スターバックスタンブラー 下準備

starbucks13先日お預かりしておりましたスターバックスのステンレス製タンブラーです。

思った通り表面にはクリアーはコーティングされていなかったので塗膜の剥離作業は必要無く、足付け処理のみの作業で大丈夫でした。

starbucks4最初はダブルアクションサンダー#180で全体を研磨し、その後窪んだ個所は手掛け#320で足付け処理をします。

starbucks5この後一応リン酸処理も行いましたが、ステンレスには効きが悪く(SUSの場合はクロム酸系かと)、なので火炎処理(実際は恐らくCFS処理=火炎による化学的性質を利用した表面改質処理)も行っておきました。

starbucks6 画像だと見えないのですが、上の底部分には円形にカットしたマスキングシートを貼ってあります。

starbucks7そしてプライマー塗布完了です。

この後一旦熱を掛けて完全硬化させ、再度全体を足付け処理をしたらいよいよ本塗りです。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

CASIO Baby-G塗装 完成

gshock42 カシオのBaby-G FROGMANのベルト&ベゼルの塗装、本日完成となります。大変お待たせ致しました!

最初の状態も紹介しますね。

gshock元々は透明な素材だったのですが、経年で黄ばみが強くなっていて、塗装をご検討されている時に当ウェブサイトで紹介しているエヴァカラーのG-SHOCKの施工例を見てお問合せを頂きました。

gshock43 ただ前回はベルト部分にはクリアーは塗装せず、ただその後以前ご依頼頂いた方からのご報告やG-SHOCKの塗装を多く手掛けている方からのアドヴァイスを頂いて、今回は新たに塗膜の密着割れ耐久テストを経てこちらのベルト部分へのクリアー塗装も実現しました。また同じSTANDOXユーザーの方からもクリアーに入れる軟化剤の比率などについてもご案内を頂きまして、ご協力を頂いた皆さまにはこの場を借りてお礼申し上げます。

gshock44色はAUDIのAUSTERNGRAU(カラーコード:LZ7Q)なる塗色で、比較的粗いメタリックが 入っている為にコントラストが強く、撮影した画像だと明るく見える場合もありますが、実物はかなり黒っぽくて落ち着いた塗色になります。

gshock45 ベルト止め(輪っか)に関しては内側には多少色が飛ぶ程度に留めていますので、滑りも悪く無く良い感じに出来ていると思います(本塗り後にここについてもアドヴァイスを頂きましてその節は有難うございました!)。

gshock46 塗装の工程自体は通常の塗り方と同じく、クリアーは2コートしっかり塗っています。文字を埋めないようにするのであれば1コートで抑えておいた方が良いかも知れませんが、艶を考えるとやはり2コートは必要です。

gshock47 gshock48 ベゼルの裏側はベースコートのみですが、ベルトは裏側にもクリアーを塗ってあります。

gshock49 今回一応テスト用にと違うBaby-Gを用意していて、そちらでは裏表何度も強く曲げたり引っ張たりしましたが、塗膜は全くひび割れたり剥がれたりする気配はありませんでした。今後屋外に放置して暴露テストも行っていこうと思います。

gshock50ベルトは着けていませんが、とりあえず雰囲気だけでもと言う事で時計本体をベゼルに嵌め込んでみました。メタルの質感とガンメタが良い組み合わせになっていると思います。

それでは後程完成のお知らせをファックスにて差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スターバックスタンブラー塗装承ってます

starbucks2 先日到着しておりましたスターバックスのステンレス製タンブラーです。こちらは以前インプレッサのシフトパネルの塗装をご依頼頂いた方で、この度もご贔屓頂き有難う御座います!

スターバックスのタンブラーとしては初めての製品で、まるで錫の叩き模様のような意匠になっています。

starbucks13 今回のご依頼内容としては、タンブラー全体をスバル純正色の「プラズマブルーシリカ」(カラーコード:F9T)で、そしてSTARBUCKSのロゴを「STI Performance」への変更で承っています。

尚、ロゴの色先日新たに導入したSTANDOXの新色「JLM-906 」のシルバーでご指定頂き、またクリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っています。

starbucks1 ロゴに関しては元のSTARBUCKSの高さ5ミリを基準に、これらのロゴを高さ5ミリ~8ミリまで0.5ミリ刻みで幾つか用意しました。

starbucks それらを実際にプリントアウトし、良さそうなサイズを選びます。今回は高さが6.5ミリの物が丁度良さそうと言う事でこちらを採用する事になります。

starbucks3底の部分の塗装範囲に関しては、本来なら溝の部分で見切れば作業的には楽なのですが、それだと恐らく使っている内にフチに塗った塗装が欠けていってしまうので、今回は外側外周の「山」のプレスライン、エッジの部分で見切るように致します。方法としては多少オーバーコート気味に塗装するような感じで、最後に底面をポリッシュする事によって塗膜の段差を滑らかに仕上げます。これなら固いテーブルに置いても塗膜が接触すること無いので見た目も悪くならないと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も当店をご贔屓頂き有難うございます!

