テールランプ関係 下準備

 先日に引き続き次回本塗り予定の透過性塗装関係の下準備を行っています。裏側のマスキングが済んでいたので被塗面の足付け処理を行いました。

 ウィンカーやハイマウントランプなどの小さなパーツは手で持って塗れるように固定します。早速先日作成した長ワイドクリップを使ってみました。

 ただしワイドクリップだけでは落ちる可能性もある為、ガムテープとマスキングテープで補強します。

 最後に持ち手のアルミ平板棒を筒状のボール紙(ロールマスカーの芯棒)に固定してスタンドに挿せるようにしておきます。

 ちなみにクリップで挟めない物に関しては今まで通りガムテープだけの固定で、ただしバランスが悪いと熱を入れている時に落ちてしまったりするので(塗装屋さんなら誰しも一度は経験があるかと)、こんな感じでバランスの良い位置で固定するのが基本となります。これなら落ちません(落ちた事はありません)。

 準備が出来たテールランプ類は一旦乾燥炉(恒温機)の中に入れてホコリが付かない状態で保管しておき、その間にブース内の清掃をしておきます。テールランプを置くスタンドと台に着いたザラザラとした塗装ミストをスチーム洗浄機で落とし、さらに奥にある排気浄化装置と床もスチームを掛けて綺麗にしておきます。この辺の大掛かりな清掃は大抵テールランプを塗る前のタイミングで行っています。

塗り分けを行う物に関しては予めマスキングシートをカットしておき、画像のBRZのバックランプのようにフリーハンドでマスキングをする物に関しては見切りの部分だけ先にラインテープ(2ミリ)で貼っておきます。周りを養生するのは本塗りの当日に行います。

明日は先に別の案件を行う予定なので、テールランプ関係の本塗りは朝から作業が出来る明後日に行う予定です。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

お受付に状況ついて

現在小物関連の塗装については比較的空いている状況ですが、大物案件については来年の春以降まで作業が埋まっております。金額が大きくなる内容、時間が掛かると思われる作業についてはお受付が出来ませんので何卒ご了承くださいませ。具体的には下地作業にとても時間が掛かるヘッドカバーの艶あり仕上げ等や自転車フレーム関連の塗装となります。

現在お預かり中の大物案件としては、自動車用の部品を数点を進行中で、それが終わったら事故案件の自転車カーボンフレームの補修塗装を、その後はバイクの外装パーツの塗装が夏くらいまで掛かると思われる為、これらが終わるまでは時間が掛かりそうな案件についてはお受付を控えさえて頂きたく存じます。申し訳御座いません。

その他の小物案件、テールランプや自動車内外装部品、マイクや日用小物雑貨など、下地処理に大きな手間が掛からない塗装については通常通り一ヶ月~一か月半くらいの納期で対応可能です。

不都合をお掛けして誠に申し訳御座いませんが、何卒ご理解、ご了承の程宜しくお願い申し上げます。