audio-technicaマイク 本塗り

 先日色の確認を終えていたオーディオテクニカのボーカルマイクです。

 スペーサー的なアルミのリングは赤アルマイト仕上げになっていますので、表面を#120の空研ぎで足付け処理を行っています。角の部分だけ下地のシルバーが露出していますが、アルマイトの赤は塗装では無く不導体被膜=アルミ素材の一部なので足付け処理がされていれば大丈夫です(ただし固いのでちゃんとしたアルマイト被膜の場合は#400くらいでは歯が立ちません)。ダブルアクションサンダーを使うと角が丸くなってしまうので縦横斜めに傷が入るようにペーパーを入れています。

 ただし素地はアルミそのままなので、上塗りの前には金属用のプライマーが必要です。

 ベースコートを塗り、クリアーを塗って本塗り完了です。

色は予めラベンダー系の色見本を作製していて、今回はその中の内のこの二枚の中間にする事にしました。具体的には「白=88:バイオレット=  6:ブリリアントレッド=6」の配合比となります。

こちらがオーナー様からご指定頂いた色の画像で、今回採用した塗色は良い具合に表現出来ていると思います。

小さく開いた穴の奥にはボリュームがあって、そこもマスキングしてあります。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、数日寝かしたら完成となります。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!

NBロードスターヘッドカバー結晶塗装承ってます

先日到着しておりましたNBロードスターのヘッドカバーとそれに着く可変バルブ機構のパーツです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は、本体を以下ページにあるような鮮やかな赤の結晶塗装に、

ロードスターヘッドカバー 結晶塗装 完成

そして可変バルブ機構のパーツはパイプ以外の部位を艶消しのシルバー(クリアーを塗らない【激安コース】仕様)で承っております。

以下ページに同型部品の施工例がありますので宜しければご参照くださいませ。

NB2 Roadster Engine cover

 さらに今回は凹み文字部分の塗装もご依頼頂いておりまして、通常こちらは結晶塗装後に上から色を重ねますが、今回は先ほどの可変バルブ機構のパーツと同じくアルミ素地にシルバー(同じくクリアーを塗らない艶消し)を塗装します。勿論その間にはリン酸処理とプライマーの塗装を行います。

凹み文字のマスキングについては一応検討をつけていて、以前フェラーリのキーカバーで行った熱可塑性樹脂を埋め込む方法で挑んでみようと思います。

以下ページに作業詳細を紹介しておりますので宜しければご参照くださいませ。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2017/07/13/%E5%87%B9%E3%81%BF%E9%83%A8%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0/

ただし結晶塗装の場合は塗装直後に140℃程の熱を掛ける為、80℃程で変形する樹脂粘土が果たして耐えられるか、と言う点が少し心配でもあります。

もしくは凹み文字部に離型剤を塗って液状の樹脂をそのまま流し込む→固まったら取り外してそれをマスク型に使うと言う方法も出来るのでは?、と考えています。固まると数パーセントの収縮率があるリゴラックなら多分丁度良いと思うのですよね。何にしてもまずは先にそれらのテストを行いたいと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

VW GOLFルーフアンテナ塗装承ってます

 先日到着しておりましたVWゴルフのシャークアンテナです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

塗装するのは本体部で、色はVW純正色の「ディープブラックパールエフェクト」(カラーコード:LC9X)、クリアーは高品位なタイプの「のクリスタルクリアー」で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!