CASIO BABY-G 本塗り

gshock21 大変お待たせしました!カシオのBABY-Gの外装パーツ一式、無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

gshock9ちなみに本塗りまでに少々時間が掛かったのは塗膜の耐久テストを行っていたからで、詳しくはこちらの社外記で紹介しておりますので宜しければご参照くださいませ。

gshock22 下地処理はスコッチブライトとナイロンブラシをウォッシュコンパウンドと併用して全体を足付け処理し、#800相当の研磨副資材(アシレックスレモン)で全体を研磨、さらに細部はヘラなどを使ってしっかり傷を付けておきます。穴の中の側面部分も一つ一つ処理しておきます。

gshock23 良く乾かしたらシリコンオフで細部まで綺麗に脱脂し、本塗りの準備を行います。

gshock33 台に固定し、最終的な脱脂作業を行ったらプライマーを塗布します。

gshock24 ベゼルとバンド止めの内側は先にベースコートだけ塗っておきました。

gshock25ベースコートがテープフリーな状態になったら台に固定し、表側もプライマー&ベースコートを塗布します。

gshock26 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。

gshock27 クリアーは通常通り2コートですが、軟化剤を20%、シンナー希釈率はいつもの15%の倍の30%にしました。これにより完全硬化後に多少艶が引けた質感になる筈ですが、今回程のサイズなら気にならないレベルだと思います。それよりも極端に塗膜が厚くなって割れてしまうのを避けたい感じですかね。

gshock28 ちなみクリアーを1コートのみにしたり、「ドライコート+1コート」の方が艶引け等仕上がりが落ちる可能性が高いので私的にはその方法は殆どしません。1コート目からウェット!が基本と習いました(ただしDUPONTの頃ですが)。画像は表面です。

gshock29 ベルトに関しては前回は塗装割れのリスクを回避する為にベースコートのみに留めましたが、今回行った密着引っ張りテストの結果、問題無い事が判りましたのでベゼルと同様にクリアーを塗り込んでいます。画像は裏側です。

gshock30 色はアウディの AUSTERNGRAU(カラーコード:LZ7Q)なる色で、クリアーはクリスタルクリアーをベースに使っています。

gshock31 裏側です。

gshock32ベルト止めの内側はベースコートだけ先に塗ってテープで固定しています。クリアーは表側をメインに、内側は飛ぶ程度に留めています。

軟化剤仕様なので完全硬化には通常よりも時間を掛けますので(締まりきりが悪いのです)、他の依頼品に熱を掛ける時に何度か一緒に行ってしっかり硬化させてから完成としたいと思います。二週間くらいでしょうか。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

象印ステンレスボトル塗装 完成

zojirushi15大変お待たせしました!象印製のステンレスマグボトルの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

zojirushi元々ステンレス素地に直接トップコート(クリアーピンク)が塗られた状態で、当店に届いた時はこのように塗膜がベロベロと剥がれてしまっていました。

通常こういった既製品は買い直した方が安価に済むのですが、長く愛用されていた物のようで今回再塗装のご依頼を頂きました。

zojirushi16 ただし再塗装するにあたって、同じようにステンレス素地に直接色は塗れませんので(同じように剥がれてしまいます)、一旦下地にプライマー(グレー)を塗布し、その上に元の色と似た通常の2コートメタリックで塗装を施しました。

zojirushi17 ボトルには凸凹とした意匠が施されていますが、そちらも元の通りの見栄えに出来ていると思います。

zojirushi18蓋に関しては一部に凹みもあったのですが、そちらも軽めのハンマリングとパテ処理で補修しておきました。

zojirushi1一応最初の状態がこちらとなります。

zojirushi19 蓋のフチ、口があたる部分には黒いプラスチックがありますが、これは蓋の内側と一体構造となっている為外せません。と言うか外すのであれば外側のステンレス製カバーを取り外すような形になる筈で、恐らく無傷で取り外すのは難しいと思われますのでマスキングで対応しています。

zojirushi20 今回の塗色である「日産グランベリーピンク2M」(カラーコード:AX7)はパールは入っておらずメタリックのみの配合ですが、発色も綺麗で元の色よりも華やかな色味になっていると思います。使われているメタリック原色MIX812の粒子自体は余り大きく無く(丁度真ん中くらいです)、輝きの強い球体アルミなので、赤系の有彩色と組み合わさって柔らかい光の反射を演出してくれているのでは、と思っています。

zojirushi21旧塗膜と一緒に剥がれた底のシールは新たにABS板で作成して塗装し貼り直しておきました。

それでは後程完成のご連絡を差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!