらないんですよ。綺麗に仕上げたい場合はせいぜい3コートまでが限界だと思います。

mini227 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。ただそれでも塗り分けた塗膜の段差は出来ていますから、完全硬化後に当て板を当てて削り磨く事となります。文字が出っ張っている分には多少なら変では無いのですが凹んでいるととても不自然で気持ちが悪いのです。

mini228 そしてフロントのボンネットバッジも本塗り完了です。ABSの板を加工して作製した中央のプレートが湾曲しているのがよく判ると思います。やり方は全て紹介していますので是非どなたかチャレンジしてみて下さいませ。実際にやってみると判りますが、横方向と縦方向でカーブが違うのでそれの修正が結構大変な筈です。

mini229それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ジムニーヘッドカバー&インマニ&パイプ結晶塗装 完成

jimmy27 大変お待たせしました!ジムニー(違っていたらすいません)のヘッドカバー、樹脂性インテークマニホールド、アルミパイプ2点、結晶塗装で完成となります。

jimmy11こちらが最初の状態で、ヘッドカバーは全体に腐食が出ていたのでサンドブラスト処理を行っています。

jimmy28 アルミパイプは程度が良かったので下地処理はリン酸処理のみで、各部マスキングして結晶塗装の青で塗っています。

jimmy29 樹脂性のインマニにリン酸は効かないので、代わりに全体をサンドブラスト処理して素地を荒らして塗膜の密着性を高めています。出来ない事は無いですがペーパーを掛けるよりもその方が早いですし細部までの処理は確実ですからね。

jimmy30ネジ穴やガスケットが着く部分、インジェクターやパイプが挿し込まれるような箇所は特にご指定が無くてもマスキングしておきますのでご安心くださいませ。逆に細かくご指定されるとコースが上がって基本費用が上がってしまいますのでご注意くださいませ(お任せコース→標準コースと言う感じです)。ただし「ここはこうして欲しい」と言う御希望がありましたら事前にご指定頂ければと思います。

jimmy31 ヘッドカバーのみ色は赤で、塗装のタイミングは青い方と一緒に行っていますが、勿論同時に塗れる訳ではありません。先にどちらかを塗ったら焼いておき、その後もう一方を塗って後から追加して一緒に焼く、といった感じですかね。

jimmy32 色と形が同じであれば複数割引率は高く、または形が違っても作業内容が殆ど同じであればそれも同様となります(テールランプの左右など)。その次は「色は同じで形が違う」で、ただ形も色も違っても同時にご依頼頂けば多少なり複数割引は適用させて頂いております。どうぞご利用下さいませ。

jimmy33 ネジ穴なども特にご指定が無くても常識の範囲内でマスキングはしておきますのでご安心くださいませ。ただ先日BMWのパニアケースで、そこは余り塗料が入らないだろうと思って何もしなかったら、どうやらそれでもネジはちょっと入れ難かったらしく、少々ご迷惑をお掛けしてしまった模様です。その節は大変失礼致しました!その後は気をつけるようにしております(ちなみにタッピングビスの場合は必要無いと思いますので特にマスキングはせずそのまま塗っております)。

jimmy34こちらはアルミパイプの近接画像です。突起の部分はおそらく「P」の文字だと思います。一応サイズ感がわかるように平面的では無く何かしらが一緒に写るようにしています。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

HONDA CB250RSヘッドカバー&クラッチカバー結晶塗装 完成

cb250rs11 大変お待たせしました!ホンダCB250RSのヘッドカバーとクラッチカバーの結晶塗装、本日完成となります。

cbr28 ヘッドカバーは元々半艶っぽい黒が塗ってあって、所々に腐食が出ていたのでサンドブラストにて全体を削っています。

cb250rsクラッチカバーの方は片方が新品で、もう一方も程度が良かったので今回は旧塗膜は剥がさずに足付け処理のみで結晶塗装を施しています。それぞれ艶が違うって言うのが何だか嫌ですね(何故でしょう・・・)。

cb250rs12 ヘッドカバーの方についてた部品は仮組みして同梱包しておきましたのでご安心くださいませ。

cb250rs13 当初クラッチカバーにある凹んだHONDAの文字部分の塗装もご検討頂いていましたが、今回のカバーの文字は彫りが浅く、恐らく上手くは行かなかったような気がしますので、特に何もしないで良かったと思います。

cb250rs14 ヘッドカバーの赤については「出来るだけ鮮やかに」と言う事で対応しております。画像だと普通に見えますが、実物はもっと鮮やかさが表現出来ていると思いますのでどうぞご安心くださいませ。

cb250rs16 ヘッドカバーの結晶目の近接画像です。

cb250rs15こちらはクラッチカバーの結晶目ですね。遠目で見ると艶消しに見えますが、こうやって近くで見ると塗膜に艶があるのが判ると思います。チヂレ目も突起しているのでは無く丸味を帯びているので肌触りはよく、汚れが付いても濡れ雑巾で拭くだけで比較的簡単に取れてくれます。

 

cbr250f

ちなみにこちらは以前ご依頼頂いたCBR250Fのクラッチカバーで、この時はHONDAの文字が凸状だったので最後に面研して光らせる事が出来たんですよね。わざわざ画像有難う御座いました!

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。明日以降で発送可能です。この度も当店をご贔屓頂き有難う御座いました!